きょうと きものと しごと 〜耳で聴く「令和の着物の仕事展」〜

令和の時代、着物の仕事って、どんな感じなの? 京都染織青年団体協議会が2025年2月に開催した「令和の"きもの"のしごと展」。京都で着物という文化を担う人々の「ワーク」にフォーカスした同イベントは2026年3月に2回目の開催を目指し鋭意企画中。着物×仕事×音声コンテンツもシーズン2に突入! 業界のさまざまなフィールドで活躍するゲストをまねきながら、着物の仕事の「これから」について、よもやま話を繰り広げて参ります! ⛩️京都染織青年団体協議会⛩️ 「京都の和装に関連する各青年層を統合し、相互の緊密な連携により、共通の諸問題を研究すると共に、生産から流通に至る和装を全体的に展望し、その振興に寄与すること」を目的とし、1976年から活動を続ける。現在は、京都の和装に関連する2つの青年会「京都織物卸商業組合青年部会」と「京都呉服青年会」に所属する45歳以下の出向者によって構成される。 👘「令和の着物の仕事展」👘 お召しになる方の美しさと幸せを願ったデザインやものづくり、日本中・世界中へとどける流通、お客様のご要望ときものをつなぎあわせる小売り、長くご愛用いただくための悉皆など、「着物の今」を支える、様々な仕事の深みを感じられる「展覧会」。 BGM:Masahiko Takeda/デザイン:ZKMK/編集:京都雑談制作室

「"きもの"のしごと展」はいかにアップデート可能か〜「鴨川納涼」の現場から(前編)

来年2026年3月に京都みやこめっせで、2回目の開催が決定した「"きもの"のしごと展」。ポッドキャストも「シーズン2」が始動!今回は主催する京都染織青年団体協議会のメンバーが、開催半年前の企画会議をお送りします。 「着物の仕事に直接触れられる場をつくる」という目的は昨年のイベントでいかに達成できたのか?昨年の反省は何なのか?業界における「DX」の可能性、そろばんへの「偏愛」のわけe.t.c...。 京都の夏の風物詩である鴨川納涼の(灼熱の…)現場から、会長、副会長、企画を担当するメンバーの生の議論をお聞きください。ゲスト|キムラ(とある帯メーカー)、ホリベ(とある着物問屋)進行 |ヤシロ(とある着物問屋・協議会副会長) ホスト|アサノ(とある帯メーカー・協議会会長)👘「令和の着物の仕事展」👘お召しになる方の美しさと幸せを願ったデザインやものづくり、日本中・世界中へとどける流通、お客様のご要望ときものをつなぎあわせる小売り、長くご愛用いただくための悉皆など、「着物の今」を支える、様々な仕事の深みを感じられる「展覧会」。昨年の様子は「令和6年度事業報告」よりご覧いただけます。⛩️京都染織青年団体協議会⛩️「京都の和装に関連する各青年層を統合し、相互の緊密な連携により、共通の諸問題を研究すると共に、生産から流通に至る和装を全体的に展望し、その振興に寄与すること」を目的とし、1976年から活動を続ける。現在は、京都の和装に関連する2つの青年会「京都織物卸商業組合青年部会」と「京都呉服青年会」に所属する45歳以下の出向者によって構成される。京都織物卸商業組合青年部会とは:親会である京都織物卸商業組合は繊維の卸の組合であり、その青年部会は45歳までの次期経営者や幹部候補が所属しています。きものの白生地卸業や問屋業、和装小物卸業といったきもの関係だけでなく、和装インテリアの製造卸や寝具製造卸業など多岐にわたるメンバーで構成されていることが、特徴の一つです。自らのプレゼン能力を高める勉強会や、講師をお呼びして知識、知恵を増やす例会など様々な活動を行っています。自ら企画実行のための立案や組織運営を行いますので、社業に繋がる考え方や行動を学ぶ場にもなっております。京都呉服青年会:昭和36年に誕生し、令和6年5月には創立65周年の記念式典を行いました。設立当初から小売専門店や問屋、染匠、メーカー、仕立屋など染め・織り問わず、呉服業界の垣根を越えたメンバーで構成された青年会です。経営者や後継者のみで構成されており、各会員がリーダーとして責任と自覚を持ち、業界の発展のために、会員の交流と親睦に力を入れております。令和6年から新たに女性会員も迎えるなど、時代に即した新しい形で、業種を問わないオンリーワンの業界団体の特徴を活かしながら、明るい未来を描いてまいります。

10-26
20:31

3本目 織の多様さ、色合わせの妙〜襦袢屋×紬問屋×きもの問屋×きもの小売店(前編)

全国各地で織られる着物「紬(つむぎ)」、着物の下に着る下着「襦袢(じゅばん)」、着物の裾の部分に張る裏地「八掛(はっかけ)」……。きものの世界には、様々なカテゴリのアイテムが多数存在します。そして、専門性の高いアイテムを扱うプロフェッショナルもまた、日々京都の町で働いているのです。 今回は「紬」を扱うオオタさん、「襦袢、八掛」を扱うカツラさんにお話しをお伺いします。もともとまったく違う業界で働いていたおふたりは、どのような楽しさを今の仕事に見出しているのでしょう。色や織のもつ軽やかな魅力と底知れぬ奥深さにせまります! ゲスト|オオタ(とある紬問屋)、カツラ(とある襦袢屋)進行 |キムラ(とある着物問屋)ホスト|カメイ(とある着物小売店)  👘登場するキーワード👘 紬(つむぎ)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%AC 襦袢(じゅばん)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%A6%E8%A2%A2 袷(あわせ)[八掛(はっかけ)の説明はこちら]https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A2%B7

09-20
34:59

1本目 「わたしたち」と着物の仕事〜問屋×帯メーカー×小売店(前編)

着物業界は担い手不足。とはいうけれど、では、いかにして京都染織青年団体協議会に所属する「わたしたち」は着物の仕事に携わるようになったのでしょう? 問屋、帯メーカー、小売店といったフィールドで働く協議会メンバーが、それぞれの家業に携わるようになった経緯、背景、思いを改めてお互いに開陳していきます! -------- ゲスト|ノセ(とある着物問屋)、アサノ(とある帯メーカー)進行|ヤシロ(とある着物問屋)ホスト|カメイ(とある着物小売店) -------- 京都染織青年団体協議会HP https://kyoto-senshoku.jp

08-02
37:44

12本目 きものの仕事のこれから:令和六年度協議会の裏話[令和のきものの仕事展 公開収録(2)]

和装や繊維に関する京都の企業で働く45歳以下の「青年」が集まる「京都染織青年団体協議会」。業界初となったイベント「令和のきものの仕事展」を主催し、本ポッドキャストを発信する同団体とは、一体何なのか?令和のきものの仕事展の2日目に行なわれたアフタートークでは、イベントの運営に携わったメンバーが集まり、自分たちがこれまで何を考えながら企画・運営を行なってきたのか、当日に至るまでのプロセスや今回のイベントから見えてきた今後の展望についてお話しました。本配信が本年度の最終回となります。いつもお聞きいただいているみなさま、誠にありがとうございました。またどこかでお会いできることを心から楽しみにしております! キムラ(とある着物問屋)×クロダ(とある着物メーカー)×ホリベ(とある着物メーカー)アサノ(とある帯メーカー)×ヤシロ(とある着物問屋)×カメイ(とある着物小売店)公開収録を実施したイベント「令和のきものの仕事展」(2025年2月21日22日に開催)の詳細はこちらから→ https://kyoto-senshoku.jp/reiwa-kimono-shigoto

03-26
51:53

11本目 「大学生×きもの」その可能性:THE COMPE きものと帯の裏話[令和のきものの仕事展 公開収録(1)]

京都の大学で学ぶ学生から広く「きもののデザイン」を公募する「THE COMPE きものと帯」。最優秀賞を受賞した作品は、実際にきものとして制作されます。実は京都染織青年団体協議会の参加企業が、その制作に携わっています。令和のきものの仕事展では、2024年度の最優秀賞を受賞した有松さんと大学側の窓口をつとめる古川さん、さらに今回実際にきものを制作した木村さんをゲストに迎え、若い世代がきものという文化に与える可能性についてトークが行ないました。 有松里恵氏(嵯峨美術短期大学 在籍 2024年度 学生デザインコンペ「THE COMPE きものと帯」 最優秀賞 京都市長賞受賞)×古川誠氏(嵯峨美術大学・嵯峨美術短期大学 事務部長)×木村むつみ氏(木村染匠 染織作家)ホスト|カメイ(とある着物小売店)、ホリベ(とある着物メーカー)公開収録を実施したイベント「令和のきものの仕事展」(2025年2月21日22日に開催)の詳細はこちらから→ https://kyoto-senshoku.jp/reiwa-kimono-shigoto

03-26
47:08

10本目 届け!生の言葉:「令和のきものの仕事展」トークの裏側〜帯メーカー×きもの問屋×きもの小売店(後編)

「茶道の世界では、仕事をどう伝えているの?」、「いま就職した若者は本当は何を考えているの?」、「学生でも、きものってデザインできるの?」……。前回に引き続き、2025年2月21日(金)22日(土)の開催が迫った「令和のきものの仕事展」についてお届け。運営メンバーが両日開催される3つのトークセッションで、わたしたちが知りたい、聞きたい、伝えたいことを語ります。アサノ(とある帯メーカー)、ヤシロ(とある着物問屋)ホスト|カメイ(とある着物小売店)「令和のきものの仕事展」日時:2025年2月21日(金)22日(土) 11:00〜17:00会場:玄想庵(京都府京都市下京区扇酒屋町301、地下鉄四条駅徒歩2分)入場料:無料・事前予約不要展示内容:業界を知るパネル展示、仕事に触れる出展者ブーストークイベント:伊住禮次郎氏、木村むつみ氏、大原敏敬氏ほかが登壇。トークなどの詳細や最新情報は以下のURLをご確認ください。https://kyoto-senshoku.jp/reiwa-kimono-shigoto

02-09
23:34

9本目 「伝えかた」から考える:「令和のきものの仕事展」とは?〜帯メーカー×きもの問屋×きもの小売店(前編)

「実はお互いの仕事を全然知らない」、「仕事展だからこそ伝えられることって?」、「そもそも業界はどこに向かうの?」……。2025年2月21日(金)22日(土)の開催が迫った「令和のきものの仕事展」。京都で働く業界の若手が自分たちの仕事の魅力・やりがいを伝える同イベントの開催に先立ち、運営メンバーが、その裏側をお話しします。アサノ(とある帯メーカー)、ヤシロ(とある着物問屋)ホスト|カメイ(とある着物小売店)「令和のきものの仕事展」日時:2025年2月21日(金)22日(土) 11:00〜17:00会場:玄想庵(京都府京都市下京区扇酒屋町301、地下鉄四条駅徒歩2分)入場料:無料・事前予約不要展示内容:業界を知るパネル展示、仕事に触れる出展者ブーストークイベント:伊住禮次郎氏、木村むつみ氏、大原敏敬氏ほかが登壇。トークなどの詳細や最新情報は以下のURLをご確認ください。https://kyoto-senshoku.jp/reiwa-kimono-shigoto

02-09
32:40

8本目 「めんどくさい」が教えてくれる?〜きもの問屋×風呂敷屋×きもの小売店(後編)

「50代は、まだ若手」といわれる和装業界で働く20代は日々どんなことを考えているのか。 「伝統」と「非効率」の違いは? 親世代、祖父母世代と、仕事で何を話せばいいの? 前回に引き続き京都染織青年団体協議会に所属する団体のなかから、20代のお三方をお招きした後編。歴史ある業界で働くみなさんの、業務における試行錯誤や日々感じる本音が飛び出します。 ゲスト|カワカツ(とあるきもの問屋)、ニノミヤ(とある風呂敷屋) 進行 |ニシダ(とある着物小売店) ホスト|カメイ(とある着物小売店) 👘登場するキーワード👘 白生地(しろきじ) 着物用に織られた染色されていない白い生地。小売店、問屋やメーカーは、これを仕入れたのちに、悉皆屋(しっかいや)とよばれるディレクターと地の色や柄を相談しながら、オリジナルの着物をつくりあげていく。

01-28
41:41

7本目 20代がみる「あきない」〜きもの問屋×風呂敷屋×きもの小売店(前編)

各所で高齢化が危ぶまれる和装業界。「50代は、まだ若手」という冗談が聞こえてくることも。ただ業界には、20代でバリバリ仕事をこなしている人もいます。 今回は京都染織青年団体協議会に所属する団体のなかから、20代のお三方をお招きしてお話しをお伺いします。令和の業界に飛び込んだ彼らの目に、いまの和装業界はどう見えているのでしょう。 ゲスト|カワカツ(とあるきもの問屋)、ニノミヤ(とある風呂敷屋)/進行|ニシダ(とある着物小売店)/ホスト|カメイ(とある着物小売店) 👘登場するキーワード👘 別注(べっちゅう):すでにある品物をお買い上げいただくのではなく、お客さまからのリクエストに応えるかたちで、ゼロからオリジナルの商品をつくること。別誂え(べつあつらえ)ともいう。 染出し(そめだし):呉服の商品に関する色や柄を決めて、商品制作を依頼すること。発注者と職人の間で、色の詳細や柄の位置・大きさなどを相談しながら、ものづくりを行なうことが多い。

12-27
38:00

6本目 歩ける近さにプロが暮らす町、西陣:糸染屋×帯メーカー×帯メーカー×きもの小売店(後編)

どこからどこまでが西陣なの? 元祖UberEats「仕出し」という文化が根づいた訳は? かつては「西の河原町」と呼ばれダンスホールや映画館があった? どうして世界でも珍しい分業生産が続いているの? 西陣で生まれ育ち、いま西陣働く方々をお迎えした収録の後編では、地域における生活や歴史にフォーカスを当ててお話しを聞いていきます。京都市内における織の産地として、1500年近い歴史をつむいできた西陣にいま生きる人の声をお届けできればと思います。 ゲスト|テライ(とある糸染屋)、ノナカ(とある帯メーカー) 進行 |キムラ(とある帯メーカー) ホスト|カメイ(とある着物小売店)

11-13
38:46

5本目 西陣織:分業が生む無限の色と織〜糸染屋×帯メーカー×帯メーカー×きもの小売店(前編)

屈指の知名度を誇る、京都・西陣を産地とする「西陣織(にしじんおり)」。1500年の歴史のなかで各工程をそれぞれの専門家が担う分業制が発展した西陣では、伝統的な帯や着物、能衣装だけでなく、ネクタイやテキスタイルといった新しい領域でも挑戦が行なわれています。この伝統産業の現場を担う人たちは、いま何を考えながら仕事をしているのでしょう。 今回は西陣から、織の出発点をつくる糸染屋(いとぞめや)のテライさん、帯のメーカーのノナカさんをお迎えし、同じく帯メーカーのキムラさんを進行役として西陣織における仕事の意外な多様性について掘り下げていきます。手描きから3Dまで幅広いデザインの手法や、データの誤差を越えた「勘染め(かんぞめ)」という概念まで、西陣織を支える仕事の裏側に迫ります。 ゲスト|(テライとある糸染屋)、ノナカ(とある帯メーカー) 進行 |キムラ(とある帯メーカー) ホスト|カメイ(とある着物小売店)

10-20
40:07

4本目 「違い」とセンスとSNS〜襦袢屋×紬問屋×きもの問屋×きもの小売店(後編)

着物は日本の伝統的な装いでありながらも、世代や男女の違いで「身近さ」が異なるのも事実です。昭和生まれと平成生まれの感覚の違いや、振り袖に象徴される女性に特化したマーケットなど、ジェンダーやジェネレーションの「違い」に大きな影響を受けています。 前回に引き続き、紬問屋(つむぎどんや)のオオタさんと襦袢屋(じゅばんや)のカツラさんをお迎えした今回は、そんな業界の現状についての生の声をお届けします。SNSなど新しい取り組みにも挑戦するおふたりといっしょに、来年2月に開催予定の「令和のきものの仕事展」についてもディスカッションしていきます! ゲスト|オオタ(とある紬問屋)、カツラ(とある襦袢屋 進行 |キムラ(とある着物問屋) ホスト|カメイ(とある着物小売店)

09-29
40:21

2本目 業界人も知らない!? 着物の仕事の「広さと深さ」〜問屋×帯メーカー×小売店(後編)

「オープンキッチンのように、生の仕事をみてほしい!」、「お客さんの『ほしいもの』をあえて聞かないのはなぜ?」、「織物のデザインではデジタルも大活躍!」……。 京都染織青年団体協議会が2025年に開催予定の「令和の着物の仕事展」。知られざる着物の仕事に直接触れられる場をつくる同イベントの内容について、問屋、帯メーカー、小売店で働く協議会メンバーがディスカッションしていきます! メンバーの仕事に対する思いから見えてきたのは、業界内で働く人でも「着物の仕事」について知らないことだらけなこと。 担い手不足といわれる着物の仕事には、どんな新しい可能性が秘められているのでしょう。 ゲスト|ノセ(とある着物問屋)、アサノ(とある帯メーカー) 進行 |ヤシロ(とある着物問屋) ホスト|カメイ(とある着物小売店) 京都染織青年団体協議会HP ⁠https://kyoto-senshoku.jp

08-26
45:05

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