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東京西側放送局

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記者、編集者、ライターの3人がお送りしている「東京西側放送局」。今回の配信は「読書」の原体験としての「絵本」の話。今年子どもを授かった鹿間家の絵本環境とは。各々の絵本体験とは……。
◇放送内で出てきたキーワード
読み聞かせ/「だるまさん」シリーズ/単語と体験の結びつき/子どもの物は「秒」/『だるまちゃんとてんぐちゃん』/『11ぴきのねこ』/教科書/絵本は子どもっぽい?/読ませたい絵本/情操教育/大人向け絵本/ヴィレッジヴァンガード文化/勧善懲悪/道徳/幽玄/『あおくんときいろちゃん』/父親が読むのと母親が読むのとでは赤ちゃんの脳波の出方が違う
記者、編集者、ライターの3人がお送りしている「東京西側放送局」。今回の配信は「育ちの良さ」をテーマにした書籍が爆売れしている状況に、そこはかとない気持ち悪さを感じるなかたの疑問から、そもそも「育ちの良さ」とはどういうことなのか、なぜ人は「育ちの良さ」を求めるのかについて話し合う。最終的に辿り着いた結論とは……。
◇放送内で出てきたキーワード
「育ちがいい人」だけが知っていること/エレガント所作/いつ救急車で運ばれてもいいように高級なランジェリーを身につける/マナー+生活様式/刃牙のレストランシーン/イヤミか貴様ッッ/実家の太さ/家族と社会の区別/オカルト
記者、編集者、ライターの3人がお送りしている「東京西側放送局」。今回の配信は上半期に買って「これはよかった……」と感じたものについて。文章にまつわる仕事をしている3人らしい物が挙がると思いきや……?
◇放送内で出てきたキーワード
買ってよかったものブログ全部アフィリエイト/サングラス/情報量が減る/偏光/光に対して真面目にアプローチ/fire stick tv/NBA/BTS/マイケルジャクソン/冷蔵庫/3C/電子レンジ/服/GU/ローテを増やす/服は難しい/アイロン/歳をとるにつれみすぼらしい格好をしていると単純に汚い/歩いてるだけで事案/瞑想
大学時代に4年間にわたってサンスクリット語を学んでいたという大丘。実用性は脇に置いて、プリミティブに、知らない言葉・文字を学ぶ快楽について話し合う。
◇放送内で出てきたキーワード
人生で初めてABCに触れる瞬間/なんだこれは/言葉を表すカタチ/記号/ピクトグラム/線の集合体が意味のある言葉に/映画『メッセージ』/ハンターハンター/音との結びつき/ギリシャ語/仏教の伝播
多摩から飯能へ。都道府県をまたぐ引っ越しをした鹿間。諸手続きを進めるにつれて溜まっていくフラストレーションがあったというが、それはいったい……。日本で生活するかぎり付き合い続けなければならない「役所」。何かとイライラさせられる機会の多い「役所」。低すぎる視点から「役所」への愚痴を語る。
◇放送内で出てきたキーワード
休憩時間/窓口/「役所ってこんなもんだよな」/車庫証明/遡ってのイライラ/基本行けない/公務員自身の特権性/田舎/なんか鼻につく/無条件で「立派な人」/アンロック/統治側/百姓と地主/庄屋/国家公務員/地主/格差/椅子取りゲーム/聖性/国体論/共同体/8時間労働してください/オードリー・タン/ブルシットジョブ
『貝に続く場所にて』とのダブル受賞で芥川賞を獲得した『彼岸花が咲く島』。作者のTwitterでの過去の投稿が何かと論われがちな本作について、ここでは作品と作者を切り分け、小説としての完成度、そして、その魅力について話し合う。
◇放送内で出てきたキーワード
神話/民俗/ノロとユタ/少年向けファンタジー/ケン・リュウ/国粋主義/植民地での国語教育/イデオロギッシュ/筒井康隆/作者の内面空間/文体/違和/日本語が相対化されて破壊される/思考実験/アニメっぽい/ご都合主義/パターンナリズムとしての長老という役割/形式的なキャラクター/出自/少年漫画/恋慕の巧みさ/性に縛られていない/入れ墨/針突/カーゴカルト/弥勒神信仰/彼岸と此岸/クレオール/対立構造が開かれる/ちゃんと大ノロが死んでくれたから…/ポリコレ/
デビュー小説『貝に続く場所にて』が芥川賞を受賞。コロナ禍が影を落とす異国の街に、9年前の光景が重なり合う……そんなあらすじで紹介される本作の魅力はいったいどんなところにあるのか。記者・ライター・編集者の3人が読み、話す。
◇放送内で出てきたキーワード
重たい/冷めた視点/一文に込められた要素/あらすじを読んだだけで…/違和感に対しての描写の解像度の高さ/密度/リアリティの持たせ方/分析でありながら綺麗に飾られている/伝える役割/静か/熱感がない/枠を通して見る/テーマと文体の合致/時間的な距離/空間的な距離/遠近法/消失点/打ちのめされたい/コスパ/藤本タツキ/ルックバック/死/美術的読み解き/罪悪感/レイヤー/聖人/共苦の範囲を重層的に広げていく/岩波ホールで映画を観終わったあと/ストーリー・メッセージ・キャラクター
「女性なのに仕事ができるね」「男なんだから黙って働けよ」「涙は女の武器だよな」「男だから多少厳しくしても大丈夫だろ」「女の子には頼みにくいから、お前頼むよ。」「就活は、女性らしくスカートで。」……。
センシティブ領域のコンテンツが炎上するにもかかわらず、いまだ社会に根強く蔓延る性別による無意味な押し付け。なぜ、そんな発言を口にしてしまう人がいるのか。そもそも、どこからがNGな発言なのか。そうした諸問題について考えてみようと、誰かを苦しめる無意識の思い込み=滅びるべき駄言を集めた辞典『早く絶版になってほしい #駄言辞典』を読み、記者、編集者、ライターの男性3人が話し合う。
もしかすると、自分たちの特権性に無自覚である発言があるかもしれませんが、足元から「差別」の問題に向き合ってみようじゃないか…という回です。
◇放送内で出てきたキーワード
センシティブ領域/駄言辞典/女子力/性別による構造的差別/性別に基づく価値判断/ジャンダー的な役割への期待/女性は体力がない/傾向としての得手不得手/生物学的な問題/モテ/排除されるべきは体験/「女性向けエッセイ」/現状に対処する手段/無自覚であることの気づき/これダメなのかよ…の原因を掘り下げる/母性/オキシトシン/育児休暇/制度/デス・ストランディング/
メディア掲載、SNS、マッチングアプリ、社内報……。さまざまなシーンで誰しもが書かざるをえない「プロフィール文」。ウケを狙うもよし、フォーマットに則るもよし。書き方は自由な場合が多いからこそ、どんな内容にまとめればいいのか悩ましいもの。はたして「プロフィール文」の書き方に正解はあるのか。記者・ライター・編集者の3人が考える。
◇放送内で出てきたキーワード
プロフィール文/自分で自分のことを書く/フォーマット/SNS/やりたいことを書く/ステートメント/受賞歴/「ヤッてる」/SNS文法/正解がない/モバゲータウン/書き方の変化/最悪仕事関係の人に見られても…/裏アカ/電話帳の登録人数/LINE/赤外線通信/名刺/文化人類学/誰に届けるか/SNSに最適化していない/属性
鬼滅の刃、東京喰種、進撃の巨人、ワンピース……。ヒット漫画の変遷、転換点、共通点とは。記者・ライター・編集者の3人が雑感を話し合う。
◇放送内で出てきたキーワード
東京喰種/進撃の巨人/正解がない/勧善懲悪/ワンピース/男はつらいよ/内田樹/任侠モノ/東映/選択のしえなさ/正解がない/サブカル/視点が定まらない/迷い/覚悟/裏切り/覚醒シーン/ドラゴンボール/その瞬間だけで作品が好きになる/呪術廻戦/対立の間/かいじゅうたちのいるところ/得体のしれないもの=思想を共有でしえないものに対する怖さ/メビウス/大友克洋/文体/怪獣8号/ハリウッド映画/ダンダダン/チェーンソーマン/コロコロコミック/ジャンプ黄金世代/漫画を読む能力/予定調和
7月14日に発表される芥川賞・直木賞。出そろった候補作を眺めながら、記者・ライター・編集者の3人が雑感を話し合う。
◇放送内で出てきたキーワード
感想回/オーバーヒート/異端/新潮45/杉田水脈/フィクションと現実の曖昧さ/純粋なフィクションとして評価されるのか/哲学者としてのポジション/“小説の新しい才能”/テスカトリポカ/クライムノベル/ダークナイト/善悪の超越/メキシコカルテルの映画はだいたい面白い/業/アステカの神/これから何が起こるんだ…/ゴッドファーザー/プッシャー/QJKJQ/ロブ・ゾンビ/資本主義の加速/衒学性/一穂ミチ/BLの大家/技工派/引き出しが多い/短編集が好き/恩田陸/書店員が好きそう/濃ゆいオタク/ファンロードに投稿/二次創作/震災がテーマ/北条裕子/群像新人賞の剽窃作/文学性/性的な思弁
終身雇用が当たり前…ではなくなった昨今、誰しもが転職と無縁ではいられない。「転職してよかった」「転職して後悔している」…その分水嶺はいったいどこにあるのか。記者・ライター・編集者の3人で与太話を重ねながら考えてみる。
◇放送内で出てきたキーワード
私の年収、低すぎ... ?/○○○~○○○万円/転職サイトへの登録/出会い/マッチングアプリ/脱出/煩雑な作業/ヘッドハンティング/「潰しがきかない」/現場での経験/ハローワーク/終身雇用/就職活動/面接/言葉の言い換え/「風通しがいい」/悪魔の辞典/マウンティング用語の基礎知識/うしろめたさ/逃走論/「転職のきっかけは?」/人を選ぶ特権性/就活のためにお金を貯める/「その質問この前も聞かれましたけど」/ブルシットジョブ/採用側の責任の分散/焦らない/直感
※収録音声のストック切れにつき、鹿間と中田がファミレスでポテトをつまみながら雑談しているさまを番外編として配信。環境が環境なので聞き苦しい箇所がございますが、ご容赦ください。
日本では2015年にBリーグが開幕するも、いまだ「流行」しているとはいえないプロバスケットボール界。なぜバスケは日本で浸透しないのか、プレーオフで盛り上がるこの時期にぴったりの文化系NBA入門話……から、スポーツ界に渦巻く差別の問題へと話は展開し……。
◇放送内で出てきたキーワード
コービー/田臥勇太/直線の速さ/身体性こそ正義/ステフィン・カリー/ゲームチェンジャー/シャック/怪獣映画/レブロン・ジェームズ/マイケル・ジョーダン/ブザービーター/ピストンズ/バッドボーイズ/ピッペン/ペニー・ハーダウェイ/沢北/スラムダンクの構図/TNTの名物コメンテーター/金銭感覚/門倉健/上原浩治/「彼の顔が苦手で、余り好意をもっていなかった」/「~~~だが」/ポスタライズ/渡邊雄太/アジアンヘイト/釣り目ポーズ/奴隷
文章術にまつわる本が数多く出版されている現状は、文章というものが“本を読めば劇的にウマくなる”ものではないことを逆説的に証明している……といえないだろうか。
では、実際に「文章」に関する仕事で生計を立てている人たちは、どのようにして文章を学び、血肉化してきたのか。もしかすると、その一つには教えを与えてくれた「師匠」のような存在があるのかもしれない。
文章周縁で飯を食う3人が考える「文章」と「師匠」の話。
◇放送内で出てきたキーワード
高校の先生/真剣勝負/書くうえでの意識/句読点の打ち方/指摘が内在化/挫折/書き写し/“読む”ではなく“書く”/自分とのズレ/デッサン/天声人語/文体/村上春樹/時雨沢恵一/西尾維新/思想的なバックボーン/作文コンクール/
多摩から飯能へと引っ越すことになり、物件探しの難しさに直面したという鹿間。生活、いや人生すらも大きく左右する選択における“正解”とは……。
◇放送内で出てきたキーワード
内見/家賃補助/三崎に移住/6万円で3LDK/出社頻度/東京脱出/プロパンガス/許容できる古さ/意見のすり合わせ/チェックリストに入らない要素/すれ違い/住めば都/レンタカー引っ越し/事故/梱包/持ち家ガチャ/早い者勝ち
ドッキリか、激辛か、カラオケか、動物か……。テレビを付けると似たような番組ばかりが流れる昨今。若者のテレビ離れも当前のこととして語られるようになってきたが、鹿間はテレビ、特にバラエティ番組の持つ魔力に気づいたという。はたしてテレビの持つ力とはいったい……。
◇放送内で出てきたキーワード
松本人志/視聴率/PV/最大公約数/ドッキリ・激辛・カラオケ・動物/「テレビって冗長じゃん」/考えなくていい/思考停止マシーン/マインドフルネス/一点を見つめさせることに特化/嫌なことを忘れる/TVを見ながら怒る人/水曜日のダウンタウン/島田紳助/バカを見て笑う/コンテンツそのものをバカにする/なろう小説/ツッコミ文化/裏の意図を読み取ろうとする/「俺が一番わかってる」/趣味の外で展開されていること/“家族”の形成に重要/見させられる/能動的であり受動的/偶然性
すっかり定着したリモートワーク。家での仕事環境を各々はどうしているのか。記者・編集者・ライターの3人で話し合う……と、いつのまにかタスク管理に話が広がり……。
◇放送内で出てきたキーワード
リモートワーク/椅子/子どもが保育園に入るまで……/ノイズキャンセリングイヤホン/キーボード/エルゴノミクス/Surface/スペック不要/中古で2万円のPC/Mac/Just Right/ATOK/Google IME/to do管理/メモ帳/管理するコスト/進捗管理
「編集者」と「ライター」は、発注の構造上、どうしても編集者が立場としては強くなりがち。それだけに、ライターは胸の奥に鬱々とした思いを抱えることも。
では、どんな編集者と仕事をしたいと思うのか。「いい編集者」と「わるい編集者」の違いから考える。
◇放送内で出てきたキーワード
着地点/「全体的にこんな感じで」/「こういう風に」/自分の感覚が伝わると思う無邪気さ/断言したくない/この原稿料では無理/“編集”の習い方/疑問文で修正/信頼関係/メールの文量が適量/思いやり/想像力/書けない編集者/責任/最低限の資質
普段3人で全く話すことのない恋愛の話。マッチングアプリが「よきもの」として受け入れられている現状について各々はどのように考えているのか。文化系非モテ人間がねちねちと手探りで話す。
◇放送内で出てきたキーワード
出会い系サイト/サクラ/スタビ/男女の非対称性/アフィリエイト/商態の違い/マッチングアプリで出会って結婚/美人局/マッチングアプリの広告/強迫観念/つながれなかった人/衒いがなくなる/95%のマッチング率/オルタネート/同一性/違いをいかに受け入れるか/なんで?っていう機会がなくなる/これまでも同じコミュニティの中で知り合ってきた
副業解禁の波を受け、多くの人が「ライター」を名乗るようになった時代。そもそもプロのライターの仕事に求められるものっていったい? 締め切りを守る、整った文章が書ける、構成がうまい……そうしたハウツー的な要素は横において、さらに踏み込んだ「ライター」についての話。
◇放送内で出てきたキーワード
自称○○/プロとアマの線引き/クライアントの満足/読めない人が多い/文春オンラインで公開された弱者男性論/何も断言していない/「書く」こととは…/伝達/言葉でほぐす/ライター・批評家・作家・エッセイストのベン図/文脈依存的な書き方/読み手は読み方を決めている/求められるものに対する「担い手」/「担い手」たりえない「フリーライター」/書き手の属性/期待を裏切れない/編集とライターのパートナー感/絆/顔のわからない関係性/窓口としての編集者/書くことができる人/クラウドソーシングの功罪