#27 音楽著作権の歴史【後編】トーキーの誕生/アルドン・ミュージック
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音楽著作権の歴史、最終回は映画に初めて音声が加わり、1927年世界初の"トーキー"として大成功を収めた『ジャズ・シンガー』、以降ASCAPは新たにシンクロ権を誕生させるなど映画の大衆化とともに拡大し変革した音楽ビジネスについてお話します。ロックンロールに音楽の将来を見据えた音楽出版社アルドン・ミュージックの才気あふれる活躍についてもご紹介します。
●徳川夢声(1894/4/13 – 1971/8/1):本名、福原駿雄。弁士、漫談家、作家、俳優、ラジオ・TV等で活動した日本の元祖マルチタレント。
●トーキー:映像と音声が同期した映画のことでサイレント映画の対義語として「トーキー映画」と呼ばれることもある。
●映画『ジャズ・シンガー』:1927年10月6日にアメリカで公開された長編映画として「世界初」のトーキー。第1回アカデミー賞 脚色賞部門にノミネート。
●アル・ジョルソン(1886/5/26 – 1950/10/23):リトアニアで生まれたアメリカの歌手、俳優。20世紀のアメリカを代表するエンターテイナー。
●ASCAP:#26を参照
●Girls Town(邦題:非情の青春):チャールズ・ハースが監督した1959年の青春映画。音楽担当ではないが、ポール・アンカが出演していることから彼の曲が5曲も演奏される。
●ドン・カーシュナー(1934/4/17 – 2011/1/17):アメリカの音楽プロデューサー、音楽出版社経営者、マネージャー、ソングライター。
●ボビー・ダーリン(1936/5/14 – 1973/12/20):作曲家、俳優。ジャズやポップス、ロックンロール、カントリーなど様々なジャンルを手掛けた。37歳で早逝。
●アル・ネヴィンス(1915/5/3 – 1965/1/25):1940年代から50年代にかけて最も人気を博したアメリカのポップ・グループ、スリー・サンズの創設メンバーのひとり。
●アルドン・ミュージック:#26を参照
●ニール・セダカ(1939/3/13 - ):ポール・アンカと並びアメリカン・ポップス界を代表する歌手兼作曲家で、作詞家ハワード・グリーンフィールドとのコンビで知られる。代表作は「カレンダー・ガール」など多数。
●コニー・フランシス(1938/12/12 - ):女性初のロックンロール歌手と言われ、様々なジャンルの楽曲を歌った。日本でもカバーヒットで知られる。
●キャロル・キング(1942/2/9 - ): 16歳でデビューし1960年代初頭からは夫ジェリー・ゴフィンとのコンビでヒット曲を連発。70年代には、シンガー・ソング・ライター・ブームの代表的な女性歌手となった。
●ハワード・グリーンフィールド(1936/3/15 – 1986/3/4):作詞家。ニール・セダカなどブリル・ビルディングの作曲家とのコンビで数々のヒット曲を生み出した。
●ジェリー・ゴフィン(1939/2/11 – 2014/6/19):作詞家。最初の妻キャロル・キングとのコンビで数多くの曲を書いた。1990年にキャロル・キングとともに、ロックの殿堂入りを果たす。
●バリー・マン(1939/2/9 - ):数々のヒット曲を書いたブリル・ビルディング・ポップの重要な作曲家。
●スナッフ・ギャレット(1938/7/5- 2015/12/16):ラジオDJ、A&R、レーベルやプロダクション経営者として知られ、1959年からリバティ・レコードに在籍。数々のヒット曲を手掛けた。