Discover96bit-music曲のベースを3割増しカッコよくできるのは!Legendと Mini V3どっち?
曲のベースを3割増しカッコよくできるのは!Legendと Mini V3どっち?

曲のベースを3割増しカッコよくできるのは!Legendと Mini V3どっち?

Update: 2019-12-23
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Description

Moogはアナログシンセの王様です。


大地を揺るがす低音と世界を切り裂く高音は


まさにキングオブキングです。


1音出せば権威と威圧感で張り付く音の存在感の前に


DTMer国民はすべて頭をさげます。


 


DTMerの多くがその太さを欲して一度は使うMoogのベース音


しかし実機を使える人、そしてそれを持つ人は少なく、


多くの人がエミュレーターで胸の内を満足させています。


 


さてそのエミュレーターですが、


有名なのはSYNAPSEのLegend、そして私が大好きなArturiaのMini V3(以下Mini V3)です。


 


正直「どっちが本物っぽいの?」という疑問をもつことが多いソフト音源ですが、


もし本物を求めるならばエミュレーションをやめた方がいいです。


どちらも本物にはなれません。


 


しかし「どちらが自分の曲のベースをめちゃめちゃかっこよくしてくれるのか?」という問であれば


今回のテストは良い参考になるかもしれません。


何をもってかっこよさとするのか?


moogベースの良さとは何かを考えたときに


やはり思いつくのはフィルターです。


 


音色が太いだけがかっこよさではありません。


 


フィルターの開き具合から出てくるオシレーターの音を


どう捉えることができるのかがかっこいいMoogベースの作り方と言えます。


 


そのフィルターの効き方にスポットを当てることで、


ベースラインの見え方を考えて、どちらがかっこいいラインを作れるかどうかを


考えていきたいと思います。


legendってどんなソフトシンセ?


Legendについてこちらで詳しく買いているので参考にしてみてください。


コスパもサウンドも最強!MOOGエミュレーションTHE LEGENDの魅力


legend はmini moogのエミュレーションとしてSYNAPSEという会社が作りました。


音も太く、存在感のある音色と裏パネルによる音作りがArturiaのMiniシリーズとは違い


ファンが多いソフトシンセです。


巷ではmoog bass pluginなんていう呼ばれ方をしてる人もいますが、


それほどmoogのベースは存在感を求められているということです。


Mini V3とLegendの違い


発音数


同じMiniMoogのエミュレーションですが、音作りは実機を遥かに凌げます。


Legendが同時発音数がMAX 4音に対して 3OSCに4音なので12VCO


Mini V3は同時発音数が最大で32音になります。 3OSCに32音なので96VCOということになります。


 


もうこんな発音数を選択できる時点で真の王族直系ではないですよねw


やろうと思えばMini V3はMemory Moogのエミュレーションも可能になります。


オシレーターの種類


Mini V3は実機のMiniMoodと同じオシレーターで






左から、


三角波、三角ノコギリ波、


ノコギリ波(SAW UP)


矩形波 1、


矩形波 2(パルス幅 25%)


矩形波 3(パルス 幅 10%)


オシレーター3 は三角ノコギリ波の代わりに SAW DOWNが使われています。



Legendの場合はすべてのオシレーターにノコギリ波SAW DOWが装備されています。







ミキサーとフィルターについて


ミキサーについてLegendにはFEEDBACKがついていて音の太さを調整できるような使い方が可能です。


フィルターについても本来実機のMoogはLPFの24Poleですが、


フィルタータイプを切り替えられたり、LPFの他にBPFも装備しています。


 


そしてフィルターエンベロープとアンプエンベロープにもリリースが装備されています。


(本来のMoogにはリリースというつまみはありません)


 


結構チート感がありますw


謎の復活の呪文を打ち込んで最初から結構の武器を装備しているみたいなもんです。


それに対してArturiaはあくまで生粋のレベル1からの音作りをすることになります。


小学生同士なら「ずっこいやんけ!」と喧嘩になるかもしれませんw


 


同じパラメーターならどんな音の違いになるのか?


比較するときに一番てっとり速い方法はスーパーで買物をしているおばちゃんに聞くことです。


 


「ほなあんたおんなじもん食べ比べてみたら一発やんか」


ということです。


 


LegendとMini V3はまったく同じパラメータではないので


完璧に揃えることはできませんが、収容パラメーターは同じにして比較してみます。


 


両者共通


オシレーター1 三角波 RANGE8


オシレーター2 のこぎり波(UP SAW)RANGE16


ミキサーフリボリューム10


フィルターセクション


 


FILTER


CUTOFF


Legend  264Hz


Minii V3  264.4Hz


REZONANCE 両者0


ENV AMT 


Legend 6.95


Minii V3 69.6%


FILTER ENVELOPE


Legend


A 2ms D112ms SUSTAIN 0 RELEASE 2ms


Mini V3


A 1.94ms D110.80ms  SUSTAIN 0


LOUDNESS CONTRUR(Legend名AMPLIFIRE ENVELOPE)


Legend


A 2ms D 1.2s SUSTAIN 10 RELEASE 0


Mini V3


A 1.96ms  D 1.22s S 10.0


ボリュームに関してはDeayのポイントが均一になるようにしています。


Legend


VOLUME 4


Mini V3


VOLUME 12.73dB


Legendに関しては背面パネルでの音作りが若干可能ですが、


できるだけ0にしています。




Legend



Mini V3



 


全然違いますw


スーパーで買い物しているおばちゃんにこれを言ったら


「ほなあんた好きなほうこうたらよろしいやん」としか言えませんw


 


冗談はさておき、フィルターの開閉がまったく違います。


さてここで「どっちのフィルターが正しいのか?」という疑問が出てきます。


 


ということで、次は他のフィルタープラグインを使って調べてみたいと思います。


Mini V3のフィルターCUT OFFのポイントを調べる


Fab Filterをつかって26.4HzまでHighCutを入れてみます。


(基本的にはLPFもHighCutもやっていることは同じです)


FF Pro-Q3


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