愛と死の人類学・第4話・前編「それは未来が決めること」
Description
「重視される故郷での埋葬」
「その日暮らしの落とし穴」
「チャンスはいつでも誰にでもある」
「その日暮らし」な生き方をしているタンザニアの商人たち。不確実性の高い社会環境で投機的に生きる彼らはどんな死生観を持っているのか。香港やタンザニアをフィールドに零細商人の暮らしや生き方を研究されている小川さやかさん(立命館大学)をお迎えして、柔軟さ、融通無碍さの背後にある「愛と死」のあり方を掘り下げます。
文化人類学者の松村圭一郎さん(岡山大学)をホストに、毎回ゲストを招いてお届けする文化人類学者のディープな対話。第2シーズン「愛と死の人類学」第4話前編。
・移民の遺体は母国タンザニアに搬送
・チャガ人の農村霊園化プロジェクト
・葬式講でみんなでフォロー
・カタギじゃない商売と死のリスク
・調査助手ロバートくんとドラッグ
・投機的だけど、、、
・不安定だからこそやり直しがきく
・「死」は未来が決めること
・リスクはグラデーション
・老人にだってチャンスはある
・運を探しにきた
etc...
【出演】
小川さやかさん
立命館大学先端総合学術研究科・教授。専門は文化人類学。博士(地域研究)。主な著作に『都市を生きぬくための狡知』(世界思想社、2011年。第33回サントリー学芸賞)、『「その日暮らし」の人類学』(光文社、2016年)『チョンキンマンションのボスは知っている』(春秋社、2019年。第8回河合隼雄学芸賞、第51回大宅壮一ノンフィクション賞)。
松村圭一郎さん
岡山大学文学部准教授。エチオピアの農村や中東の都市でフィールドワークを続け、富の所有と分配、貧困や開発援助、海外出稼ぎについて研究。著書に『所有と分配の人類学』(世界思想社)、『基本の30冊 文化人類学』(人文書院)、『うしろめたさの人類学』(ミシマ社)、編著に『文化人類学の思考法』(世界思想社)など。『群像』で「旋回する人類学」、西日本新聞で「人類学者のレンズ」を連載中。
【聞き手】
山下正太郎(コクヨ ワークスタイル研究所)+若林恵(黒鳥社)
企画・制作:コクヨ ワークスタイル研究所+黒鳥社
制作協力:山口宜大
音楽:森永泰弘
▼第1シーズン「働くことの人類学」の小川さやかさんの出演回
働くことの人類学 ・第4話・前編「その日暮らし」のポテンシャル
働くことの人類学 ・第4話・後編「その日暮らし」のポテンシャル
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