No.603 偽医者まん延するSNS、え、リアルも
Description
要約
松原氏と姫先生による「綺麗になるラジオ」の放送内容です。主に医師資格の偽装や医師の経歴詐称に関する話題が中心でした。
姫先生は最近SNSで「人の命の終わりに立ち会ったことがない医師免許保有者は医師でなし」という投稿をしたことについて言及しました。これは真面目に医師をしている人々には共感される内容だと述べています。
続いて、SNS上で「東大卒現役医師です」と名乗る人物について話題になりました。姫先生によると、この人物は東大は卒業しているものの医学部ではなく、その後別の医学部に入り直したようだとのことです。
また、順天堂大学の元心臓血管委員長だった天野先生がリアーナクリニックの理事長になったことについても触れられました。姫先生は天野先生について、3浪して私立医学部に入ったという情報を得たことを共有しています。
医師の世界では出身大学が重視される傾向があり、姫先生は自身が私立医学部の現役合格者であることに触れました。
話題は最近の医師資格偽装事件に移り、京都大学医学部卒と偽って無資格で診察を行っていた66歳の男性が逮捕された事件について議論されました。この人物は2024年9月から2025年4月まで大阪市北区のがん治療専門クリニックで医療行為を行い、20歳から90代までの患者169人に400回以上の診察を行っていたとのことです。
姫先生は、この事件が保健所や雇用側の確認不足によるものだと指摘し、医師免許の確認方法について説明しました。この偽装医師は「医師免許を紛失して再発行中」と嘘をついていたようですが、姫先生によれば再発行には1年もかからず、厚労省に電話すれば確認できるとのことです。
最終的に、この偽装医師は中国人の在留カード偽造事件の捜査過程で発覚したことが明らかになりました。姫先生はネット上で医師と名乗る人々の信頼性についても言及し、確認できる医師とそうでない医師の見分け方についてアドバイスしました。
姫先生は自身がSNSに投稿した「人の命の終わりに立ち会ったことがない医師免許保有者は医師でなし」という内容について説明しました。これは医師としての経験と責任の重要性を強調するもので、真面目に医師をしている人々には共感される内容だと述べています。姫先生はこのような基準が医師の開業資格などのルール作りに役立つのではないかと提案しています。
姫先生はSNS上で「東大卒現役医師です」と名乗る人物について話題にしました。この人物は東大は卒業しているものの医学部ではなく、その後別の私立医学部に入り直したようだとのことです。姫先生は経歴に「空白の期間が大きい」と指摘し、医師の世界では出身大学や入学経路(現役か浪人か)が重視される傾向があることを説明しました。
順天堂大学の元心臓血管委員長だった天野先生がリアーナクリニックの理事長になったことについて話題になりました。姫先生は天野先生について、3浪して私立医学部に入ったという情報を得たことを共有しています。医師の世界では出身大学や入学経路によって扱いが変わることがあり、姫先生自身は私立医学部の現役合格者であることを述べました。
京都大学医学部卒と偽って無資格で診察を行っていた66歳の男性が逮捕された事件について議論されました。この人物は2024年9月から2025年4月まで大阪市北区のがん治療専門クリニックで医療行為を行い、20歳から90代までの患者169人に400回以上の診察を行っていたとのことです。松原氏はこの事件がニュースになっていることを伝え、容疑者は容疑を否認していると述べました。
姫先生は、この事件が保健所や雇用側の確認不足によるものだと指摘しました。偽装医師は「医師免許を紛失して再発行中」と嘘をついていたようですが、姫先生によれば再発行には1年もかからず、厚労省に電話すれば確認できるとのことです。最終的に、この偽装医師は中国人の在留カード偽造事件の捜査過程で発覚したことが明らかになりました。姫先生は近畿厚生局の大失態だと批判しています。
姫先生はネット上で医師と名乗る人々の信頼性について言及し、確認できる医師とそうでない医師の見分け方についてアドバイスしました。本物の医師は自分のクリニックのホームページをリンクしていることが多く、そうでない人は確認が取れないことが多いと説明しています。
今回の会議は、医療分野における資格詐称と無資格医療行為の問題、SNS上の医師表記の信頼性、行政の確認プロセスの不備とその影響を中心に、最新事例を踏まえた現状共有とリスク認識の擦り合わせを行った。特に、Bookmarkは無いが、複数の具体事例と制度上の課題が強調された。
- 無資格医療行為の最新事例(京都大学卒を偽装したケース)
- 2024年9月上旬~2025年4月下旬に大阪市北区のがん治療専門クリニックで無資格者が問診・診察(400回以上、患者169人)を実施した疑い。
- ワクチン接種等は看護師に指示。現時点で健康被害は確認されていないが、医師法第17条違反の可能性、指示行為に伴う傷害罪該当の指摘あり。
- 容疑者は「京大医学部卒」「京大病院勤務」「医師免許紛失・再発行中」と主張。再発行は長期化しないため不自然との評価。
- 発覚経緯は在留カード偽造捜査の過程で偽造医師免許画像が見つかったことによる偶発的露見。
- 行政・確認プロセスの不備
- 保健所届出(管理者=院長)段階でのスクリーニング不全が疑われる。
- 近畿厚生局を含む確認体制の「ツールはあるのに使われていない」運用不備への強い問題提起。
- 厚労省の免許確認(免許係への照会)で真偽確認可能であり、「再発行中」主張は検証可能だったはずという指摘。
- SNS上の「医師」表記の信頼性と見極め
- 「東大卒現役医師」などの肩書が実態と乖離(東大全学部卒だが医学部は私立など)の例がある。
- 本物の可能性が高いパターン
- 現役医師であることの外部確認が取れる(関係者証言)。
- プロフィールに自身のクリニック公式サイトへのリンクがある。
- 信頼性が低いパターン
- 出自や所属の外部検証ができない/不明瞭な自己申告のみ。
- 医療界内部の文化・背景
- 医師間での学歴確認(どの大学か、現役か等)という独特の慣習の存在と、その扱いの差異。
- 資格・キャリア経路に関する社会的評価やバイアスの言及(現役合格/一般入試など)。
- メディア露出の偏り
- 教員免許偽造は全国ニュース化する一方、無資格医療の重大事案が地上波で大きく扱われないことへの違和感と危機感。
- 患者安全
- 無資格者による診療・指示は重大な健康被害に直結し得る。現時点で被害確認なしでも、潜在的リスクは高い。
- 法的・コンプライアンス
- 医師法17条違反、傷害罪リスク、医療機関の管理責任(院長・管理者)および監督官庁の手続瑕疵が問われ得る。
- レピュテーション
- 医療機関・ネットワーク全体の信頼毀損。SNS上の誤認誘発肩書は患者不信を拡大。
- 免許確認は口頭申告や書面コピーのみに依存せず、厚労省の公式照会(免許係)または公的データベースで必ず二重確認する。
- 管理者(院長)就任時・採用時の資格確認は、保健所届出前の必須ゲートとして運用する。
- SNSや広報での肩書表記は、検証可能な情報(学位・所属・医籍)に限定するガイドラインを策定する。
チャプター姫先生のSNS投稿と医師の定義について SNS上の「東大卒現役医師」の経歴詐称について 天野先生の経歴と医師の世界の階層性 医師資格偽装事件の詳細 偽装医師の発覚経緯と制度の問題点 ネット上の医師の信頼性確認方法 行動項目姫先生は医師免許の確認方法として、厚労省の免許係に電話して確認することを推奨しました。 姫先生は本物の医師かどうかを確認する方法として、プロフィールに自分のクリニックのホームページがリンクされているかを確認することを提案しました。 プロジェクト進捗共有/ステータス更新サマリー概要主なディスカッションリスクとインパクト合意事項・方針次のステップ採用・管理者任命プロセスにおける医師免許オンライン照会の標準手順(SOP)を1週間以内にドラフト化。既存在籍医師・非常勤含む全員の医籍番号・再発行履歴のスポット監査を2週間で完了。保健所届出前チェックリスト(免許真正性確認、原本照合、厚労省照会記録保存)を作成・即日運用開始。広報・SNS肩書表記ガイドラインを策定し、全公式プロフィールを1か月以内に更新。事故・事案発覚時のエスカレーション手順(行政照会、患者影響評価、対外発表)を整備。







