77. 22歲的女社長
Description
東京千代田区の CoCo壱番屋。ここで働くのは、諸沢莉乃さん、22歳。カレーハウスCoCo一番屋をフランチャイズ展開する会社スカイスクレイパーの新社長です。スカイスクレイパーは、東京や群馬など一都八県でCoCo一25店舗などを運営する年商20億円余りの会社。社員やアルバイトなど、およそ400人の従業員を抱えています。今月一日に就任したばかりの諸沢さん。「やる気だけはあります。皆さんが大好きです。これからよろしくお願いします。」社長就任の翌日には、もう制服姿で店舗に立って接客はもちろん、仕込み作業も、社長なのに誰よりも店内を動き回ります。「ニュースで知ったけど、まさか今日ここでその方が仕事されているとは思わない。表情も豊かですよね。やっぱり抜擢された理由がこの辺にあるのかなと思いますね。」
高校一年でアルバイトを始めた諸沢さんは、会社のPR動画にも出演。接客業の楽しさに夢中になり、高校卒業後もアルバイトを続け、19歳の時には接客スペシャリストの称号「接客スター」を最年少で獲得しました。そこで人生の転機を迎えます。お祝いの席で打診をいただきました。楽しくなって、ワクワクして。「私でよければ、ぜひ。」なんとわずか七年で社長に。しかし、アルバイトだった諸沢さんに圧倒的に足りなかったのは、会社経営に関する知識でした。「売上目標決めたりとか、食材費はどれくらいに抑えなきゃいけないよねとか、どういうことしていかなきゃいけないよねっていうのを、数字がぐっちゃぐちゃぐちゃぐちゃいっぱいあって」時には悔し涙を流したこともあったそう。
ということで、今日の激推しポイントはこちらです。社長の素質です。なんでも諸沢さんに社長を打診したスカイスクーパーの西牧会長が当時、社長を任せたい人の必須条件をいろいろ挙げていたそうなんです。例えば信用ができる人、会社が好きな人、現場で頑張れる人、嘘をつかない人などなど。これあげていく中で、会長条件を書き出したときに、諸沢さんの顔が浮かんだ。年齢や性別は関係なかったとおっしゃいます。ただ、経営の知識、諸沢さん全くない状態でスタートとなりました。ですので、20歳から二年間、社長研修をしていたそうなんです。出店に必要な手続きなどなど、経営チームを新設し、いろいろ学びました。足りないところはみんなで補えばいいと。三年間は、今後、西牧会長がフォローしていくということです。
すでに新社長になって新たな風が吹き始めています。例えば新入社員の研修卒業のお祝い。これまで西牧さんは焼肉だったり、お食事に連れていくというのが慣例だったということなんですが、新社長、女性社員に対してはまつげパーマ。まつげをくるんと上げるパーマは行っておいでなど、こうしたギフトをするという形にしているということで、おっさんがおっさんに社長をバトンタッチしても、現場は喜ばないなと西牧会長も感心していました。新入社員、新卒の方と年齢的には同じ同世代ですので、やっぱり何が喜ぶかというのを分かっているというのは一つあるかもしれませんね。そして今後についてはこんな目標を掲げていらっしゃいました。一緒に汗をかいて今日も頑張ったねって、現場に入り続ける社長でいたいと、人のために汗をかき続けていたいということです。目標は今年中に自分の力で新たな店舗を出店したいとおっしゃっていました。
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