イエスのもたらした変革シリーズ(96) 墓の封印
Update: 2021-03-07
Description
「私と一緒に最高の景色を見に行かないか?連れて行ってあげるから。」-こんな風に見知らぬ人に誘われたら、あなたならどうするだろう?危険極まりないと一蹴するのか、警戒しながらも付いていくのか、はたまた完全に信頼しきって喜んで付いていくのか?これはイエス・キリストを信じるのか、信じないのか、という人生の究極的な決断と重なる。
私たちは「土曜日の世界」に生きている。イエスが死を征服し、永遠の勝利を打ち立てた「日曜日の朝」は、完全にはまだこの世界に到来していない。この世はまだ、苦しみや悲しみで満ちている。それでもイエスが約束された完全な勝利を信じ、「土曜日の世界」で「日曜日の朝」を生きるのなら、それこそが信仰の歩みである。
信仰にはパラダイムシフトが必要だ。この世で「正しい」「良い」とされていることは、本当にそうなのだろうか?イエスの復活を信じ切れなかった弟子たち、祭司長やパリサイ人は、「土曜日」にしか生きることが出来なかった。
「イエスの物語」は十字架でおしまいだったのではない。祭司長たちは墓を厳重に封印してまで「イエスの物語」を終わらせたかった。しかし、神の用意したストーリーは敵の妨害をもってして、かえって打ち消すことの出来ない復活の真理をクライマックスにもっていく。
私たちは自分たちの力で「土曜日」を「日曜日」に変えたり、早めたりすることは出来ない。「土曜日」でも神の手は休みなく、そのご計画の成就のために働いている。私たちは生活の背景に溶け込む神の見えざる手を信頼し、自分のなすべきことに忠実でありながらも忍耐して「日曜日」を待ちたい。そうすれば、「土曜日」に生きながら主と共に「日曜日」の勝利を祝うことが出来るのだ。
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