#134 教育システムは「合成の誤謬」に陥っていませんか?
Update: 2023-04-19
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組織に学ぶ風土を作ることはとても大切です。
そこで人事(教育研修担当)が、多くの社員に受講する意欲が湧き、受講者が増えることを狙って多種多様な科目を用意することを見受けます。
これ自体はとても良いことです。
個々の従業員が学ぶのは良いことなのですが、実はその集合である全社のパフォーマンスが上がっていない、場合によっては下がってしまうという、経済でいうところの「合成の誤謬」が起きる可能性があります。
これを防ぐには、経営や人事が行う教育インフラの設計や現場責任者による実行において、自主性は重んじながらも、タレントマネジメントと組み合わせて細やかに指導することではないでしょうか。そうすることによって社員も学んだことを活かせますし、活かせたことで学んだ価値を実感し、それが学ぶサイクルの動力になるでしょう。
みなさんの会社の教育システムは「合成の誤謬」に陥っていませんか?
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