【デカルト9】デカルトは中世の人?近代の人?「神」にこだわり続ける一方で、現代の最新科学からも注目される世界観を打ち出したデカルトの魅力に迫る!#72
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デカルト編の第9話です。
第三省察では神の存在証明が示されますが、それを読む限りではデカルトは「近代哲学の祖」なんかではなく、中世の常識に囚われた人のようにも思えます。
一方、デカルトが主張する「永遠真理創造説」というユニークな学説は、現代の最新の科学からも注目されるような鋭い洞察を含むものでした。
デカルト編も後半戦。果たして彼が本当に「近代哲学の祖」と呼ぶにふさわしい人物なのか、皆さんも考えながらお聴きください。
【目次】
0:00 デカルトは中世の人?近代の人?
4:47 第三省察:神の存在証明にこだわるデカルト
11:42 3つの「神の存在証明」にぜんぜん納得できないタッシー
25:47 意外とあっさり?なぜデカルトは「神は欺かない」と考えたのか
29:22 永遠真理創造説:デカルトは現代の科学をも見通していた?!
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【主な参考文献】
◎おすすめ参考文献
『デカルト入門』 (ちくま新書) 小林 道夫
『デカルト入門講義』 (ちくま学芸文庫) 冨田 恭彦
『哲学者たちのワンダーランド 様相の十七世紀』上野 修
https://amzn.asia/d/100rdzB
『省察』 (ちくま学芸文庫) ルネ・デカルト、山田 弘明 (翻訳)
『方法序説』 (岩波文庫) ルネ・デカルト、谷川 多佳子 (翻訳)
https://amzn.asia/d/0Ml5aZy
◎その他の主要な参考文献
『デカルト哲学とその射程』 小林 道夫
https://amzn.asia/d/cqtvj8t
『デカルトの生涯 〈校訂完訳版〉』 アドリアン・バイエ他
『人間デカルト』 アンリ・グイエ
『デカルトはそんなこと言ってない』 ドゥニ・カンブシュネルhttps://amzn.asia/d/gTwOx2i
『方法序説: ほか』(中公クラシックス) ルネ・デカルト、野田 又夫 (翻訳)
『デカルト形而上学の成立』 (講談社学術文庫) 村上 勝三
https://amzn.asia/d/dS9cof0
【おたよりお待ちしています!】
ご意見や誤りの指摘、二人への質問や要望は、コメント欄か下記「おたより箱」からいただけますと幸いです。
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※哲学の専門家でも研究者でもない二人ですので、誤解や知識不足によって間違ったことを言ってしまうこともあると思います。その際は優しくご指摘いただけるとうれしいです。
【プロフィール】
■タッシー
高知県高知市出身。2006年~2018年までAqua Timezのドラマーとして活動。
バンド解散のタイミングで、1度きりの人生なんだから全く違った形で社会に関わってみたいとの思いから、友人の紹介で(株)LiBに入社し、40歳で初めて会社員となり、しながわと出会う。年齢関係なく、アンラーニング・リスキリングは十分可能であることを証明するため日々奮闘中で、リベラルアーツにも少しずつ興味が出始めてきた哲学初心者。
■しながわ
東京都昭島市出身。「哲学を勉強したいな〜」と思い、京都大学総合人間学部に進学。
しかし大学で学ぶ哲学にはなかなか興味が持てず、法学部に転部。司法試験に合格し、大手法律事務所で弁護士として働く。『日本一やさしい法律の教科書』など、法律の入門書を3冊出版。現在は(株)LiBでキャリアに関わる仕事をしつつ、(株)COTENの歴史調査チームで歴史や思想の調査にも従事。ビジネスパーソンや経営者向けのコーチとしても活動中。
【BGM提供】
・フリーBGM・音楽素材MusMus様 https://musmus.main.jp/
【字幕作成】
・Vrew様 https://vrew.voyagerx.com/ja/