#45 【特別対談:林哲司④】林哲司さんの作品で朝妻が挑んだ海外進出とその功績
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第45回は、前回に引き続きゲストに作曲家の林哲司さんをお迎えしての特別対談(最終回)をお送りします。シティポップを代表するメロディメーカーである林哲司さんは、今年2023年デビュー50周年を迎えられました。今回は、林さんの楽曲に可能性を感じた朝妻が、当時としては珍しかった作家の海外進出を図ったエピソードを中心に。MIDEM(世界最大級の音楽見本市)にて、イギリスのロックバンド・ジグソーに気に入られ、その作品がビルボードにチャートインした経緯をお話しします。また、名物プロデューサーであったTBS渡辺正文さんのお仕事ぶりやお人柄について。そして、この50周年の集大成として発売される数々の作品群や11月5日(日)に東京国際フォーラムで開催される『林哲司50周年記念コンサート』についてお話をいたします。(当コンテンツはコンサート開催前に配信したYouTubeコンテンツを基に編集しています。)
【TBS渡辺正文氏とのお仕事やお人柄】
●渡辺正文
“ギョロナベさん”の愛称で知られる音楽番組プロデューサー。TBS『東京音楽祭』を総指揮したことで知られる。なお、なかにし礼の著作『世界は俺が回してる』は渡辺正文の生涯を描いた小説。
●『Sound In S』(サウンド・イン “S“)
1974年4月から1981年3月までTBS系列局で放送されていた音楽番組。
●康珍化(1953年6月24日 - )1979年にアン・ルイスの「シャンプー」で作詞家デビュー。林哲司とのコンビでは「悲しい色やね」をはじめ数多くのヒット曲を送り出している。
●サマーワイン(1988年)
林哲司が竹内まりや「SEPTEMBER」、松原みき「真夜中のドア」をヒットさせた直後に発表し、日本のAORの先駆的作品となったサード・アルバム。
●PARACHUTE (パラシュート)
国内の若手一流ミュージシャンが集結して結成されたフュージョンバンド。バンド名の由来は、「どこからでも(パラレルに)シュートが撃てるバンドを標榜したことによる。
●テレビドラマ『もう一度春』
1981年1月から同年4月までTBSで放送されていたテレビドラマ。
主演の伊藤ゆかりが主題歌「強がり」のほか、劇中の音楽も担当した。
●レス・ポール「世界は日の出を待っている」(原題:The World Is Waiting for the Sunrise)
1918年に、ジーン・ロックハート(作詞)とアーネスト・セイツ(作曲)によって書かれた曲。1951年にキャピトル・レコード発表されたレス・ポールとメリー・フォード盤は、ミリオンセラーに輝いている。
●ペドロ&カプリシャス
日本のバンド。ジャズ、フォークからラテンロックなど洋楽のテイストを取り入れたアダルト・コンテンポラリーのサウンドで人気を博したグループ
【宣伝までも見据えた驚異のプロデュース力】
【当時珍しかった作家の海外進出を図った朝妻の挑戦】
【MIDEMで高く評価されジグソーが録音した林さんの作品】
●MIDEM
毎年1月にフランスのカンヌで開催される、世界最大規模の国際音楽産業見本市。音楽に携わる人々が各国の著作権ルールを認め合い、グローバルな情報交換をする場。
●Jigsaw (ジグソー)
1966年〜1981年まで活動していたイギリスのロックバンド。
「君にさよなら(原題:If I Have To Go Away)」(1977年)の作曲は林哲司が担当。この曲は全英・全米ともにチャートインする快挙。
【海外アーティストへの作品提供を通じて気づかされたこと】
●ウインドスウェプト
フジパシフィックミュージックが親会社のフジテレビと共同でアメリカに作った音楽出版。
【“林哲司50周年記念コンサート”について】
【50周年の集大成となるCD-BOXと記念書籍について】