【ECの未来®NEWS】ファッションECサイトの利用者が重視することとは!2024/10/25-11/1
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2024年10月25日から11月1日までのECに関連する注目のニュースを5つピックアップして紹介します。本ニュースは物販ビジネス専門メディア「コマースピック」の提供です。
本日ご紹介するニュースは次の5つです。
1、博報堂がロイヤルティプログラム支援チームを設立
2、ファッションECサイトの利用者が重視することとは
3、SBSグループ、置き配新サービス「SBS Ecoロジ便」の提供を開始
4、Threads、「トレンドランキング」機能のテストを開始
5、スポーツブランドのデサント、公式通販サイトをリニューアル
1.博報堂がロイヤルティプログラム支援チームを設立
株式会社博報堂は、顧客との中長期的な関係を構築し、LTVの最大化を目指すため、新たにロイヤルティプログラム業務支援の専門横断チーム「HAKUHODO LOYALTY WOW」を設立しました。この専門チームは、博報堂DYグループの多様な専門家が一丸となり、ロイヤルティプログラムの戦略、設計、開発、運用を支援します。チームには、ブランドクリエイティブやアクティベーションに実績のあるクリエイターが参加し、設計やシステム開発の品質を確保しつつ、顧客がロイヤルティプログラムに積極的に参加し、感情を引き出す体験を通じて“ブランドラブ”を育むことを目指します。
2.ファッションECサイトの利用者が重視することとは
株式会社シナブルが実施した「ファッションECサイト」に関する利用実態調査の結果が発表されました。
商品選びに「迷った時に購入をやめることはありますか?」という質問に「よくある」が35.2%、「ときどきある」が55.4%、「あまりない」が7.8%、「全くない」が1.6%との結果が示されました。約9割の方が迷った場合に購入をやめる傾向がわかります。先の質問で「ある」と答えた方に「カートに商品を入れた後、購入をやめる理由は?」と尋ねたところ、最も多かった回答は「送料が高いと感じた」が35.8%で、次いで「カート内の商品について考え直した」、「クーポンや割引が利用できなかった」と続きました。一方で、「これからもファッションアイテムをECサイトで購入したいと思いますか?」という質問に対し、「非常に思う」「やや思う」を合わせて85.1%、「あまり思わない」「全く思わない」を合わせて14.9%という結果が得られました。約85%の方がECサイトでのファッションアイテムの購入に前向きであることが明らかになっています。「店舗と比較して、ECサイトでの購入を選ぶ理由は?」という問いには、「価格が安い」が50.8%、「時間や場所を問わず購入できる」が45.7%、「セールやクーポンが多い」が41.0%という結果が得られました。これにより「価格」が最も注目されていることがわかります。また、利用者がECサイトでの購入を好む理由として利便性が挙げられ、セールやクーポンの充実が重要な要因であることもわかりました。
3.SBSグループ、置き配新サービス「SBS Ecoロジ便」の提供を開始
SBSグループで即日配送サービスを手掛けるSBS即配サポート株式会社は、近年の伸びが著しいEC物流の需要に対応すると同時に、ユーザーに対し「置き配」の利用を促進することで、再配達率を削減し、地球環境に貢献するサステナブルな置き配新サービス「SBS Ecoロジ便」の提供を開始すると発表しました。60サイズ5kgまでで300円から、100サイズ10kgまでで330円からと、事業者が安価に配送を依頼できるサービスとなっています。配送エリアが東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県と限られていますが、条件に合致する事業者は配送料を抑えた運用が可能になるのではないでしょうか。
4.Threads、「トレンドランキング」機能のテストを開始
Metaは、テキスト共有アプリ「Threads(スレッズ)」で、プラットフォーム上で話題になっているトピックを表示する「トレンドランキング」機能のテストを日本で開始することを発表しました。本機能は今年3月から米国で提供しているもので、米国以外の国や地域で導入するのは今回が初めてとなります。まずは一部の国内利用者に向けてテストを開始し、順次対象を拡大する予定です。トレンドランキングはThreadsの検索画面で見ることが可能で、機械学習AIシステムによって選ばれた最大5つのトピックが表示されます。それぞれのトピックをタップすると検索結果が表示され、関連投稿を通じて他の利用者がどんな会話を楽しんでいるのかを簡単に発見することが可能です。ランキングに表示される内容は利用者ごとにパーソナライズされるのではなく、日本の利用者全体の中でトレンドになっているトピックを表示する仕組みです。近年、Xの拡散性の高さにより売上を伸ばす機会が増えているようですが、Threadsの機能が拡充することで、同様の効果が期待できるようになるかもしれないですね。
5.スポーツブランドのデサント、公式通販サイトをリニューアル
デサントジャパン株式会社は、Direct to Consumer強化の一環として、公式通販サイト「DESCENTE STORE オンライン」のリニューアルを実施いたしました。今回のリニューアルでは、お客様にお買いものをよりスムーズに楽しんでいただくために、ブランドごとにページを構成し、ECサイトからブランドサイトへワンクリックで移動できるように改善されています。従来のブランド横断でお買い物いただくことを目的としたサイトと比較して、よりお客様の求めるブランドの情報が受け取りやすくなるよう利便性を向上したとのことです。その他にも、無料でのサイズ交換サービスの開始や、お客様にご注文をいただいてから最短当日の出荷が可能になるなど、試着できないことや納期といった通販の課題を解決し、お客様により快適・便利にご利用いただけるサイトとなりました。