Discover山口謡司の猫は視ていたニャン第32回(2025年11月5日&7日放送)「らす」「渇風」
第32回(2025年11月5日&7日放送)「らす」「渇風」

第32回(2025年11月5日&7日放送)「らす」「渇風」

Update: 2025-11-09
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「お父さん、おらす?」佐世保ではこう言います。「おらす」「いっとらす」「しよらす」。実は「いらっしゃる」の省略形で、「らす」という音には、やわらかい敬意と親しみが混ざっています。かしこまりすぎず、くだけすぎず。人への思いやりが、そっと言葉の奥に息づいているんです。

「渇風」。新しい言葉なんです。「渇望」「渇求」という言葉があります。喉がかわいて水が欲しくなるように、切実に何かが必要になること、欲しがることをいいます。「風の渇望」という意味の「渇風」。実は、今、地球は「渇風」状態。温暖化で風が弱まり、地球全体で、風が不足しているのです。順風満帆という言葉があります。「帆掛け船」が風に乗って、スーっとすすんでいく様子を表した、「順風満帆」。このように人生を上手く進めるには、「千里眼」「順風耳」、つまり、視野の広さや雰囲気を読む力、風の見分けができるかどうかが大切です。
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山口謡司