「元川崎フロンターレの山田新、セルティックを1月に退団かと現地報道」　　スコティッシュ・リーグカップ準決勝が11月2日に行われ、セルティックとレンジャーズが対戦し、延長戦の末にセルティックが3-1で勝利した。 この試合でセルティック所属のFW山田新はメンバーから外れた。　そんな中、スコットランドメディア『Celtic Quick News』は、J1の川崎フロンターレから130万ポンド（約2億6,000万円）でセルティックへ今2025年夏に加入した山田が、2026年1月の移籍市場でセルティックを離れる可能性が高まっていると報じた。　山田は7月に開催された親善大会・コモ・カップの3位決定戦でセルティックデビューし、サウジアラビアのアル・アハリ戦で後半から出場した。山田は出場から15分後にオフサイド判定でゴールを取り消されたが、PK戦では5人目のキッカーとして勝負を決めた。試合後、ブレンダン・ロジャーズ前監督は「山田はよく働いた。落ち着きがあり、スピードと強さがある」と称賛していた。　しかし、UEFAチャンピオンズリーグ敗退後に発表されたUEFAヨーロッパリーグ登録メンバーから山田の名前は外れた。リーグ戦では出場機会が限られ、10月26日のハーツ戦では60分にFWジョニー・ケニーと交代で出場したが、チームは1-3で敗戦した。この試合がロジャーズ前監督の辞任前最後の試合となり、山田の立場はさらに不透明となった。　暫定指揮官マーティン・オニール監督の下で山田は復調を目指したが、30日のフォルカーク戦（4-0）では招集外となった。負傷情報がない中での除外により、同メディアは同指揮官の構想外と見られているのではないかと指摘。　さらにセルティック所属の日本代表FW前田大然の復帰やケニーの2ゴールもあり、今後、山田の出場機会は低いことが予想されている。　3か月前にはEFLチャンピオンシップのバーミンガム・シティ所属で元セルティックFW古橋亨梧の後継として期待された山田だが、現地ではすでに1月の完全移籍またはレンタル移籍の可能性の噂が絶えないようだ。