Discover保存20250930【言ったのに伝わらないのはなぜ?】認知心理学が教えるスキーマの違いと伝わる伝え方 by悩みは神様からの贈り物vol. 617
【言ったのに伝わらないのはなぜ?】認知心理学が教えるスキーマの違いと伝わる伝え方 by悩みは神様からの贈り物vol. 617

【言ったのに伝わらないのはなぜ?】認知心理学が教えるスキーマの違いと伝わる伝え方 by悩みは神様からの贈り物vol. 617

Update: 2025-09-05
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<figure class="wp-block-image size-large is-resized">「言ったのに伝わらない 認知心理学 スキーマ」</figure>



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まとめ





「言ったのに伝わらない…」そんなもどかしさを感じることはありませんか?実は、コミュニケーションの誤解には、認知心理学でいう「スキーマ(思い込みや枠組み)」が大きく関わっています。この記事では、なぜ相手に意図が正しく伝わらないのか、その背景にある心理の仕組みをわかりやすく解説しながら、日常の会話に役立つヒントを紹介します。人間関係をよりスムーズにする第一歩として、ぜひ参考にしてください。





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「皆さんこんにちは!グレイス カウンセリング心理カウンセラーのかなう美保です。『言ったのに伝わらない』という悩みは誰にでもあるのではないでしょうか?」
「言ったはずなのに全然やってくれない!」「ちゃんと説明したはずなのに、言った言わないという話で問題になってしまった。」こんな経験が皆さんもあるかもしれません。





でもなぜちゃんと言ったはずなのに、伝わらなかったんでしょう?
今日は認知心理学の視点から、言ったことが伝わらない原因と、どうしたら伝わるのかについてお話しします。





スキーマってなに?





皆さんは スキーマ という言葉をお聞きになったことがありますか?
スキーマ(schema)というのは、私たちがいろいろな経験をすることで得る知識の枠組み、物事を解釈するための心の中の「型」のようなものを言います。





例えば「赤くて丸い果物、といえばなんでしょう?」というクイズがあったら、皆さんは何と答えますか?
きっと「りんご!」と答える方が多いのではないでしょうか?
それは私たちが「赤くて丸い果物といえば、りんご」という同じスキーマを持っているからです。





でももし南国の人だっら、「赤くて丸い果物といえば、絶対ドラゴンフルーツでしょ!」と答えるかもしれません。





言葉の違いから生まれる誤解





スキーマは、ほかの言語と比べるとわかりやすいかもしれません。
私が北欧に住んでいたころ、ある友人が、当時は貴重な国際電話をかけてくれたんです。





でも残念ながら留守にしていた私の代わりに、ポルトガル人のルームメイトが、その電話を取ってくれました。そこで日本人の友人は、「また、かけなおします」と伝えるために”I will hang you next chance.”といったんです。





でもその英語の意味は「次はお前をつるし首にするからな!」という意味だったんです。とんだ誤解ですよね!





日本語では、電話は掛けるといいます。だから友人は洋服をハンガーにかけるのと同じ”hang”を使ったんです。
でも英語では電話というのは、リーンリーンとベルを鳴らして相手を呼ぶというスキーマのようです。だから呼ぶという意味の”call”という言葉を使うんですね。





突然「お前をつるし首だ!」と言われたルームメイトはショックを受けて「どういう意味だったの?」と涙目で私に聞きました。「言ったのに伝わらない」というのはこんな風に言語が違うとよく起こることです。





私たちのもつスキーマにはこの世界や周りの人、自分に対する思い込みなども含まれていて、特に不適応スキーマがあると、それが生きづらさの原因にもなってきます。





「聞いていない」のではなく「違うスキーマで理解している」





では、なぜ普通に日本語で話してるだけのに、「言ったのに伝わらない」ということが生じてしまうんしょう?
それは同じ日本語でも相手と自分が違うスキーマを持っていることがよくあるからなんです。





たとえば、夫に「ごみを捨てておいてね」と言ったとします。
夫のスキーマでは、「ごみを捨てといえば、ごみを捨てたらおしまい。」かもしれません。





でも あなたのスキーマでは、ごみを捨てた後、ごみ箱をキレイにして、新しい袋をセットしているでもごみを捨てられることまで完了して、それがごみ捨てかもしれません。





つまり同じ言葉でも、スキーマが違えばイメージする行動も変わってくる「言ったのに伝わらない」ということが起こるんです。





「言ったのに伝わらないとき、どうしたら『伝わる』に変わるの?」





では、どうしたらちゃんと伝えることができるんでしょう?
それには 「具体的に伝える」ということがポイントになります。





「このぐらいは、わかるはず!」と相手のスキーマに任せてしまうと、行き違いが生じるくなるからです。





たとえば、「今日は誕生日だから、早く帰ってきてね。」といっても、「早く」が何時なのは人によってスキーマが違います。だから代わりに、「今日は誕生日だから、7時には帰ってきてね。」と具体的に時間を伝えれば、スキーマの違いをカバー「言ったのに伝わらない」を防ぐことができます。





また夫婦でも、親子でも、職場の人でも、自分とまったく同じスキーマの人というのはいません。
だから 「私はこういう意味で言ったんだけど、あなたにはどんなふうに理解したの?」と確認していくことも大切です。





「なんでやらないの!」と腹を立てる前に、「スキーマが違ってて、ちゃんと伝わってなかったのかも、だから、言ったのに伝わらなかったのかも…」と考える習慣を持つといいですね!





まとめ





「言ったのにやってない!」「言ったのに伝わってなかった。」ということはよくおこります。
よくわかってるはずの身近な人ほど、言ったことをわかってくれてないと腹が立ちますよね。





でも「また、私のことを無視してる!」と感情的になりがちな自分をちょっと抑えて「スキーマがちがうから、通じてないのかな?」と考え、具体的に伝える習慣、確認する習慣をつくりたいですね!





悩みは、あなたとあなたの家族がもっと幸せになるための贈り物!
大丈夫、あなたにもできます!





著者 心理カウンセラー/講演家 かなう美保  
12歳までの記憶を失う体験をする。重い障害の娘を自宅で看護し天国に送った。中学生だった息子の頭にこぶし大の腫瘍ができ、頭蓋骨が3㎝の半円状に溶ける経験をした。発達障害のため担任からいじめられたことが原因で高校を中退し、ひきこもりになった息子に寄り添う。やがて息子は大学に入学、現在は自らの経験を生かして子供の気持ちがわかる小学校の先生になっている。特別養子制度により血のつながらない子を我が子として育てた。





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