「デュエル勝率100％のDFはアーセナルの新たなガブリエウか」　　プレミアリーグのアーセナルは、11月5日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ（CL）でチェコ1部スラヴィア・プラハと対戦し、主力を欠きながらも3−0で勝利した。アーセナルのミケル・アルテタ監督は、若手MFマックス・ダウマンを大会最年少出場選手として起用し、チームは攻守両面で完璧な内容を示した。攻撃では3ゴール、守備ではクリーンシートを達成し、理想的な形で勝点3を手にした。　この試合で特に存在感を放ったのが、今2025年夏加入したエクアドル代表DFピエロ・インカピエだとUKメディア『FootballFanCast』が伝えた。　同選手は73分間の出場でタックル成功率100％、インターセプト1回、クリア1回、ボール奪取1回、タッチ42回、ドリブル成功率100％を記録し、空中戦および地上戦のデュエル全勝という完璧な数字を残した。　同メディアによると、イングランドの分析家ライアン・アダキン氏は、インカピエの機動力、攻撃的な守備姿勢、空中戦の強さ、そして左足の精度が、同クラブに所属するブラジル代表DFガブリエウと酷似していると指摘したと伝えた。　一方、ガブリエウも95分間の出場でクリア4回、ブロック2回、ボール奪取3回、空中戦6回中4回勝利と堅実な守備を披露した。　インカピエはまだアーセナルとイングランドの環境に適応中と見られているが、この試合で見せた統率力と闘志あふれる守備姿勢は、ガブリエウに通じるものがあると同メディアは指摘。　アーセナルのミケル・アルテタ監督が理想とする強固な守備陣の一員として、今後インカピエが出場機会を増やし、アーセナルの新たな守備の象徴となる可能性は極めて高いのかもしれない。