No.637 医師も足りなくて、患者も足りない
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要約
本ラジオ番組「綺麗になるラジオ」では、ひめ先生とマツバラ氏が医療業界の現状について議論しました。番組はクリスマスイブイブの日に放送され、まず季節感について軽く触れた後、日本の医師不足問題に焦点を当てています。
ひめ先生は、医師不足が深刻な問題であると強調し、特に麻酔科医の不足により手術ができない状況が発生していることを指摘しました。この問題は以前は地方の問題とされていましたが、現在は東京都内でも発生しており、全国的な課題となっています。
マツバラ氏は、病院の約8割が赤字経営であることを挙げ、医師を十分に雇用できない経済的背景を説明しました。ひめ先生はこれに同意し、病院が赤字であるため医師を雇えず、結果として医師不足が悪化していると述べました。
労働改革により医師の労働時間に制限が設けられたことで、特に麻酔科医がフリーランス化する傾向が強まっていることが議論されました。ひめ先生は、医師は基本的に患者を治療したいという意欲があるにもかかわらず、労働時間の制限により十分な医療を提供できない状況に不満を感じていると説明しました。
また、医療費の問題についても触れられ、患者数が減少しているにもかかわらず医療費が増加している矛盾について議論されました。ひめ先生とマツバラ氏は、価値の低い医療や過剰な検査、豪華な施設への投資などが医療費増加の原因ではないかと推測しています。
最後に、ひめ先生は「ミニマム開業」という概念を紹介し、医師のフリーランス化を推進する自身の取り組みについて言及しました。自己資金での開業を目指す医師に対して支援を提供する意向を示しています。
ひめ先生とマツバラ氏は「綺麗になるラジオ」の放送を開始し、クリスマスイブイブであることに触れました。ひめ先生はクリスマスの実感があまりないと述べ、マツバラ氏はクリスマス以上に「今年はもうおしまい」という空気が流れていると指摘しました。ひめ先生は日本の年末の雰囲気が海外と同じように変化してきており、クリスマスで仕事が終わるような感覚になってきていると述べました。
ひめ先生はニュースで取り上げられている医師不足問題について言及し、以前は「医師の偏在」として地方の問題とされていたが、実際には医師の総数が足りていないことが根本的な問題だと指摘しました。マツバラ氏も同意し、特に2024年の労働改革により状況が悪化していることを述べました。ひめ先生は特に麻酔科医の不足が深刻で、手術ができない状況が発生していると説明しました。
ひめ先生は、麻酔科医や外科医の不足により緊急手術ができない状況が発生していることを具体的に説明しました。マツバラ氏はこれが救急車の受け入れ拒否にもつながっていると指摘し、ひめ先生は多くの病院が赤字経営に陥っていることを付け加えました。両者は医師不足と病院の経営難が悪循環を生み出していると議論しました。
ひめ先生は、医師不足が地方だけでなく東京都内でも問題になっていることを強調しました。特に麻酔科医の不足により手術ができない状況が東京でも発生していると述べ、以前は地方で開発された自動麻酔装置を東京の医師が必要ないと考えていたが、今では東京でも必要とされる状況になっていると説明しました。
マツバラ氏は、労働規制と給与制限により麻酔科医がフリーランスとして働く傾向が強まっていることを指摘しました。ひめ先生はこれが以前から存在する傾向であり、腕のある医師はますますフリーランス化していくだろうと予測しました。医師は基本的に患者を治療したいという意欲があるが、労働時間の制限により十分な医療を提供できないジレンマに直面していると説明しました。
ひめ先生は自身の過去の経験を振り返り、医師が使命感から懸命に働いているにもかかわらず、中核病院の医師の給与は一般に思われているほど高くないと述べました。医師の給与を削減すれば人件費が削減できるという意見に強い不満を示し、そのような考えは医療現場の実態を理解していないと批判しました。
ひめ先生とマツバラ氏は、患者数が減少し診療報酬も実質的に下がっているにもかかわらず、なぜ医療費が増加しているのかという矛盾について議論しました。両者は価値の低い医療や過剰な検査、豪華な施設への投資などが原因ではないかと推測しました。
ひめ先生は「ミニマム開業」という概念を紹介し、医師のフリーランス化を推進する自身の取り組みについて言及しました。コンサルタントに多額の費用を支払うのではなく、自己資金での開業を目指す医師に対して支援を提供する意向を示しました。
- 今年末の社会的雰囲気として、クリスマス時点で業務終了ムードが強く、年末の「仕事納め」が実質的に前倒しされている流れが共有された。
- 医療業界の現状として「医師不足」が顕在化し、特に麻酔科医不足により手術停止や救急受け入れ困難が都内でも発生していることが強調された。
- 病院の経営状況は厳しく、約8割が赤字という報道・体感があり、人件費や設備投資の構造が持続可能性を損なっているとの認識が示された。
- 麻酔科医不足:
- 都内でも麻酔科医が確保できず、手術が組めない事例が発生。
- 自動麻酔装置などの技術導入が進むが、現場では安全面含め懸念が残る。
- 2024年の医師の働き方改革の影響:
- 残業規制強化により、緊急手術の体制維持が困難化。
- 「患者を治療したい」志向の強い医師が、時間制限で治療中断を迫られる齟齬が増加。
- 救急への波及:
- 緊急手術の難航は救急車受け入れ不能につながり、地域救急体制に直接的な影響。
- 赤字拡大の構造:
- 医療機関の約8割が赤字とされ、雇用拡大で更なる赤字リスクが高まる。
- 設備投資(豪勢な建物・過剰検査機器)と外部コンサル費用が収支を圧迫。
- 人員確保の困難:
- 需要側(患者数)が地域により減少傾向でも、医師数そのものが不足し、オペ・救急体制が維持できない。
- 高齢化進展と地域人口減(患者減)という矛盾の中でも医療費は増加しており、低価値検査・診療の過多がコスト上昇要因と指摘。
- 診療報酬・薬価の動向:
- 物価上昇率に対して実質的に診療報酬は低下、薬価も引き下げ基調。
- それでも総医療費が増えるのは、価値の低い検査・診療の頻度増による可能性。
- フリーランス増加の背景:
- 残業規制・手当制限下で、スポットで呼ばれるフリーランス麻酔科医の方が裁量・収入面で有利。
- 既に腕のある医師を中心に、病院横断でスケジュールを組む働き方が拡大傾向。
- 文化・倫理面の言及:
- 医師は基本的に「休むより治療したい」志向が強く、制度と使命感の齟齬が現場の不満につながっている。
- ミニマム開業の推進:
- 大規模投資・過剰検査に依存せず、最小構成での開業を支援する方針が示された。
- 外部コンサルへの高率支払い(2~3割以上)による収益圧迫への批判。自己資金中心での持続可能なモデルを推奨。
- 技術活用の再評価:
- 自動麻酔装置など省人化技術の活用は選択肢だが、安全性・運用体制整備が前提。
- 都内含め全国的に「麻酔科医不足による手術停止・救急受け入れ困難」が現実問題として進行していることを確認。
- 病院の赤字構造(過剰投資・高コンサル費・低価値検査増)を是正し、ミニマム開業やフリーランス医師の活用など、資源配分の見直しが必要。
- 制度面(働き方改革)と現場ニーズのギャップ解消に向けた柔軟な運用・代替体制(技術導入含む)検討を継続。
- 緊急医療体制の脆弱化:
- 手術待機・救急搬送の受け入れ拒否増加による患者アウトカム悪化。
- 経営破綻リスク:
- 人員増で赤字拡大、設備投資回収不能による連鎖的な地域医療崩壊。
- 品質低下リスク:
- 低価値検査・診療の増加が医療費膨張と医療の質の低下を招く懸念。
チャプタークリスマスイブイブの放送開始と季節感について 医師不足問題の深刻化医療現場の危機的状況 東京都内でも発生している医師不足 医師のフリーランス化の傾向 医師の給与と労働環境の問題 医療費増加の矛盾と原因 ミニマム開業の提案 行動項目ひめ先生は医師のフリーランス化を推進するための「ミニマム開業」支援に関心のある医師からの連絡を待っている。 プロジェクト同期/状況更新の概要全体概要医師不足とオペ運用への影響病院経営と人員確保のジレンマ麻酔科医のフリーランス化と働き方の変化開業・投資の見直し提案決定・結論リスク・懸念推奨アクション麻酔科医のスポット/フリーランス活用モデルの調査と提携先リスト作成。緊急手術体制の週次キャパシティ確認と不足時の代替フロー(他院連携/技術使用)策定。既存検査・診療の価値評価を実施し、低価値項目の削減計画を作成。設備投資計画の棚卸しとミニマム運用への移行可能性評価。コンサル契約のコスト/価値見直しと再交渉方針の策定。地域人口動態・患者需要の再分析に基づくサービス再配置計画の立案。働き方改革に合わせた柔軟勤務制度(シフト最適化・裁量労働の代替策)の検討。フリーランス医師向けの募集要項・報酬設計案の作成。







