気候ポッド 第39回 ~ 寿司食えねェ!
Description
今回のネタは、寿司ネタです。
ややこしいな。今回のテーマは、寿司ネタです。
温暖化と高齢化でわさびがヤバいというロイターの英文記事 (その後日本語記事も出ました)を読んだところから、まずはわさびの話をしようかと思ったのですが、わさびといえば寿司、ということで(ロイターの記事ではそば屋さんが出てきていますがサクッと無視)、ちょっと調べてみると、寿司もヤバいということで、今回のネタは、寿司ネタになりましたとさ。
数年前から、ユーグレナと銀座久兵衛が海洋の生態系への地球温暖化の影響を知ってもらおうと『寿司が消える日』というコラボキャンペーンを行なっています。
取りあげられている魚介類は9種で、それぞれが消える日は以下のようになっています。
- いかなご:2035年6月30日(土)
- しゃこ:2041年11月30日(土)
- さけ・いくら:2049年12月17日(金)
- 帆立(ほたて):2068年8月31日(金)
- 雲丹(うに):2073年8月31日(木)
- 鮑(あわび):2080年10月1日(火)
- 平目:2089年3月31日(木)
- 真鯛:2094年6月30日(水)
- ずわいがに:2098年5月31日(土)
公式サイトにはなぜ消えてしまうのか、原因についても触れているので、ぜひチェックしてみてください。
シブがき隊の『スシ食いねェ!』に出てくる寿司ネタの半分近くが2100年までに食べられなくなるかもしれないんですね。
温暖化は食文化にも大きな影響を与えます。つい先日にはカツオにも影響が出ているというニュースをやっていました。カツオはだしにも使われているので、和食の味が変わっちゃうかもですよ。
食文化といっても、食べる側の人だけが影響を受けるわけじゃありませんよね。私たちは、他の食べ物で栄養をとる、おなかを満たすという選択ができますが、食べ物を提供する側、寿司だったらお寿司屋さんやその他の飲食業だけでなく、漁業関係者への影響はかなり大きいです。寿司が消える日は、生活そのものが壊されてしまう日でもあるのです。
強欲な化石燃料産業や、化石燃料の使用で利益を得る企業、それを可能にしている政治、そしてその責任を問おうとしないメディアによって、多くの人生が狂っていきます。
政府には、伝統でもなんでもない家父長制を必死で守ろうとしないで、伝統的な食文化とその影響を受ける人たちを死ぬ気で守ってほしいものです。
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「気候変動を日常会話に」を合い言葉に、通勤通学時、エクササイズや家事をしながら、お風呂などで構えずに「ながら聴き」をしてもらえるような、知識も意識も敷居も低い「3低ポッドキャスト」になっています。
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