愛と死の人類学・第4話・後編「その日暮らしの『家族』と『愛』」
Description
「預け合う子供たち」
「夫婦は共同経営者」
「どうなるかわからない=希望に満ち溢れている」
後編も香港やタンザニアをフィールドに零細商人の生き方を研究されている小川さやかさん(立命館大学)をお迎えして、家族関係や恋愛事情からその日暮らしの「愛」のかたちをお聞きします。
文化人類学者の松村圭一郎さん(岡山大学)をホストに、毎回ゲストを招いてお届けする文化人類学者のディープな対話。第2シーズン「愛と死の人類学」第4話後編。
【後編+アフタートーク】
・なかなか完成しない家
・零細商人たちの恋愛・結婚事情
・都心と田舎で預け合う子供
・流動的な家族
・過保護はよくないこと
・パートナーや親族は共同経営者
・恋人にするなら「ウジャンジャ」な人
・結婚も別れもハードルが低い
・長屋で起きた夜逃げ大作戦
・生き延びることが大事
・失敗してもやり直せる環境
・評価はせずに「ただ見ている」
etc...
【出演】
小川さやかさん
立命館大学先端総合学術研究科・教授。専門は文化人類学。博士(地域研究)。主な著作に『都市を生きぬくための狡知』(世界思想社、2011年。第33回サントリー学芸賞)、『「その日暮らし」の人類学』(光文社、2016年)『チョンキンマンションのボスは知っている』(春秋社、2019年。第8回河合隼雄学芸賞、第51回大宅壮一ノンフィクション賞)。
松村圭一郎さん
岡山大学文学部准教授。エチオピアの農村や中東の都市でフィールドワークを続け、富の所有と分配、貧困や開発援助、海外出稼ぎについて研究。著書に『所有と分配の人類学』(世界思想社)、『基本の30冊 文化人類学』(人文書院)、『うしろめたさの人類学』(ミシマ社)、編著に『文化人類学の思考法』(世界思想社)など。『群像』で「旋回する人類学」、西日本新聞で「人類学者のレンズ」を連載中。
【聞き手】
山下正太郎(コクヨ ワークスタイル研究所)+若林恵(黒鳥社)
企画・制作:コクヨ ワークスタイル研究所+黒鳥社
制作協力:山口宜大
音楽:森永泰弘
▼第1シーズン「働くことの人類学」の小川さやかさんの出演回
働くことの人類学 ・第4話・前編「その日暮らし」のポテンシャル
働くことの人類学 ・第4話・後編「その日暮らし」のポテンシャル
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