Discover漢詩歳時記「春夢」岑参
「春夢」岑参

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Update: 2017-04-06
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春の気配が濃くなってきました。北京は最低気温が氷点下になることはなくなり、最高気温は20度近くまで上がる日もあります。晴れて風のない日の日中は、東京と同じか、東京以上に暖かいかもしれませんね。それでも、用心深い北京の人は、まだ冬用のブーツを履いている人もいます。寒い間は、ついつい背中を丸めて足元ばかり見て歩いている間に、街路樹は春の装いに変わっていました。楊樹と呼ばれる北京の街路樹、ポプラの一種ですが、枯れ枝にいつしかミノムシのようながくが付き始めました。これが落ち尽くすと若い芽が顔を出します。そして、北京の春の風物詩、白い綿毛の柳蕠を飛ばすのです。公園の池の厚かった氷もすっかり溶けて、柔らかい日差しを受けてキラキラしています。春の装いに着替えているのは、花だけではないようです。さて、今日は前回と同じ岑参の作品を紹介します。「春夢」です。作者、岑参は盛唐の詩人。湖北省の人。湖南省出身と言う説もあります。
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