青木一郎「水産資源の変動とバランス-魚種交替-」—公開講座「バランス」2008

東京大学公開講座「バランス」 バランスは、個としての人間、集団としての社会、人間の創造物、人類を取り巻く環境のいずれの領域においても、大切な役割を果たしています。けれども、そもそもバランスとはいったい何を意味するのでしょうか。私たちが日ごろなにげなく口にするバランスという言葉ですが、案外奥行きのあるコンセプトなのです。今回の公開講座では、さまざまな切り口からバランスの本質に迫ってみたいと思います。幸いなことに、東京大学は文系と理系の多くの専門分野の研究者がバランスよく組織された総合大学です。こうした東京大学ならではの企画をエンジョイしていただければ幸いです。英語のバランスには残高あるいはお釣りという意味があります。貴重な時間を割いて聴講された皆さんが、大きなプラスのバランスを手にし、満足されることを願いながら、今回の講座を企画した次第です。

青木一郎「水産資源の変動とバランス-魚種交替-」 その1

水産資源の変動とバランス-魚種交替- イワシ類、アジ類、サンマなどの海の表層を回遊する魚類 (小型浮魚)は世界の総漁獲量の4割近くを占め、我が国は世界の漁業生産において重要な位置を占めている。しかし、これらの魚類は地球環境の変化に敏感に反応し、資源量は大きく変動する。マイワシの漁獲量には20世紀になって1930年代と1980年代に2つのピークがある。このようなマイワシの漁獲量の変化は、同時期に太平洋を隔てた北米カリフォルニア沖や南米のチリ沖でも同様に起こっている。これは何か地球規模の環境変化が基本にあることを示唆している。 全3回の配信を行います。

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15:12

青木一郎「水産資源の変動とバランス-魚種交替-」 その2

水産資源の変動とバランス-魚種交替- イワシ類、アジ類、サンマなどの海の表層を回遊する魚類 (小型浮魚)は世界の総漁獲量の4割近くを占め、我が国は世界の漁業生産において重要な位置を占めている。しかし、これらの魚類は地球環境の変化に敏感に反応し、資源量は大きく変動する。マイワシの漁獲量には20世紀になって1930年代と1980年代に2つのピークがある。このようなマイワシの漁獲量の変化は、同時期に太平洋を隔てた北米カリフォルニア沖や南米のチリ沖でも同様に起こっている。これは何か地球規模の環境変化が基本にあることを示唆している。 全3回の配信を行います。

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19:21

青木一郎「水産資源の変動とバランス-魚種交替-」 その3

水産資源の変動とバランス-魚種交替- イワシ類、アジ類、サンマなどの海の表層を回遊する魚類 (小型浮魚)は世界の総漁獲量の4割近くを占め、我が国は世界の漁業生産において重要な位置を占めている。しかし、これらの魚類は地球環境の変化に敏感に反応し、資源量は大きく変動する。マイワシの漁獲量には20世紀になって1930年代と1980年代に2つのピークがある。このようなマイワシの漁獲量の変化は、同時期に太平洋を隔てた北米カリフォルニア沖や南米のチリ沖でも同様に起こっている。これは何か地球規模の環境変化が基本にあることを示唆している。 全3回の配信を行います。

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