「新・雑貨論Ⅱ」第5回・前編 ・静かな道具と仲良く暮らす
Description
バイヤーとして活躍する山田遊さんをホストに迎えてお送りするポッドキャスト番組「新・雑貨論」。第2シーズンでは、モノと人の関係性を、食、建築、衣服、道具、自然などの観点から考えていきます。
第5回はプロダクトデザイナーの鈴木元さんと、インテリアスタイリストの中田由美さんをお迎えして、「新しい時代の道具と生活工芸」をテーマにお話を伺います。
コロナ禍、職場と住居が同じになったことで、道具のデザインが変わりつつある現在。量販店からインターネットへと買い物空間が移り、目立つことから使い勝手を重視するデザインへの変化も。そのなかで革命的な存在だったApple製品は、「無口」で「静か」だからインテリアにも馴染みやすい——生活と共に変化する道具と過ごす時間を、新しいキーワードで捉え直します。果たして家電と私たちは「仲良く」なれるのか—?
・オフィスチェアは生活空間に合わない
・プロダクトデザインとは公共的なもの
・広告的なデザインから生活に軸を置いたデザインへ
・iPhone登場の衝撃
・インテリアに家電を馴染ませる工夫
・スマートスピーカーという他者
etc..
【出演】
鈴木元(プロダクトデザイナー)
1975年生まれ。金沢美術工芸大学卒業。Royal College of Art, Design Products科修了。パナソニック株式会社、IDEOロンドン、ボストンオフィスを経て2014年にGEN SUZUKI STUDIOを設立。スタジオを自宅に併設し、生活とデザインを隔てないアプローチで、Herman Miller, Casper, Omronなど国内外の企業と協業している。GERMAN DESIGN AWARD金賞、IDEA賞金賞、クーパーヒューイット国立デザイン美術館永久収蔵など受賞多数。多摩美術大学、武蔵野美術大学非常勤講師。
www.gensuzuki.jp
Instagram:@gen__suzuki
twitter:@g_suzuki
中田由美(インテリアスタイリスト)
建築を学んだ後、スタイリスト神林千夏氏に師事。2013年フリーランスとして独立。インテリア、ライフスタイル誌、広告等の撮影のためのスタイリングを中心に、イベント、ショップ、ウィンドウディスプレイ等のインテリアディレクション等、モノと空間にまつわることを手がける。https://cargocollective.com/yuminakata
Instagram:@yumi909
【聞き手】
山田遊(バイヤー)
東京都出身。南青山のIDÉE SHOPのバイヤーを経て、2007年、method(メソッド)を立ち上げ、フリーランスのバイヤーとして、国内外の店づくりを中心に、モノと関わりながら、様々な活動を続ける。著書に「別冊Discover Japan 暮らしの専門店(エイ出版社/2013)」、「デザインとセンスで売れるショップ成功のメソッド(誠文堂新光社/2014)」がある。
若林恵(黒鳥社 コンテンツディレクター)
1971年生まれ。ロンドン、ニューヨークで幼少期を過ごす。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業後、平凡社入社、『月刊太陽』編集部所属。2000年にフリー編集者として独立。以後、雑誌、書籍、展覧会の図録などの編集を多数手がける。音楽ジャーナリストとしても活動。2012年に『WIRED』日本版編集長就任、2017年退任。2018年、黒鳥社(blkswn publishers)設立。
企画・制作:コクヨ ワークスタイル研究所+黒鳥社
制作協力:山口宜大
音楽:岡田拓郎
▼ 第1シーズン「新・雑貨論」はこちらから