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新・世界之日本

Author: 蒼井悠人

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文藝、映畫、繪畫など藝術全般について、また時には歷史、政治、外交について自由に語るPodcast

30 Episodes
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2023-09-0300:41

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<Topics> 『日本美術論』(金原省吾)の「第七章 表現の老境性」を朗讀してゐます。 “現はれてゐる小なるものの中に、その小を擴大し、その小と交替して来る樣樣の性質をふくむ表現が日本の表現の姿である。盆栽の小樹が大樹として、はては森林風景として擴大して行く力は、このまま日本のすべての表現に共通する性質である。表現形を具體的に小にし、是と交替するものを反對定立的に大にする處に、表現の姿が成り立つ。この事は日本の文學に於いても、漸次に表現形を小さくして行く經過に見ることが出來る。日本の美學が、その基礎をこの老境と具體的小の問題に置いてゐることは注意すべきである。” <Links> ⁠Home Page⁠⁠ Subscribe on Apple Podcast ⁠⁠Subscribe on Spotify⁠⁠ 金原省吾(1888〜1958⁠) ⁠『日本美術論』(金原省吾)
<Topics> 『日本美術論』(金原省吾)の「第六章 石の藝術」を朗讀してゐます。 “篆刻に於ける石の藝術的性質は、その重さと餘白との二つの點にあつた。石の有する重さを文字の上にもあらはし、石自らの上にも呼びさますのが、その第一の點である、文字の表現と、その餘白とに於いて、餘白の意味が表現の中にも入り込んで、餘白的性質と、表現的性質とにおいて、餘白的性質が表現的性質を呼びおこし、表現的性質が餘白的性質を呼びおこし、相互に滲透しつつ對立した。これが第二の點であつた。この不思議な存在の仕方の上に、篆刻の美はあつた。これがまた同樣の形で庭石の上にあらはれてゐる。” <Links>Home PageSubscribe on Apple PodcastSubscribe on Spotify金原省吾(1888〜1958)『日本美術論』(金原省吾)
<Topics> 新年の御挨拶をさせていたゞきました。 <Links> Home Page Subscribe on Apple Podcast Subscribe on Spotify
<Topics> 「BOOTH」にてオーディオブックの販賣を開始したことについてお話してゐます。 <Links>Home PageSubscribe on Apple PodcastSubscribe on Anchor「BOOTH」ショップ:蒼井悠人
<Topics>『日本美術論』(金原省吾)の「第五章 日本畫の論理」を朗讀してゐます。 “東洋の畫は、霧の中にある形體として考へ得る。形は霧によつて細部を消され、角を消されて、一つの省略體となる。 物と物との關係に於いては、遠いものは消失し、そこは餘白となる。個物形體的に言へば、省略形體であり、畫面形體的にいへば、餘白形體である。 この濕度の與へる形體の變成は、日本の畫面形體の形成に露はな影響を与へ、これ迄の畫面形體は多少とも、霧による變形作用をうけて成立してゐる。そしてこれ迄の變成形體は、色彩の變成によつて成立した水墨の系統中に入り、この餘白と省略とが、水墨或は水墨中心の組織で表現される。これが風土的な日本畫の形成作用である。” <Links>Home PageSubscribe on Apple PodcastSubscribe on Spotify金原省吾(1888〜1958)『日本美術論』(金原省吾)
<Topics> 令和四年四⺼の奈良旅についてお話してゐます。 <Links>Home PageSubscribe on Apple PodcastSubscribe on Spotify「令和4年4月 寧樂旅(1)葛城〜吉野〜奈良」(You Tube)
<Topics> 『日本美術論』(金原省吾)の「第四章 作品の完成」を朗讀してゐます。 “日本の作品は、あらはれたるものよりも、隱れたるものに、今あるよりもやがて在るものに、一層の價値が感じられる。顯れたるもの、今あるものは、價値の未完成の狀態である。在るものよりも、在らんとするものに、卽ち繼續するものに、傾斜せるものに、ものの價値がある。かくの如く價値が常に豫想される形であることが、吾等の作品の姿である。表現は一步後退し、價値は一步前進し、その繼續の傾向の上に作品がある。かういふ作品のあり方も亦、実に濕度的である。あるものの全部を明光の中に、明示するのでなくて、繼續の薄明の形の上に示されるのである。すべては一時に明露されるのでなくて、薄明の中に徐徐にあらはれてくる。” <Links> Home Page Subscribe on Apple Podcast Subscribe on Spotify 金原省吾(1888〜1958) 『日本美術論』(金原省吾) <訂正> 「日本は雨ばかり降つてゐ(た)やうなものだ」→「日本は雨ばかり降つてゐ(る)やうなものだ」(11:04) 「濕(度)の多いこの風土に居て」→「濕(氣)の多いこの風土に居て」(16:13) 「かういふ疑(問)が起つて來る」→「かういふ疑(惑)が起つて來る」(16:46) 「澱んでゐるのを(見)た瞬間の気持ちである」→「澱んでゐるのを(眺め)た瞬間の気持ちである」(28:38) 「茶と灰(色)とである」→「茶と灰(綠)とである」 (33:36) 「助詞は」→「二、助詞は」(35:41) 「持續である」→「持續であり」(40:43) 「拭かれなくてはなら(ない)」→「拭かれなくてはなら(ぬ)」(44:39)
<Topics> 2022年の抱負を述べてゐます。 <Links> Home Page Subscribe on Apple Podcast Subscribe on Spotify
<Topics> 『日本美術論』(金原省吾)の「第三章 日本美術の性格」を朗讀してゐます。 “しからばこの靜けさの成立は、如何なる形においてなされるか。それには第一に或る騒がしさが存在しなくてはならぬ。しかし騒がしさだけでは静けさにならない、第二にその騒がしさが消失しなくてはならぬ。はじめからの静寂は言はば死に果てた静寂である。騒がしさの後に來る靜寂でなくてはならぬ。故に第三にはその騒がしさの消失した狀態の中に猶以前の騒がしさが感じられその狀態が持續しなくてはならぬ。” <Links>Home PageSubscribe on Apple PodcastSubscribe on Spotify金原省吾(1888〜1958) 『日本美術論』(金原省吾)
<Topics> 『日本美術論』(金原省吾)の「第二章 日本美術の形成」を朗讀してゐます。 “日本が明瞭な歷史を持つた千五百年以來の歳⺼は、日本人がこの日本の土に住みついて、石器時代の生活をはじめた歲⺼よりも遙かに短かいと考へられる。日本人の祖先は金属器時代に入つてはじめてこの國土に現れ、先住民族を驅逐して日本の國家を立てたのではない。石器時代からこの國土に住み、この自然と親しみ、主として菜食型の生活を營み、和順なる日を送つたものと想像せられる。埴輪は石器時代後の形成であるが、その顏がおだやかで朗かであることは、當時の生活の狀態を示すものであり、同樣なるこの性質は、すべての工作品に示され、他國の技術攝受の上にもあらはれてゐる。日本の今日の文化の基礎は、かかる上代の遺物の中から旣に發見せられ、他國の模倣によつて得られたもので無いことが知られる。ここに前述の繩紋土器文樣の系統の發達し得なかつた理由がある。されば吾等はこの上代遺物の中に、日本文化の性格源泉を明かに見得るのである。” <Links>Home PageSubscribe on Apple PodcastSubscribe on Spotify金原省吾(1888〜1958) 『日本美術論』(金原省吾)
<Topics> 先日『孫子抄』といふ本を出版しましたので、そのご紹介をしてゐます。 <Links> Home Page Subscribe on Apple Podcast Subscribe on Spotify 『孫子抄』(Kindle本)
<Topics> 『日本美術論』(金原省吾)の「第一章 日本文化の構造」を朗讀してゐます。 “日本の着物の形は實に脆い。坐作進退によつて變る。しかしこのくづれやすい着物の形が美しいのである。步幅を小さく步く時と、步幅を大きく步く時とで、步幅によつて着物の裾の開きもちがひ、風がふくと裾は亂れ、車の乘り降りにもまた亂れる。かういふ脆さが日本の着物の美しさである。” <Links> Home Page Subscribe on Apple Podcast Subscribe on Spotify 金原省吾(1888〜1958) 『日本美術論』(金原省吾)
<Topics> 『論語』 <Links>Home PageSubscribe on Apple PodcastSubscribe on Spotify「TASCAM iM2」 『論語』(武內義雄) 『孔子伝』(白川靜)『孔丘』(宮城谷昌光)『子産』(宮城谷昌光) 『晏子』(宮城谷昌光)
<Topics> 『論語』 <Links> Home Page Subscribe on Apple Podcast Subscribe on Spotify 『論語』(武內義雄)
<Topics> 『論語』 <Links> Home Page Subscribe on Apple Podcast Subscribe on Spotify 『論語』(武內義雄)
<Topics> 英語學習法 <Links>Home PageSubscribe on Apple PodcastSubscribe on SpotifyKurashiki English Forum『英語は絶対、勉強するな!―学校行かない・お金かけない・だけどペラペラ』(鄭 讃容)『コウビルド英英辞典』『The Macmillan Visual Dictionary』 <訂正> 『Understanding Exposure』(Bryan Peterson)の値段について、1000円ちよつと、と云つてゐますが、本當は2000円以上してゐたとおもひます。
<Topics> 新年の御挨拶をさせていたゞきました。 <Links> Home Page Subscribe on Apple Podcast Subscribe on Spotify 「舊字フォント 馬酔木明朝」 「縱書きエディタ TATEditor」 iPhoneにフォントをインストールする方法
<Topics> 尾形光琳 野口米次郎 <Links> Home Page Subscribe on Apple Podcast Subscribe on Spotify 『光琳と乾山』(野口米次郎) 『波濤圖屏風』(尾形光琳/メトロポリタン美術館藏) 『紅梅⽩梅圖屏風』(尾形光琳/MOA美術館藏) 『絖地秋草模様描絵小袖』(伝 尾形光琳/MOA美術館藏)
<Topics> 米國大統領選 『孔丘』(宮城谷昌光) 『論語』(武内義雄) 尾形光琳 <Links> Home Page Subscribe on Apple Podcast Subscribe on Spotify 『孔丘』(宮城谷昌光) 『論語』(武内義雄) 『日本の名畫』(笹川臨風) 『別冊太陽 琳派百図』(平凡社) 『日本美術絵画全集 17 尾形光琳』(集英社) 『紅白梅圖屏風』(尾形光琳)MOA美術館蔵 『燕子花圖屏風』(尾形光琳)根津美術館蔵 『竹梅圖屏風』(尾形光琳)東京國立博物館蔵
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