第30回(2025年10月22日&24日放送)「きんのうなった」「微醺」
Update: 2025-10-26
Description
「きんのうなった」と聞いて「きのう?なった?」そう思われた方。ちがいますよ。「きんのうなった」とは――「黄色くなった」という意味の、佐世保弁です。たとえば、道端の銀杏の木を見て、「ああ、もう、葉っぱがきんのうなったねえ」と、誰かがつぶやく。その「きんのう」の音に、ぼくは、秋の光を感じるんです。風に吹かれて、葉っぱが色づいたときの、あの「ひととき」を包むような言葉なんです。
「空高く馬肥ゆる秋」。秋は美味しいものがいっぱいです。キノコなら松茸、舞茸、ヒラタケなど。お魚ならカレイ、それにそろそろ解禁になる香箱蟹とか。そんな素晴らしい食材を使った逸品の味を更に引き立たせてくれるのが「お酒」。お酒は旨味を引き出してくれる力ですが、飲み過ぎてしまうと、せっかくの味が分からなくなってしまいます。ですから「ほろ酔い」程度がちょうど良い。この「ほろ酔い」を漢語で「微醺」と言います。
「空高く馬肥ゆる秋」。秋は美味しいものがいっぱいです。キノコなら松茸、舞茸、ヒラタケなど。お魚ならカレイ、それにそろそろ解禁になる香箱蟹とか。そんな素晴らしい食材を使った逸品の味を更に引き立たせてくれるのが「お酒」。お酒は旨味を引き出してくれる力ですが、飲み過ぎてしまうと、せっかくの味が分からなくなってしまいます。ですから「ほろ酔い」程度がちょうど良い。この「ほろ酔い」を漢語で「微醺」と言います。
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