【あの人を脳から消す技術】嫌な人に心を乱されない生き方 by悩みは神様からの贈り物!vol.620
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今回の投稿の内容
嫌な人を「忘れたいのに忘れられない」と悩む方へ。
本記事では、菅原道仁医師の『あの人を脳から消す技術』を参考に、脳の仕組みを利用したストレス対処法を紹介します。映画テクニックや睡眠の力を活かして、心を軽く保つヒントをお届けします。
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皆さんこんにちは。グレイスカウンセリング心理カウンセラーのかなう美保です。
「どうしても嫌な人が頭から離れない」「寝る前に、あの人のことを思い出ちゃって眠れなくなった。」そんな経験が皆さんもあるかもしれません。
会話にその人の名前が出るだけで気持ちがざわついて、愚痴になってしまったり、その人からのメールは返信するのも億劫だったり…。目の前にいないときぐらいは忘れていたいのに、その人が心の中に居座り続けている。そんな状態ってつらいですよね。
今日は、神経外科医の菅原道仁(みちひと)さんの著書 『あの人を脳から消す技術』 をヒントに、嫌な人との関わりに心を乱されない秘訣を考えてみたいと思います。
嫌いな人が頭から離れない理由
私たちの脳は日中に起きた出来事を、夜寝ている間に整理します。特に私たちの感情が大きく揺れ動いたことは「重要な出来事」と脳が判断して、繰り返し頭の中で再生されるといいます。だから嫌いな人とのやり取りほど、優先的に記憶されてしまうんですね。
つまり嫌いな人の出来事を忘れることができないのは、心の弱さというより、脳の自然な働きということになります。あなたのせいではないということです。
脳の「偏桃体」にはこんな特徴があります。
私たちが「これは考えないことにしよう」とすればするほど、かえってそれが重要な記憶として強調されるという特徴です。つまり忘れようとするほど、その人が「要注意人物」となって、頭から離れなくなってしまうんです。
脳は覚えることよりも、忘れることの方が苦手なのだそうです。確かに考えてみれば、いろいろなことを意識的に記憶することはできるけれど、「これは忘れよう!」と決心したところで、パソコンのファイルを削除するようにスッキリと忘れることってできないですよね。つまり忘れようとする努力はあまり実らないということです。
あの人を脳から消す技術とは?
では、どうしたらあの人を脳から消すことができるんでしょう?
菅原医師の著書の中には、7つの方法が紹介されています。今回はその中でも取り入れやすい 映画テクニック について紹介したいと思います。
映画テクニックというのは、実際自分に起きた出来事を、まるで映画の登場人物に起こったこととして認識するテクニックです。
嫌な出来事を自分の体験として思い出すと、脳が強く反応するんですよね。でも同じ出来事でも、映画で起きた出来事なら衝撃がだいぶ弱まります。それを利用するのがこの方法です。
具体的にどうするかというと、まずその出来事があった場所を思い出してください。部屋の明るさや聞こえてくる音、中の様子や、そこにいた人の表情などを思い出してほしいんです。
そしてその後、カメラのアングルを変えるようなイメージで、同じ光景を別の視点から見るんです。そのときに自分が、もう一人の自分をカメラ撮影するように外から観察するのがポイントです。
そして登場人物である自分が味わっている感情を、自分の感情ではなく、映像の中の人物がそう感じているという具合に、距離をとって温かい気持ちで見守ってほしいんです。
この方法は、記憶と自分との間に心理的な距離をつくって、感情の衝撃を和らげようとする方法です。夜、布団に入って嫌な人がよみがえって眠れないというときに、ぜひ試してみてください。
日常生活に活かすヒント
またこの映画テクニックは、仕事や家庭の中でも役に立ちます。
- 職場での人間関係
上司の言葉に腹が立ったとき、その場面を「映画のワンシーン」として切り離してみることで、過剰に反応することを避けられるかもしれません。 - 家庭での小さな衝突
パートナーや子どもとのやり取りも、感情に巻き込まれると疲れてしまいます。客観的な視点を持つことができると、単純な「出来事」として淡々と処理しやすくなります。
「これは私に起きたこと」ではなく「映画の登場人物に起きたこと」として切り替えようとすることがポイントになります。
睡眠の力で記憶をやわらげる
また「睡眠」も嫌な人を脳から消すことに役に立つようです。
カリフォルニア大学バークレー校のマシュー・ウォーカー博士によると、良い睡眠は嫌な記憶の感情的な強さを30%ほど減らして、穏やかな記憶に書き換えることができるというんです。睡眠も嫌な記憶を消すのに大切なんですね。それは私たちが寝ている間に扁桃体が活発に活動して、感情的な記憶を整理してくれるからだそうです。
そんなよい睡眠をとるポイントは、毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きることだそうです。そして寝る前には、ゆっくりお風呂に入ってストレッチをしたりして、リラックスした状態で眠りに入るのがいいそうです。
まとめ:心の平和を取り戻す第一歩
嫌な人や出来事に振り回されないためには「忘れよう!」とがんばるよりも、振り回されないようにすることが大切です。
「脳が少しずつ整理してくれているんだ」と信じて手放していく。そうすることで、「頭の中のあの人」が、だんだん小さな存在に変わっていきます。
皆さんは、今日の話どう思いましたか?
悩みは、あなたとあなたの家族がもっと幸せになるための贈り物!
大丈夫、あなたにもできます!
著者 心理カウンセラー/講演家 かなう美保
12歳までの記憶を失う体験をする。重い障害の娘を自宅で看護し天国に送った。中学生だった息子の頭にこぶし大の腫瘍ができ、頭蓋骨が3㎝の半円状に溶ける経験をした。発達障害のため担任からいじめられたことが原因で高校を中退し、ひきこもりになった息子に寄り添う。やがて息子は大学に入学、現在は自らの経験を生かして子供の気持ちがわかる小学校の先生になっている。特別養子制度により血のつながらない子を我が子として育てた。
詳しいことは グレイスカウンセリングhttps://kanaumiho.com/
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