Discover残間光太郎の"闘うものの歌が聞こえるか"「働き甲斐」改革ノベーション(1645回)
「働き甲斐」改革ノベーション(1645回)

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Update: 2025-10-23
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一橋大学大学院経営管理研究科特任教授の名和高司さんの言葉に、深く共感しました


曰く

"部下を持った人であれば、部下のモチベーションを上げることも大切だ。"


"まず「志、目的」(Purpose)に火をつける。すると、「やらされ仕事」だったものが、「自分事」になり、「一歩踏み出す」(Pivot)勇気が内側から湧いてくる。


 そうなると、WorkはLifeの一部となるので、Work Life Balanceなどという課題そのものがなくなってしまう。


「働き方」改革ではなく、「働き甲斐」改革こそが、本来目指すべき姿である。"


ここから私は思いました

1、トレードオフ、Why not yet

2、アウフヘーベン

3、真の課題の探索


1、トレードオフ、Why not yet

イノベーションプロジェクトをやる際には、こちらを立てればこちらが立たずなトレードオフや、これまでたくさん施策を打ってきたのに何故今でも解決に至っていないのか?のWhy not yetを意識して課題設定をしてもらうのですが


ワークライフバランスやメンタルヘルスの話も、少ない働く時間で成果を最大化しなければならないトレードオフや、メンタルヘルスにかかる人がまだまだ増えている状況のWhy not yetがある分野なのかもしれないなあと思いました


コンサルタントの山口周さんが言われているとおり、これからの時代は課題が必ずしも明確ではなく、新たな課題をみつけることが大切との、まさにアジェンダシェイパーな分野かと思いました


2、アウフヘーベン

トレードオフのように対立する二つの概念を、両方とも否定せずに第3の道を見つけるのが、ヘーゲルさんの言われたアウフヘーベンだとすれば


ワークライフバランスやメンタルヘルスのこの課題を解く鍵として、名和さんの言われている、働き方改革ではなく、働き甲斐改革との考え方は、目から鱗が落ちるような、まさにアウフヘーベンなのではないかと思いました


これまでの時間というトレードオフの課題の捉え方に対して、第3の選択肢として、時間ではなく、モチベーションを高める、生き甲斐をどうビルトインするか、それこそが第3の選択肢、働き甲斐改革、なのかなあと思いました


3、真の課題の探索

アジェンダシェイパーとは、きっとこのような考え方で、従来言われ続けているけど実は解決してしていない課題や、みんなが慣れ親しんでしまって課題と捉えることを忘れてしまったこと、そんなところにこそ、本当の真の課題は何なのか?という疑問を持つことだと思いました


今の社会課題と言われていることには、このようにアウフヘーベンや、ラテラルシンキングで、そもそも何が課題なのかの、真の課題を掘り下げるところに、新たな課題と解決策への道筋が見えてくる


そんな風に思いました

ということで一言でいうなら


「働き甲斐」改革ノベーション


感動しました

そんな話をしています


参考:本:コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法 2018年7月15日 初版第1刷発行 著者 名和高司 発行所  株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン


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