愛と死の人類学 ・第5話・後編「料理は愛情!?」
Description
「手作り料理と贈与」
「避けられない受動性」
「愛と死を語ることの困難」
機械やロボットにも感じられる「愛」。人間は何に「愛」を感じ、どうやって「愛情」を表現することができるのか。
後編もロボットやAIを人類学の立場から研究されてきた一橋大学の久保明教さんをゲストに、「家庭料理」から「愛」を考えます。
文化人類学者の松村圭一郎さん(岡山大学)をホストに、毎回ゲストを招いてお届けする文化人類学者のディープな対話。第2シーズン「愛と死の人類学」第5話後編。
【後編+アフタートーク】
・家庭料理でいわれる「愛情」
・山尾美香著『きょうも料理―お料理番組と主婦 葛藤の歴史』
・1960年代から変わらない家庭労働時間
・一手間加える=愛の深さ!?
・クックパッドの悩み
・漫画『きのう何食べた?』に見る愛情
・あげるとされる
・「手作り料理・家庭料理」は商品交換から外れた贈与
・受動的にならざるを得ない
・終わりかたのデザイン
・コンサルティングの価値表現
・われわれは変われるのか
etc..
【出演】
久保明教(くぼ あきのり)さん
一橋大学社会学研究科准教授。1978年生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科単位習得退学、博士(人間科学)。主な著書に『「家庭料理」という戦場――暮らしはデザインできるか』(コトニ社)、『ブルーノ・ラトゥールの取説――アクターネットワーク論から存在様態探求へ』(月曜社)、『機械カニバリズム――人間なきあとの人類学へ』(講談社選書メチエ)など。
*久保さんによる食漫画批評:https://bodyartslabo.com/report/akinori-kubo.html
松村圭一郎さん
岡山大学文学部准教授。エチオピアの農村や中東の都市でフィールドワークを続け、富の所有と分配、貧困や開発援助、海外出稼ぎについて研究。著書に『所有と分配の人類学』(世界思想社)、『基本の30冊 文化人類学』(人文書院)、『うしろめたさの人類学』(ミシマ社)、編著に『文化人類学の思考法』(世界思想社)など。『群像』で「旋回する人類学」、西日本新聞で「人類学者のレンズ」を連載中。
【聞き手】
山下正太郎(コクヨ ワークスタイル研究所)+若林恵(黒鳥社)
企画・制作:コクヨ ワークスタイル研究所+黒鳥社
制作協力:山口宜大
音楽:森永泰弘
▼第1シーズン「働くことの人類学」の久保明教さんの出演回
働くことの人類学 ・第6話・前編「テクノロジーと共に働くこと」
働くことの人類学 ・第6話・後編「テクノロジーと共に働くこと」
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