英語の発音が劇的に向上するコツ#3:英語には5種類の「ア」がある
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英語を学んでいる方なら誰でも発音は上手になりたいですよね。発音が良いということは、自己満足だけではなく相手にも伝わりやい(聞きやすい)ですし、自信にも繋がります。
「英語を話せるようになるには!?【英語力ゼロの23歳が実践したコツ9選】」と「英語の発音が上手い人から学ぼう!【3つの特徴】」をマスターした方は発音が既に劇的に向上しているはずですがここでさらに、日本語なまり脱出にとどめをさしましょう。表題の通り英語には、日本語にすると「ア」となる発音が5種類もあります。
したがって、それらをしっかり区別して発音しない限り、すべて同じような発音になってしまったり正しい「ア」を、正しいところで使ってないことになり「日本語なまりの英語」から、なかなか抜け出せない状態になっています。さっそく5種類の「ア」を見ていきましょう。
多くの方が、実践で使わない意味のない「単語」や「英文」を覚えるのに人生の貴重な時間を費やしています。
効率よく最速に英語力を上げる方法は、ネイティブが実際に使う「単語」を覚える事が大事です。 実はアメリカには「1000単語を理解すれば英文の85%を理解できる」と言われているFry word list(フライリスト)があります。
その1000単語リストをプレゼントします。
英語の発音には5種類の「ア」がある

その5種類ですが、発音記号で表しますと以下になります。
1)æ
2)a
3)ə
4)ʌ
5)ɔ
と発音記号だけ並べられても困ると思いますので1つ1つ説明していきます。
発音記号①:【æ】
1つ目は、中学校でも、先生によっては指摘してくる「ェア」的な発音です。以下の単語などで使われます。単語をクリックするとweblioのHPで発音が聞けます。
発音記号②:【a】
2つ目は、口の筋肉を緩めて自然に発生する「あ」です。5つの中では、日本語に一番近い「あ」です。
以下の単語で確認してみましょう。
発音記号③:【ə】
3つ目はタイト(口の筋肉に力が入った感じ)の「ア」です。1つ前の「あ」と真逆な感じです。
緩めて発音するかと、力を入れて発音するかの違いがあるので話すときなどは異なる口の動きとなります。
以下の単語でタイト感を確認してみましょう。
発音記号④:【ʌ】
4つ目は、非常に短く発音する「アッ」です。日本語でびっくりして「アッ」と言うときの音に似ています。
以下が単語例になります。
発音記号⑤:【ɔ】(cの向きが逆のɔ)
最後は日本語でイメージする「ア」からは、一番離れているかも知れませんがCを反対にした発音記号で、「ォア」的な発音です。
日本語ネイティブの耳には「オ」にも聞こえるかも知れませんが「ア」のバリエーションと考えた方が、正確な発音に近付きやすいと思います。「オ」から始まり、「ア」に移行していくイメージです。「オ」のまま終わってしまっている人は、もうちょい頑張って「ア」まで持っていきましょう。
以下の単語で確認してみましょう。
これで5種類全部そろいましたが、しっかり区別して発音していますか。この5種類を区別しだすと、発音がかなり向上します。
まずそれぞれの音をしっかり発音できるようになりその後、それぞれの音を個々の単語を結びつけていってください。その後は繰り返し、それらの単語を発音練習していくことで単語と口の動きがマッスルメモリーとして紐づきます。
英語の場合、日本語と異なりスペルと発音が1対1(同じ)ではないのでスペルに引っ張られないようにしてください。(参照:weblio)
おまけ:英語の発音5種類の「ア」練習文
以下の文章には、5種類の「ア」が散りばめてあります。上で説明した5種類の「ア」の番号も記しているので是非練習に使ってください。
Mark(②) and Tom(②) studied(④) math(①) together.(③)
A(③) teacher(③) saw(⑤) a(③) small(⑤) ant(①) on(③) a(③) large(②) apple.(①)
A(③) bird(③) perched(③) on(③) a(③) branch(①) and started(②) chirping(③) at(①)a(③) man(①) walking(⑤) nearby.(③、②)
強調するかしないかや、英米の違いなどで、発音のチョイスが5種類の「ア」の中で変わるものもありますが、とりあえずベーシックなところをマスターしてみてください。
ネイティブがどの「ア」で発音しているか聞き分けられるようになったら5種類の「ア」はマスター級です。
発音記号と合わせて覚えたい英語の発音
今回はLとR以外の発音で日本人には難しい発音、子音の組み合わせを見ていきます。それがこの4つです。
LとR(今回は省略)
BとV
GとZ
ShとSとTh
BとV
それではさっそくひとつずつ見ていきましょう。
BとVの違い

Bの方は、おおむね日本語のバ行にあたるので、そこまで難しくはないはずです。ただし問題はV。こちらは上の歯と下唇で口の奥から音を響かせるようにして発音します。
文章で説明するのは難しいので、全く想像できない人は発音できる人に、発音してもらって確認してくださいね。以下のBとVのコンボを完全に言い分けられ、聞き分けられればきっと大丈夫なはず。すべて単語をクリックすると、別ウインドで発音を確認できます。参照元はweblioです。単語をクリックするとweblioのHPで発音が聞けます。
GとZの違い

このコンボは以外と忘れられがちですが、きちんと発音できてる人は案外少ないように思います。Gは日本人にはそれほど難しくないはずですが、問題はZです。もちろんご存知と思いますが、「ゼット」ではなく「ズィー」ですよ。
このZがスペルにこっそり潜んでいるときも、ちゃんとZの発音になっていますか。Zを発音するには結構、口の筋肉が必要です。以下の単語をZを意識して発音してみましょう。
これらをGの発音でしていないか注意してくださ



