【楽曲解析】Filamentのプロジェクトを分析 part1
Description
Arcaeaに提供した楽曲「Filament」のプロジェクトを細かくお見せしたいと思います。作曲や音作りの参考にしていただければ幸いです。part1ということでイントロ部分を中心に分析していきます。
Puru – Filament
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Piano
特に変哲のないピアノパートです。下から二つ目の音は7度でもいいかなといま改めて思ったり。
Am9→GM9→CM9
ピアノ音源は私愛用のAbleton付属のGrand Pianoです。低音がすごいくっきり出ます。
Drums
こちらも超シンプルなドラムパートです。キック・ハット・クラップの3パートです。サンプルならべてるだけです。
Sub Kick
序盤だと一番特徴的なパートです。外部エフェクターでも音を変えていて、元のシンセの音はこちらです↓。
シンセの音作り
Sylenth1で作っています。シンプルなSine波で、頭だけPitchを上げてキックのアタック部分を作っています。
そこにSylenth1内臓エフェクタ「DISTORT→Decimate」をかけ、ポルタメントも少しかけています。
シンセ側での音作りはこの程度で、下記外部エフェクタ群で音圧やトーンを調整しています。
MIDIノートで1~2オクターブ上下させてフレーズ作っているのもポイントです。
プリセットはこちらで配布しています。(支援者限定)
エフェクタ
オーバードライブ→アンプ→コンプ→EQ→リミッターという流れになっています。
・オーバードライイブ・アンプ→音をひずませて音圧を上げて、ひずみ等で音のトーンを調整して音作りしています。
・コンプ→なんとなく潰してます。
・EQ→中音域のブーストと、低音域を削ってバランスをとっています。
・リミッター→突出しているアタックをとっています。
別でベースのバストラックでMBコンプやサイドチェインをかけております。
簡単に言うとドライブとアンプで音色やトーンを整えて、EQでは低域のバランスを調整しているだけになります。
Chord Stab
少し特徴的な音になっていますね。
まずフィルターのレゾナンスを高めに設定し、Chorusで音を揺らすことでこの音の雰囲気を出しています。アタックはごく短いピッチエンベロープで作っています。(アタックの作り方の解説はこちら)
音ゲー用に手数増やすためにも16分で刻んで、オートメーションでフィルターを動かせばStabパートの完成です。
こちらも同様にプリセットを配布しています。(支援者限定)
続きは次回!
今回の記事は面白かったでしょうか?
この音詳しく見たいとかあればコメントにておねがいします!
▼part2
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