#08-3 エンブレム問題が教えてくれた、言葉を発することの大切さ | 長嶋りかこさん〈3/4〉【デザインの手前】
Description
言葉が苦手だからデザインをしている/全然言葉を発しない子どもだった/視覚言語との出合い/どう伝えるか・何を伝えるか/つくったものを友達に紹介できない/デザイナーにとっての言語化とは?/作品に比べて言葉が遺っていない/建築家はよく喋る/「暮しの手帖」の花森安治/デザインの先に社会がある/当事者不在のデザイン会議/契機となったトークイベント/言葉と言葉が響き合う/葛藤や違和感を言葉にしていくこと/言葉を持たないデザイン業界への失望/権威や経済に寄り添い過ぎた/そして権威だけが残った/エンブレム問題から学んだこと/カタチと言葉を行き来する etc.
■プロフィール
ゲスト
長嶋りかこ(グラフィックデザイナー)
1980年生まれ。2003年武蔵野美術大学視覚伝達デザ イン科卒。2013年に自身のデザイン事務所 village®︎ を設立。ビジュアルアイデンティティデザイン、サイン計画、ブックデザインなど、視覚言語を基軸としながら活動し、対象のコンセプトや思想の仲介となって視覚情報へと翻訳する。これまでの主な仕事に「札幌国際芸術祭“都市と自然〟」 (2014)、「 東北ユースオーケストラ」(2016-)、「アニッシュカプーアの崩壊概論」(2017)、ポーラ美術館の新VI計画 (2020)、ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館「エレメントの軌跡」(2021)、「Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 12122020」(2021)など。また、各仕事においてマテリアルのセレクトにて環境負荷の低減を探り、気候危機に関心を寄せた活動をする。 2018年に出産し、育児とデザインの仕事の両立の困難さから見えてくる社会への眼差しを綴った初の著書『色と形のずっと手前で』をvillage®︎ の出版部門である村畑出版より出版。(書籍販売サイト▶ https://villager.theshop.jp/items/87231327)
パーソナリティ
原田優輝(Qonversations·編集者)
株式会社カンバセーションズ代表。編集者/ライターとして活動する傍ら、「問い」をカタチにするインタビューメディア「Qonversations」や、地域と地域をつなぐインターローカル·プロジェクト「◯◯と鎌倉」などを主宰している。
山田泰巨(編集者)
『商店建築』『Pen』編集部を経て、2017年よりフリーランス。建築、デザイン、アートなどを中心に、『Pen』『Casa BRUTUS』『ELLE DÉCOR JAPON』『Harper’s BAZAAR』『madame FIGARO japon』などで編集·執筆。展覧会の企画や図録制作などにも携わる。
■関連リンク
長嶋りかこ
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色と形のずっと手前で
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田中一光
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暮しの手帖
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花森安治
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世界デザイン会議
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WDO 世界デザイン会議東京 2023
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福岡南央子
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表現と政治
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惣田紗希
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平山みな美
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東京五輪
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■ 全文文字起こし(画像アリ)
https://designnotemae.substack.com/p/34-014
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■「デザインの手前」とは?
デザインという領域に関わる編集者2人が、多彩なクリエイターをゲストにお招きし、デザインの本質的な価値やこれからの可能性についてお話ししていくトークプログラム。さまざまな切り口で、ゲストそれぞれの「デザインの手前」についてお聴きします。