空間の鳥と白鶴亮翅
Update: 2024-06-08
Description
先日出かけた京橋のアーティゾン美術館、ブランクーシ「本質を象る」展で挙げられていた作家の言葉 ー真なるものとは、外面的な形ではなく、観念、つまり事物の本質であるー に、『太極拳のすすめ』で名時先生の書いている、五感を磨くことが人間に与えられた幸福には違いないが、ほんとうのもの、真実は見えるもの、きこえるもの、さわれるもの、味わえるものの奥にある、太極拳をひたすらに舞うことで、声なきを聴き形なきを視る、という礼記をひいて太極拳の楽しさを紹介した記述を思い出しました。
展示会場では垂直に天へ向かう空間の鳥の姿に、白鶴亮翅の姿が立ち上がってくるようでした。太極拳、自分の頭の中の流れや理解を体で追いかけていくのではなく、どうしたら、自身の体を支える自然に素直に動いていけるのか。本質を象る、という展覧会のタイトルは稽古を考える上でもどきっとする示唆に満ちています。
太極拳はやっぱり楽しい、太極拳のすすめの言葉に、すこし近づいたような、そんな思いになった話です。
ブランクーシ展は7月7日まで
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