#37 ウインドスェプトの成功 / 音楽著作権の資産価値 音楽著作権の価値の高まりと理解の向上
Update: 2022-03-08
Description
前回に引き続き、チャック・ケイと共に設立したアメリカの音楽出版社「ウインドスェプト」について。音楽著作権の資産価値としての評価がまだ低かった1990年代後半に、その価値を証明する為に行った決断のエピソード。また、上場している音楽著作権ファンドのひとつ「ヒプノシス・ソングス・ファンド」に関してや、音楽著作権がとても大きな価値を持つ資産として時代とともに移り変わっている様について考察します。
●ウインドスェプト:フジパシフィックミュージックが親会社のフジテレビと共同でアメリカに作った音楽出版社。その後ウインドスェプト音楽出版はEMI音楽出版に売却され、そしてEMI音楽出版はソニー/ATV音楽出版に買収された。
【90年代後半のウインドスェプト】
●モーリス・レヴィ(1927/8/27 –1990/5/21): 本名モーセ・レヴィ。NYブロンクス出身、ジャズクラブ、音楽出版、独立系レコード業界の分野でアメリカの起業家。ジャズクラブ「バードランド」や「ルーレット・レコード」の創設者のひとり。
【著作権の資産価値を証明】
【近年の著作権売買の事例】
●マーク・マキュリアディス(1963/10/2 –):ヒプノシス・ソング・ファンドの創設者でCEO。同社は、ニール・ヤングやフリートウッド・マックのリンジー・バッキンガム、ブロンディ、LAリード、RZA、ザ・ドリームらの楽曲の権利も購入している。
●ラリー・メステル(1962/4/2 –):本名ローレンス・スコット・メステル。アメリカ音楽界最大級の独立系音楽出版社、マーケティング・タレントマネジメント会社プライマリー・ウェーヴの創設者兼CEO。
【音楽著作権の価値の高まりと理解の向上】
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