81.你的大腦累了嗎?
Description
東京葛飾区の脳神経内科。この日初めて受診したという34歳の大野さん。「仕事をしていても、時々頭がボーッとなってしまって。午後になってくるとあれこれ、こうだったっけ。」半年ほど前から、物忘れが増え、仕事に支障が出ているといいます。院長の内野勝行医師によると、最近こうした若い人の物忘れが増えているそう。日をまたいで1時ぐらいまで起きていたりとか、スマホでいろいろ動画を見たりとか、家で仕事し、持ち帰り仕事とか。やっぱりスマホの使い方かもしれませんね。
原因はスマホ脳疲労ではないかとのこと。スマホの使いすぎによって、脳に大きな影響を与えているというのです。こうしたスマホと脳の関係について、日本でいち早く研究を始めたのが脳神経外科の奥村歩医師。「特徴的なのは脳の前頭葉の機能が低下する。それがスマホ脳疲労ですね。」スマホ脳疲労の患者の脳を調べると、記憶や思考を処理する前頭葉で活動低下を示す青色が多く、これは認知症に近い状態だといいます。スマホ脳疲労と指摘された女性のカルテです。物忘れが激しく、集中力がない。昨日、何したか思い出せない。女性は、一日中スマホを肌身離さず見ていました。やがてメールの通知音で息苦しさを感じるように。
「スマホ脳疲労、前頭葉の疲れを放置していくとうつ病になってしまう。若い方が非常に増えてますね。」スマホ脳疲労を治すために注意したいスマホの使い方とは「持ち運びができてしまうってことで、どこでもできてしまうっていうことでながらスマホ。あとダラダラスマホね。」ながらスマホとは食事などをしながらスマホを見ること。ダラダラスマホとはボーッとなんとなくスマホを見ている状態のこと。そうすると膨大な情報が脳に入ってくる。その影響が夜残ってしまうので、思ったより熟睡できてない。それが脳疲労を生み出してる」ながらスマホにより無意識に多くの情報が脳に入ることで、脳がフル回転し続け、寝ている間も深い睡眠を取れないのがスマホ脳疲労の原因だといいます。
どうすれば改善できるのでしょうか。「一時的に脳が疲れて認知症そっくりの症状が出てるだけなので、生活を改善したり、スマホの使い方を見直したりとか、よく寝れるような生活して脳機能を回復することができるんです。」奥村医師が勧めたのは上手にスマホと付き合う3ヶ条。ながらスマホをやめ、スマホだけに集中。深い睡眠を妨げるので、寝る前にはスマホを使わない。五感を積極的に刺激。スマホで視覚を使ったら、聞く味わうなどして、五感刺激のバランスをとる事が大事。この使い方の指導によりスマホ脳疲労の女性は一カ月ほどで回復に向かったそう。
一方、最近スマホ脳疲労と指摘された大野さん。家で仕事をすることが多く、閉じこもりがちになり、五感刺激がうまくいかないとのこと。そこで内野医師は、家の中で五感を刺激するため、ある音と味を生活に取り入れるアドバイスをしました。東京柴又でその音と味の体験会が。こちらは内野医師が地元のお年寄り向けに行っている脳にいい体験会。ブルブルと震えるこの音はガンマ波サウンドと呼ばれる加工された音。努力して聞き取ろうとすることで、脳にたまるアミロイドβというタンパク質を減らしやすくするんだそう。「音を聞くだけで、いわゆるアルツハイマー病の原因になるアミロイドβタンパクを減少させるというふうなことがですね、実験で明らかになった。アミロイドβはもう30代から実はどんどん蓄積していきますので、それを減らすようにやるということはとても大事ですね。」
また味覚を刺激するため、内野医師が考案のスープも抗酸化成分が多いトマトや野菜を使い、さらに植物性のアマニ油をかけていただきます。ポイントはアマニ油に含まれるオメガ3脂肪酸という成分。「オメガ3を取ることによって血流が上がりますので、頭の中の酸素もしっかり回りますし、血液の流れも良くなって、認知症とかうつとかのリスクも減ってくるという。」
小額贊助支持本節目: https://open.firstory.me/user/cklozj3bvpsms088555qqs00y
留言告訴我你對這一集的想法: https://open.firstory.me/user/cklozj3bvpsms088555qqs00y/comments
Powered by Firstory Hosting