#130【通史】世界史⑥東アジア文化圏の形成と発展32:南宋その2
Update: 2025-09-14
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教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第116回目は東アジア文化圏の形成と発展「南宋その2」【オリジナル基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。
◇オリジナル基本文
「宋」は、外交ではこれまでにない屈辱を受けたが、経済的には大きく発展した。国家による都市への商業統制が廃止され、城外では草市が開かれ、大量の銅線や紙幣(北宋時代は交子、南宋時代は会子)が流通する。輸出もさかんになりジャンク船を用いて商人が活躍した。
農業は臨案を拠点にして江南の開発が進んだ。干拓地の拡大、成長の早い占城稲の普及により長江下流域の開発が進み「蘇湖(そこ)熟すれば天下足る」と言われるまでになった。
唐代末以降に増えた形勢戸と言われる新興地主層が、収穫物の半分ほどの小作料をとって佃戸に耕作させていた。
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