霊的研究者は、つまり本当の意味でのスピリチュアリストは、生きながらに霊界に上るために魂の強化を決定します。そして一般的に人間が自然な形で死の門をくぐり、普通に霊界に入るときにも同じことが起こるのです。

そのとき私たちは、霊的研究者が魂の成長によって到達した同じ世界に身を投じることになります。ある意味で、準備をしないままにそこに身を投じることになるのです。

その霊界では、魂が自らを強くするために許した特性、つまりこの世で望んだ利己的な欲望を成就する力を、それを真実にする力を持っていかなければならないのです。

死の門をくぐった瞬間に、私たちはある世界に入ります。そこで自分自身を認識する自己意識は最高の高揚と強化に至ります。つまり利己主義が、瞬時に強化されるのです。

では、その世界で最高に強化された自意識をもって、私たちは何をするのでしょうか？

霊的な世界、つまりあの世は、人間の死と再生の間の世界です。私たち人間の輪廻転生を準備する世界です。そこでは、本質的に魂が自ら持ち込んだものだけが、これまでの地上生活で経験したことに従って次のような構造をとることになるのです。