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Author: ラジオ沖縄

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40年以上続く超人気番組。沖縄の「今」を沖縄の「言葉」で紹介します。

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2025年11月6日(木)琉球新報の記事から紹介します。担当は上地和夫さんです。 全国新聞社出版協議会が主催する「第11回ふるさと自費出版大賞」で、沖縄伝統ブクブクー茶保存会元会長の安次富順子さんの著書「ブクブク―茶 改訂・増補版」が郷土文化部門の最優秀賞に輝きました。沖縄から出版された本が受賞するのは初めてで、 審査員全員の一致により最優秀賞に選ばれたということです絶版となっていた前著を大幅に再編し、新たな調査研究の成果を書き加えた上で、去年12月に琉球新報社から改訂・増補版として出版されました。「幻のお茶」といわれたブクブクー茶の歴史や復興の道のり、道具や作法などを1冊にまとめたもので、安次富さんが特に力を入れたのは、関係者から募ったブクブクー茶に関する手記や、こつこつと取材した聞き取り記録の収録です。会長を務めた沖縄伝統ブクブクー茶保存会の会報に掲載した10年分の記録で、安次富さんの保存活動の集大成ともいえる内容になっています。安次富さんは「『ブクブクー茶を守りたい』という情熱を先輩方から受け取り、その思いを本に託したもので、今回の受賞で、協力いただいた方にお礼ができたと思う」と笑顔を見せました。その上で、「先人が残した正確な技術や作法を後世に残すために本書を活用してほしい」と思いを述べました。(了)
2025年11月5日(水)琉球新報の記事から紹介します。担当は上地和夫さんです。 子どもからお年寄りまで、それぞれのペースでランニングを楽しめる「海洋博公園エンジョイマラソン」が  来年1月18日に海洋博公園で開かれます。参加定員は1200人で、来月12月19日までの間、参加者を募集しています。大会コースは、海洋博公園の南側を走る3・75キロで、本部町内と海洋博公園を周遊しながらポイントを集め、商品が当たるウォーキングイベント「花咲く春の北部街道巡り」と同時開催しており、園内は色とりどりの花で彩られます。熱帯ドリームセンターもコースに含まれており、終了後にゼッケンの提示で、当日の再入場も可能となっています。幅広い世代から参加可能で、去年は最年少は0歳、最高齢は89歳でした。コスプレの参加者に海洋博グッズが贈呈される「パフォーマンス賞」も用意しています。コース内にはフォトスポットや、アトラクションが体験できる各種チャレンジスポットも用意しており、担当者は「小さなお子さまから、お年寄りまでみんなが楽しめるイベント。家族の思い出作りとして参加してほしい」と話しました。問い合わせは海洋博公園管理センターとなっています。(了)
2025年10月29日(水)琉球新報の記事から紹介します。担当は上地和夫さんです。フクギ並木が有名な本部町の備瀬区で、観光客向けのレンタル電動キックボードを巡り、一部の利用者が集落内を走行する上でのマナーを守らないことなどが要因で、地域住民から事故を懸念する声や苦情などが上がっています。ドラマや映画の撮影地にもなった備瀬のフクギ並木は、写真映えするスポットとして観光客からの人気も高い一方で、並木沿いには地域住民の家も立ち並んでいます。フクギ並木の散策路には、特定の区間でキックボードなどの乗り物から降りて通行することを求める看板が設置されていますが、一部の観光客は降りずにそのまま通行しています。区内に住む70代の女性は、「比較的若い人がスピードを出しがちだ。中にはスマートフォンで写真か動画を撮りながら走っている人もいる。危ないと思って見ている」と話しました。現状を改善しようと、9月に備瀬区と本部町、本部署が話し合いを持ち、ルール作りの必要性を確認しました。具体的な方針は定まっていませんが、区は事業者も交えて意見交換したい考えで、喜屋武区長は「フクギ並木は生活の場所でもある。走るなとは言いにくいが、まずはルールだけでも作りたい」と話しました。  (了)
2025年10月23日(木)琉球新報の記事から紹介します。担当は上地和夫さんです。大宜味村や東村を南限とする、国指定の天然記念物ヤンバルクイナが今年6月から7月にかけて、名護市源河で確認されていたことが分かりました。県が名護市源河に設置したカメラ数カ所で撮影されたものです。源河では2023年7月に初確認されていますが、その後確認例はありませんでした。県は、ヤンバルクイナの天敵のマングース防除対策について、ヤンバルクイナ分布の南限とされる大宜味村塩屋と東村福地ダムを結ぶ「SFライン」以南で重点的に実施してきました。 県自然保護課の担当者は「やんばる地域で20年以上、マングースの捕獲に取り組んでいる成果が出ている」と語りました。県と環境省は希少種回復実態調査のため、自動撮影カメラを75台設置しており、今回見つかったのは源河を通る県道14号の周辺です。どのカメラも写っていたのは1羽で、同一の個体かは分からないということです。8月以降の撮影データは現在調査を進めており、県自然保護課の担当者は「マングースの捕獲数に比例して希少種も増える。今後ほかの希少種でもヤンバルクイナと同様のケースが出てくるのではないか」と期待し、マングース防除に継続して取り組むとしました。(了)
2025年10月22日(水)琉球新報の記事から紹介します。担当は上地和夫さんです。 第67回県高校定時制通信制生徒生活体験発表大会が16日、宜野湾市民会館で行われ、県内の定時制・通信制課程で学ぶ生徒10人が学校生活を通じて感じ、学んだ体験などを発表しました。「逆境を力に」と題して発表したコザ高校4年の城間裕翔(しろまゆうと)さんが最優秀賞に選ばれました。城間さんは11月16日に東京で開かれる全国大会に出場します。城間さんは、中学1年の冬に急性リンパ性白血病と診断され左目を失明しました。不安を抱えて入学したコザ高校定時制で、学ぶ楽しさを知りました。「年齢も背景もさまざまな仲間たち。その多様さが、むしろ『ここにいてもいい』と思わせてくれた」と振り返りました。簿記やパソコンに挑戦し、卒業式での司会やバンド活動など「あの病室で絶望していた僕には想像すらできなかった景色」と充実した高校生活を送っています。自らの外見へのコンプレックスも、少しずつ乗り越えられ、「片目は見えない。でも、もう一つの目で、確かに『希望』は見えています」と力を込めました。城間さんは全国大会に向けて「病気と闘っている人だけでなく、いろいろな人に自信を持ってもらえるようにできたら」と話しました。    (了)
2025年10月16日(木)琉球新報の記事から紹介します。担当は上地和夫さんです。 再利用可能な電線などの買い取りの際の本人確認を業者に義務付ける改正古物営業法施行規則が1日、施行されました。銅線ケーブルなどの金属盗被害の全国的な急増を受けた措置の一環で、電線などの売却の際に身分証の提示などが求められるようになりました。これまで1万円未満の取引では本人確認が義務ではなかった電線、エアコンや電気温水器の室外機、金属製グレーチングについて、取引金額にかかわらず、本人確認を業者に義務付ける規定に改めました。 警察庁によりますと、去年、全国で認知された金属盗の被害は2万701件で、2020年のおよそ4倍にまで急増しました。背景には金属価格の高騰があります。材質別で最も被害が多い銅の今年の建値=生産業者が卸売業者に示す販売価格は、20年に比べおよそ2倍の水準まで上昇しています。一方、金属盗は県内でも増加傾向にあります。県警によりますと、去年の認知件数は57件と20年のおよそ4倍となりました。県内では電照菊農家の電線や、工事現場の配線といった銅線が盗まれるケースが多く、摘発件数も増加傾向にあります。県警は、一連の規制強化についてホームページで広報するほか、関係団体等へ周知を図っているとしています。   (了)
2025年10月15日(水)琉球新報の記事から紹介します。担当は上地和夫さんです。 JAF=日本自動車連盟沖縄支部はこのほど、今年の県内のチャイルドシート利用状況を発表しました。県内使用率は去年を0・5ポイント下回る53・5%で、4年連続全国最下位となりました。全国平均は去年の78・2%から82・4%に上昇した一方、県内は全国平均より28・9ポイント低く、全国の上昇傾向と逆行し着用が浸透しない状況が続いています。JAF沖縄支部と県警は5月10日、北中城村のイオンモール沖縄ライカムとイオン南風原店で6歳未満の乳幼児が乗車する車両202台に調査を実施しました。 支部によりますと、シートを設置した上でハーネスを着用しない「チャイルドシートにそのまま着座」の割合は16%から19・8%に増加しました。担当者は、誤った使用例で最も多いのは腰ベルトの締め付け不足とし「ベルトにねじれやたるみがなく、指が1本から2本入る程度が理想」と指摘し「ちょっとしたお出かけなら大丈夫と考えず、子どもが嫌がったとしても確実に使用してほしい」と呼びかけました。  (了)
2025年10月9日(木)琉球新報の記事から紹介します。担当は上地和夫さんです。 県内鶏卵価格が高止まりしています。JAおきなわの先月9月の鶏卵卸価格は前の年の同じ月に比べて1・2倍以上となり、キロ平均単価は前の年に比べて50円以上高い300円台後半まで上昇しました。去年、県外で発生した高病原性鳥インフルエンザの影響で、県外からの供給が減少したことに加え、同じく去年、県内の養鶏農家が飼育羽数を大幅に減らしたことなどが背景にあります。JAおきなわは「大阪万博などの大型イベントによる外食需要増や、8月から9月にかけての月見商戦なども影響した」と説明しています。県養鶏農業協同組合によりますと、去年、本島南部の養鶏農家が人手不足などを理由におよそ6万羽を減らしました。組合は「県内の養鶏農家の設備は老朽化しており、鶏を増やすには設備投資が必要となる。現在は卵が品薄で相場は良いが、この高値が続くとは見込めないため、農家は設備投資に慎重にならざるを得ない」と説明しました。また、今後の見通しについて「県外では鳥インフルエンザの影響から徐々に回復しているので、県内の鶏卵価格も年末ごろには落ち着くだろう」と述べました。  (了)
2025年10月8日(水)琉球新報の記事から紹介します。担当は上地和夫さんです。 知念覚那覇市長は1日の定例記者会見で、第55回那覇大綱挽まつりを11日から13日に、国際通りや国道58号などで実施すると発表しました。ギネス認定された全長およそ160メートルの大綱を引き合う「那覇大綱挽」は12日、国道58号久茂地交差点で行います。那覇大綱挽は午後2時45分から式典が始まり、綱寄せや支度寄せの後、午後4時25分に勝負が始まります。11日午後5時から8時半は、パレットくもじ前広場や国際通りで市民演芸フェスと伝統芸能パレードが行われます。 12日午前11時半から午後2時には、国際通りで旗頭行列があります。大綱挽に伴い12日午後2時半から午後7時まで国道58号の松山交差点から泉崎交差点までのおよそ700メートルで交通規制が行われます。知念市長は「世界一の大綱を世代や性別、国を越えて集まった人々が東西に分かれて引き合う光景は、まさに圧巻。その迫力と熱気を体感してほしい」と参加を呼び掛けました。                  (了)
2025年10月2日(木)琉球新報の記事から紹介します。担当は上地和夫さんです。 アメリカのテレビ界最大の祭典エミー賞で、ヘアスタイリング賞を受賞した石垣市出身のヘアメークアーティスト宮城万里子さんは、渡米から25年余りで快挙を成し遂げました。子どもの頃から映画好きの父・辰雄さんに連れられて映画館に通いました。日本大学芸術学部映画学科に進み、メークの仕事を知り興味を抱き、ヘアメークの道へ進むことを決意しました。「父の期待に反したかもしれない」と宮城さんは振り返ります。受賞したテレビドラマ「ザ・ペンギン」は、ヘアスタイリストのブライアン・バディさんをリーダーにチーム3人で取り組みました。 バディさんから学ぶことも多く「才能と同時に温かさがある人で、私も彼のようなヘアスタイリストになりたいと新たな目標ができた」と話します。これからは沖縄の後輩たちに講演活動などで道を開いてあげたいという宮城さん。「うちなーんちゅは世界に誇れるものをいっぱい持っている。優しさ、おおらかさと忍耐強さに加え、コツコツ好きなことにエネルギーを注げばおのずと道は開ける。人と自分を比べずに自信を持って、何歳になってもいろんなことに挑戦してほしい。私もそうする」と明るい笑顔で語りました。 (了) 
2025年10月1日(水)琉球新報の記事から紹介します。担当は上地和夫さんです。 今月9月3日から15日まで東京都の国立新美術館で開催された「第109回二科展」で、二科会会員の琉球大名誉教授 西村貞雄さんが彫刻部の最優秀賞にあたる文部科学大臣賞を受賞しました。二科展で沖縄からの最優秀賞受賞は初めてで西村さんは「沖縄で彫刻に携わる人たちの励みになれば」と喜びを語りました。作品タイトルは「不安と対話」で、2つの球体の中に向き合う人物や流動的な波や風を配し構成した彫刻作品です。西村さんは「気候変動による災害や戦争など不安を感じることが多い情勢の中で必要なのは対話。それを造形的に思案した」と解説します。万国津梁館の小渕恵三元総理大臣像など、これまで人物像を中心に制作してきましたが近年は今回の受賞作のような抽象作品に取り組んでいるということで、「余分なものをはぎ取っていく中で、のっぴきならないものが形として残る。何を形として表現するか問われるところが面白さ」と語ります。1914年の二科展開催以来、全部門を通じて初の県内からの最優秀賞受賞となることについては「思いがけない受賞で恐縮だ」と話しつつ、「二科展の存在を知ってもらう機会になれたらうれしい」と思いを語りました。(了)
2025年9月25日(木)琉球新報の記事から紹介します。担当は上地和夫さんです。名護市と今帰仁村で、去年5月から今年9月にかけてキク農家が電照用に使う電線の盗難が相次いでいます。中にある銅線を狙っているとみられます。資材高騰の影響を受ける中での被害に、農家らは悲鳴をあげています。名護市仲尾でキクを栽培する50代男性は今年6月上旬、次期の栽培準備を始めた直後におよそ50メートルの電線3本が盗まれ、「去年も別の畑で同様の被害を受けた。またかとワジワジーした」と語気を強めました。被害額はおよそ20万円で、農業用の資材価格が2割ほど高騰している中、大きな打撃です。農家らが加入する収入保険では資材盗難は適用されず「泣き寝入りするしかない」と言うことで、「夜も畑を見回っていて、毎日気が休まらない」と話しました。農家らは今年6月から、被害を防ぐために防犯カメラや看板設置、見回りパトロールなどの取り組みを本格的に始めましたが限界があるということで、「雑草が生い茂る遊休地の隣の畑は人目につかず被害に遭いやすい。遊休地解消などを含めて行政の力も借りたい」と訴えました。今年は、銅を使った電線や廃材などを狙った被害のペースが速いということで、警察は夜間パトロールの強化や防犯対策を呼びかけるなど対応をしています。        (了)
2025年9月24日(水)琉球新報の記事から紹介します。担当は上地和夫さんです。 松くい虫被害が深刻化していた久米島町の国指定天然記念物「久米の五枝のマツ」が枯死と判断され、県は指定解除の手続きに入る「滅失届」を19日までに文化庁に送りました。解除は早くても来年度以降となる見通しで、樹木の国指定天然記念物の登録解除は県内で初めてとなります。町によりますと、専門家が枯死と判断しました。指定解除後に伐採を予定していますが、状況次第では解除前の可能性もあります。五枝のマツは、1839年に植えられた記録が残る琉球松です。高さはおよそ6メートルで、地をはうように枝がおよそ250平方メートルに伸びる荘厳な姿が特長です。1997年7月28日に国の天然記念物に指定されました。五枝のマツは6月に松くい虫被害の被害で一部が赤褐色に変色していることが確認され、その後、急速に被害が広がりました。町ではこれまでに薬剤の樹幹注入などを実施してきましたが、複雑な樹形であることや樹齢およそ200年の老木のため、薬剤が効果的に行き渡ることが難しかったとみられます。(了)
2025年9月18日(木)琉球新報の記事から紹介します。担当は上地和夫さんです。県内の高齢者の外出がマイカー頼りの現状が、県が実施した「高齢者の生活状況調査」でも改めて明らかになりました。外出時の移動手段に「自分で運転する自動車」を挙げた人は、65歳以上で63・2%となり、内閣府の全国調査より16ポイントも高くなっています。一方で「自転車」「徒歩」は全国に比べて極端に少なく、外出の目的は全国と同じく「買い物」が最多でしたが、「通院」は41・2%で、全国よりも28ポイントも低くなっています。外出頻度の多い高齢者は「自分で運転する車」が移動手段で、外出を「ほとんど毎日」とした回答者のうち82・3%が移動手段に「自分で運転する車」を挙げました。外出頻度が減ると「家族などの運転する自動車」が増え、「月に1回から2回」の場合、「自分で運転」は28・6%、「家族が運転」55・8%となります。運転者は変わっても外出がマイカー頼りなのは変わらず、超高齢化社会に備え、ほかの外出手段の整備が求められます。(了)
2025年9月17日(水)琉球新報の記事から紹介します。担当は上地和夫さんです。りゅうぎん総合研究所は9日、今年2月に県内で開催されたプロ野球春季キャンプの経済効果が前の年に比べて26・0%増加し過去最高の224億2100万円だったと発表しました。過去最高の更新は2年連続です。キャンプ期間中の延べ観客数はおよそ43万9千人で、このうち県外客が12万人と過去最多で、多くの消費を喚起したほか千葉ロッテがキャンプを行う糸満市の屋内運動場建設、阪神2軍がキャンプを張るうるま市のサブグラウンドの全面改修など施設整備費用が大幅に増加したことなどが経済効果を押し上げました。キャンプ関連の直接支出額は宿泊費が48億7100万円と最も多く、次いで飲食費が31億800万円、土産品・グッズ購入が24億6200万円と続きました。りゅうぎん総研の我謝(がじゃ)和紀(かずき)上席研究員は、設備強化や消費行動の促進、交通問題の解消の3点を提言した上で「1人当たり消費額を伸ばすことが経済効果拡大につながる。県外客の滞在日数増加や近隣観光施設への誘客などの取り組みが重要になる」と指摘しました。           (了)
2025年9月11日(木)琉球新報の記事から紹介します。上地和夫さんです。「第70回沖縄全島エイサーまつり」が12日から14日まで沖縄市のコザ運動公園陸上競技場などで開かれます。1956年、コザ市の誕生と同じ年に開催された「全島エイサーコンクール」がその始まりでした。当時のコザ市は、軍用地の接収を巡りアメリカ軍と県民の間で対立が起きた島ぐるみ闘争や住民運動に対するアメリカ軍の経済的な対抗措置とも言える「オフリミッツ」が行われるなど混迷を極めていましたが、当時の大山朝常コザ市長は「自分たちの町として市を活性化するためには若者のエネルギーが必要」と考え、全島エイサーまつりを企画していたということです。第1回からエイサーコンクール形式で開催されましたが、青年会から順位に不満の声が上がるなどトラブルが頻発。77年の第22回から「全島エイサーまつり」の形式に変更になり、今や県を代表するイベントに成長を遂げました。「沖縄全島エイサーまつり」は初日の12日午後7時からは、沖縄市の胡屋十字路周辺で「道ジュネー」が行われ、中日の13日は午後3時から、第47回「沖縄市青年まつり」が開催されます。最終日の14日午後2時半からは本祭が開催され、大トリは沖縄市の園田青年会が務めます。  (了)
2025年9月10日(水)琉球新報の記事から紹介します。担当は上地和夫さんです。 ハブ関連の通報が1年で600件以上寄せられる県警。沖縄の警察官として必須の捕獲技術を習得しようと、県警察学校は3日、初任科長期課程生を対象にハブの捕獲訓練を実施しました。訓練を前に、ハブの種類や特徴などを学ぶ講義も実施し、本島にはハブ、サキシマハブ、タイワンハブ、ヒメハブの4種が生息し、それぞれ模様や体長が異なることなどを学びました。訓練では生きたハブとヒメハブをかごから外に出して観察した後、毒のないアカマタで捕獲器の使い方などを学びました。ハブを捕獲する際、頭から見て体長の3分の1程度を捕獲器の先でつかむ必要がありますが、素早く動くアカマタを前にした生徒らは、後ずさりしたり、尻もちをついたりと苦戦しながらも捕獲に挑んでいました。ハブを初めて見たという生徒は「動きが速く、難しかった」と話し、別の生徒は「怖かった」と驚きを隠しませんでしたが、2人とも「今回の訓練を生かしたい」と意気込んでいました。訓練の講師を務めた県衛生環境研究所主任研究員の寺田考紀(てらだこうき)さんは、特に9月から11月に被害が多くなるとして「見つけても近寄らず、通報してほしい」と呼びかけました。              (了)
2025年9月4日(木)琉球新報の記事から紹介します。担当は上地和夫さんです。那覇市が管理・運営し、市の歴史や文化を発信してきた那覇市歴史博物館が8月31日、2006年から19年にわたった歴史に幕を下ろしました。那覇市のパレットくもじ4階にある博物館では午後7時から閉館セレモニーが開かれ、集まった大勢の市民や関係者らが別れを惜しみ、午後7時20分すぎにシャッターが閉まると、市民から「ありがとう」の声や指笛が飛びました。那覇市歴史博物館は、尚家22代当主の故・尚裕氏が1995年、那覇市に尚家関係の文書などの文化財を寄贈したことを契機に2006年7月に開館しました。文化財の一部は国宝にも指定されており、セレモニーであいさつした古謝玄太副市長は、「『駅から5分の国宝』をキャッチコピーに市民・県民をはじめ国内外の多くの皆さまにご愛顧いただいた」と振り返りました。市所有の文化財は、県が整備を進める首里の中城御殿跡地御内原エリアに来年以降に開館予定の新しい博物館に移します。2009年から2012年まで館長を務めた那覇市の我謝幸男さんは「19年間、この場所で市の歴史を伝える役目を果たしてくれた文化財が、あるべき場所に帰っていくことになる」と感慨深げに語りました。   (了)
2025年9月3日(水)琉球新報の記事から紹介します。担当は上地和夫さんです。総務省がこのほど発表した昨年度のふるさと納税寄付額によりますと、沖縄全体では県と41市町村の合計が前の年度に比べて11・4%増の165億7400万円となりました。19年度との比較ではおよそ2・5倍に達しています。返礼品の調達経費や寄付の流出による減収額、国からの補てんまでを加味した「実質収支額」を算出すると、宜野湾市と渡名喜村を除く39市町村が黒字となっています。昨年度の受け入れ額、実質収支とも上位3自治体は恩納村、石垣市、宮古島市となり、全国的にも知られる人気観光地が独占しました。 県市町村課によりますと、全県的に返礼品の数自体が増え、特に観光地の自治体ではホテル宿泊券、ペイペイ商品券など現地決済型の返礼品が呼び水になっています。一方で、人気の返礼品に寄付が集まることで、苦戦を強いられる自治体もあります。昨年度の実質収支は宜野湾市と渡名喜村で赤字でした。宜野湾市の実質収支の赤字は3年連続です。市企画政策課は寄付額が伸び悩む要因として、自治体によってホテルの立地や、知名度がある特産品を持つ事業者が所在する状況に差があることや、市内がほぼ市街化区域で返礼品となる農産物が少ないことを挙げています。                      (了)
2025年8月29日(金)放送回担当は赤嶺啓子さんです琉球新報の記事の中から紹介します。沖縄市文化協会しまくぅば部主催のしまくとぅば講座が7月から8月にかけて市社会福祉センターで開かれ、20人余が受講しました。講座は「使てぃ残さびら しまじまの言葉」を合言葉に実践普及が目的で、初心者を対象にした全5回の講座となっています。しまくとぅばによる自己紹介、地名や人名の表現、日常会話、紙芝居、沖縄のわらべ歌のほか、最終回には琉歌の手ほどきを学びました。講座の後のアンケートで「優しく聞こえる」「言葉に心がある」「聞いて感動した」「使ってみたい」など、多様な感想が寄せられました。講師は「ハイサイ、ハイタイのあいさつや、いただきます、ごちそうまなど、生活や暮らしの中で簡単な単語から意識的に使っていくことが大切」とアドバイスしました。
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