#221 BMIとは何か?──大企業が変革しづらい理由と背景とは
Description
「スタートアップ」と「大企業」、単純な二項対立では語れない現実がある。
今回のゼロワンラジオは、BMI (Business Model Innovation)=ビジネスモデル・イノベーション をテーマに、スタートアップと大企業、それぞれが果たすべき役割を軸に、“なぜ大企業は変革しづらいのか”についてリアルに掘り下げます。
スタートアップが新しい価値を生み出す一方で、安定的な雇用を支えているのは大企業。
どちらかが正しいのではなく、両輪が必要。では、大企業が自ら変わるためには何が必要なのか?
トークの中心となるのは、「既存事業の中でイノベーションを起こすことは可能か?」という問い。
AdobeやNetflix、富士フイルムなどの事例を交えながら、既存事業の中でイノベーションが起こりにくい構造的な理由を解説します。
そして、日本型雇用と米国型雇用の構造的違い、ロイヤリティ文化の利点などにも言及。
「変革のスロットがない」といったリアルな課題から、日本企業が進むべき次の一歩を探っていきます。
大企業の中で挑戦する人、新しい事業を作りたい人、
そして組織を変えたいすべての人に響くエピソードとなっています。
コンテンツ内容:
・スタートアップの経済的効果
・スタートアップと大企業、どちらが雇用を支えるのか
・「スタートアップ vs 大企業」という対立構造の誤解
・BMI (Business Model Innovation)=ビジネスモデル・イノベーションとは
・既存事業部でBMIができない背景―イノベーションのジレンマ
・AdobeのSaaS転換と日本企業の課題
・BMIの「複製」と「刷新」
・富士フイルムとKodakの分岐
・日本型雇用と米国型雇用の構造的違い
MC#1
合田 ジョージ GEORGE GODA
株式会社ゼロワンブースター代表取締役
MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手との国際アライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造によるデザイン白物家電の商品企画を担当。村田製作所にて、北米向け技術営業、米国半導体ベンダーとの国際アライアンス、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業に携わり、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略策定を実施。スマートフォン広告のIT StartupであるNobot社に参画、Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、同社のKDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定。現在は01Boosterにてコーポレートアクセラレーター・事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアを中心とした国際的な事業創造プラットフォームとエコシステム構築を目指している。日本国内の行政や大学を含む、多数の講演やワークショップ実施の実績あり。
MC#2
上田 夏生 NATSUKI UEDA
大学卒業後、経済産業省に入省。以後、コーポレート・ガバナンス、電力産業、中小企業税制、人事・コンプライアンス、ディープテック・スタートアップ支援、福島復興推進に関する業務に従事。ディープテック・スタートアップ支援に関する業務では、「起業家主導型カーブアウト実践のガイダンス」の策定に向けた研究会運営・ガイダンス作成、ディープテック・スタートアップ支援事業などの研究開発支援事業や起業家支援プログラムの制度設計・運用、ディープテック・スタートアップへの事業開発支援に向けた法的基盤の整備(NEDO法改正)などの業務を担当。一橋大学大学院経営管理研究科経営管理プログラム修了(MBA)。
MC#3
奥田 敦葉 ATSUHA OKUDA
同志社大学を卒業後、新卒で大手物流倉庫会社に総合事務職として入社。日々の在庫管理と現場改善業務を担当し、管理系の改善業務の面白さに魅了される。その後、IT人材系のベンチャー企業に入社し、バックオフィス部門の統括として経理総務業務、業務効率化、新卒教育等に携わる。2022年3月より01Boosterに参画。
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