大きな転換期を迎えている今、私たちはこれからの未来をどう生き抜くか
Update: 2023-09-04
Description
さて、今月の「QT-netモーニングビジネススクール」はスペシャルバージョンです。
「大きな転換期を迎えている今、私達はこれからの未来をどう生き抜くか」を共通のテーマにお話しています。
今日は、私自身が社会人として35年様々な仕事をさせてきていただく中で起きたこと、そこで感じたことをまず簡単にお話したいと思います。実は私が仕事を始めたのはバブルが始まった頃でした。その後バブルを経験し、バブルが一気に破裂し、更にはインターネットバブルというものが発生して景気が良くなってきたと思ったところでリーマンショックにより景気がドーンと落ち、ギリシャ危機で国が事実上"破綻"したり、その後プラットホーム企業(GAFA)が登場したり、この半年は「ChatGPT」に代表される生成AIが発展するなど、この35年の間に本当に様々な変化がありました。
世界に目を転じて考えると、私自身がその35年の中で最初に記憶に残っているのは「ソ連の崩壊」です。実はその当時、私はディーラーの仕事をしていて、まさかソ連が崩壊するとは思わなかったため、多額の損失を出して大騒ぎになったことがあります。
それから30年前には、まさか中国がアメリカを抜く勢いで成長しこれほどまでの大国になるとは、全く想像もつきませんでした。私が社会人になりたての頃は、ヨーロッパとアメリカで成功すれば日本企業は大丈夫ということを皆かたくなに信じていましたが、今は東南アジアと中国で成功しなければ勝てないという時代になりました。そのような中で、超大国米国あるいはソ連がアフガニスタンで負けてしまったり、今ウクライナで起きているように、多くの国々が反対していても強引に他国に攻め込む国があったり、新型コロナウイルスの流行や大震災も起きました。
この1、2年ではSDG、ESGといって、このままでは世界は維持できないのではないだろうかということを若い方々が真剣に議論する世の中になりました。
我々が歴史の科目(世界史・日本史)を読んでいても、これだけ短期でこれほどの変化が起きることは、おそらく過去なかっただろうという20~30年だったと思います。
かくいう私自身も5つの会社で働いてきた中で、2つの会社は破綻をしました。そして、1つの会社では破綻した会社の役員として立て直しを依頼され、アメリカ資本の会社を皆で立て直すという経験をしました。また別の会社では入社して2ヶ月目にメディアの前で不祥事の記者会見をして、担当役員として再発防止策の説明をせざるを得ないという経験をしました。
本当に様々なことを経験してきた中で1つ言えることは、本当に今世界は大きく動いていて、それによって私達1人1人の人生が想定できないような問題に直面する時代になってきたと感じますし、確かにたくさんの尊い犠牲というのはありましたが、結果的に皆で協力して乗り越えて、そして今日があるということです。
毎日朝日を見て、仕事をして、家で家族とご飯が食べられるというのは、結果的に皆こうした事態を乗り切ってきてきたということを忘れてはいけないと思います。「今かつてない大変な時代になっている」と皆は言うけれども、だけどこれまでもたくさんの時代を皆で乗り越えてきているということを忘れてはいけません。
もちろん立場によって違う見方も考え方もあるかもしれません。ただ、大きく言うと人類は様々な問題を乗り越えて、そして明日に向かって立ち上がる力があるということ。今AIが出てきて、これまで人間がしていた仕事がAIに取って変わられるのではないかと言われています。そして、かつてないほどにAIによって世の中は便利になってきていると感じます。そんな中で我々は、きっとこの変化を乗り越えていくとまずは信じること、そしてそのために必要な能力とは何か、あるいは未来を生き抜くためにどういう心構えでいるのかを1人1人がしっかりと考えていくことが大切ではないかと感じています
。「大丈夫だから、どうやって乗り越えていくか皆で考えよう」というマインドでいることが一番大切ではないかと思います。では、具体的にはどうしたらいいのかについては、また次の時間にお話します。
漠然とした不安があると思いますが、まずは自分達が気持ちを強く持ち、「これまでも乗り越えてきたのだから、これからも乗り越えていけるんだ」と思って頑張ることが大切なのです。
「大きな転換期を迎えている今、私達はこれからの未来をどう生き抜くか」を共通のテーマにお話しています。
今日は、私自身が社会人として35年様々な仕事をさせてきていただく中で起きたこと、そこで感じたことをまず簡単にお話したいと思います。実は私が仕事を始めたのはバブルが始まった頃でした。その後バブルを経験し、バブルが一気に破裂し、更にはインターネットバブルというものが発生して景気が良くなってきたと思ったところでリーマンショックにより景気がドーンと落ち、ギリシャ危機で国が事実上"破綻"したり、その後プラットホーム企業(GAFA)が登場したり、この半年は「ChatGPT」に代表される生成AIが発展するなど、この35年の間に本当に様々な変化がありました。
世界に目を転じて考えると、私自身がその35年の中で最初に記憶に残っているのは「ソ連の崩壊」です。実はその当時、私はディーラーの仕事をしていて、まさかソ連が崩壊するとは思わなかったため、多額の損失を出して大騒ぎになったことがあります。
それから30年前には、まさか中国がアメリカを抜く勢いで成長しこれほどまでの大国になるとは、全く想像もつきませんでした。私が社会人になりたての頃は、ヨーロッパとアメリカで成功すれば日本企業は大丈夫ということを皆かたくなに信じていましたが、今は東南アジアと中国で成功しなければ勝てないという時代になりました。そのような中で、超大国米国あるいはソ連がアフガニスタンで負けてしまったり、今ウクライナで起きているように、多くの国々が反対していても強引に他国に攻め込む国があったり、新型コロナウイルスの流行や大震災も起きました。
この1、2年ではSDG、ESGといって、このままでは世界は維持できないのではないだろうかということを若い方々が真剣に議論する世の中になりました。
我々が歴史の科目(世界史・日本史)を読んでいても、これだけ短期でこれほどの変化が起きることは、おそらく過去なかっただろうという20~30年だったと思います。
かくいう私自身も5つの会社で働いてきた中で、2つの会社は破綻をしました。そして、1つの会社では破綻した会社の役員として立て直しを依頼され、アメリカ資本の会社を皆で立て直すという経験をしました。また別の会社では入社して2ヶ月目にメディアの前で不祥事の記者会見をして、担当役員として再発防止策の説明をせざるを得ないという経験をしました。
本当に様々なことを経験してきた中で1つ言えることは、本当に今世界は大きく動いていて、それによって私達1人1人の人生が想定できないような問題に直面する時代になってきたと感じますし、確かにたくさんの尊い犠牲というのはありましたが、結果的に皆で協力して乗り越えて、そして今日があるということです。
毎日朝日を見て、仕事をして、家で家族とご飯が食べられるというのは、結果的に皆こうした事態を乗り切ってきてきたということを忘れてはいけないと思います。「今かつてない大変な時代になっている」と皆は言うけれども、だけどこれまでもたくさんの時代を皆で乗り越えてきているということを忘れてはいけません。
もちろん立場によって違う見方も考え方もあるかもしれません。ただ、大きく言うと人類は様々な問題を乗り越えて、そして明日に向かって立ち上がる力があるということ。今AIが出てきて、これまで人間がしていた仕事がAIに取って変わられるのではないかと言われています。そして、かつてないほどにAIによって世の中は便利になってきていると感じます。そんな中で我々は、きっとこの変化を乗り越えていくとまずは信じること、そしてそのために必要な能力とは何か、あるいは未来を生き抜くためにどういう心構えでいるのかを1人1人がしっかりと考えていくことが大切ではないかと感じています
。「大丈夫だから、どうやって乗り越えていくか皆で考えよう」というマインドでいることが一番大切ではないかと思います。では、具体的にはどうしたらいいのかについては、また次の時間にお話します。
漠然とした不安があると思いますが、まずは自分達が気持ちを強く持ち、「これまでも乗り越えてきたのだから、これからも乗り越えていけるんだ」と思って頑張ることが大切なのです。
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