大きな転換期を迎えている今、私たちはこれからの未来をどう生き抜くか
Update: 2023-09-06
Description
今月の「QT-netモーニングビジネススクール」はスペシャルバージョンです。
「大きな転換期を迎えている今、私達はこれからの未来をどう生き抜くか」という共通のテーマでお話ししています。
将来についてすべてを語りうる専門家というのはおそらく世の中に一人もいないと思いますが、今日は、少し大風呂敷を広げて考えてみたいと思います。この5年・10年ほど「VUCA」と呼ばれるようになりました。一言で言えば、何が起きるかわからない時代です。例えば人工知能やロボットなどのテクノロジーの進歩により、世の中が激変すると喧伝されました。その一方で、AIが組み込まれたアプリケーションを我々はもう当たり前のようにスマホ上で使用し、それがない状態に耐えられないほど浸透しているという側面もあります。VUCAの次に我々が本当に予想しなかったことは、新型コロナウイルスの流行と、21世紀この時代になって1年以上大国が戦争しているというこの事実です。一方で、何が起きるかわからないこの時代の中で、今後起こることが、ほぼ確実にわかっていることは「気候変動」の問題です。30~50年前には地球温暖化が起きるかもしれないといわれていましたが、現在では、それは確実され、日本でも100年に1度の異常気象が毎年起きるようになってしまいました。例えば、今年は東京で日中外に出ると36度、37度と危険を感じる暑さです。理科の教科書に書いてあった百葉箱の中で測った温度が37℃ですから、東京の銀座で測ったらおそらく40℃を超えているはずです。そうすると、私たち人間の肉体としても環境に適合していかなければならなくなったわけです。これらをトータルで考えると、3年先、5年先、10年先というのは、この人類にとって何が起きるのかわかりにくい、もしくは私たちの想像を超えたことが何か起こってしまう時代になってしまったと言えると思います。
最後に戻ってくるのは何かというとダーウィンの話かもしれません。環境の変化に適応した人・生物だけが生き残ることができると考えると、気温のことだけを考えても、私たちの肉体はすでに徐々に変わっていっているのかもしれません。肉体だけではなく、変えられる部分は全て変えていかなければならないのかもしれません。例えば、AIが発展するのであれば、AIの発展に伴って私たちの能力も変えていかなければならないのかもしれません。世の中がどんどん複雑化し、今までのロジックでは戦争をおさめるロジックが作れないのであれば、私たちは、さらに人間に対する洞察を深めて、よい解決方法を見出せる人類の知を獲得しなければなりません。何か大きく物事が変わるということは、人間自身が大きく変わっていかなければいけないということだと思います。変わるとはどういうことかというと、「学ぶ」ということです。自分の考え方を変える、もしくは相手の考え方を変えてもらうためには、自分が学び、相手にも学んでもらい、そしてコミュニケーションのやり方を変え、そして出せる結論を変えていくことを積み重ねていくこと以外に、人類が本当に大きく変わっていく状況の中で、生き延びていく術はないのではないかと感じます。ある日突然「○○さん、考えを変えて下さい」と言われても、今まで20年、30年、40年、50年も培ってきた考え方のパターンや生活パターンは簡単には変えられるものではありません。だからこそ、日々の積み重ねが非常に大事になると思いますし、将来を見据えて子どもの頃から教育システムを変えていく、何を子どもに伝えていくのかを真面目に考え、抜本的に変えていかないと、よい世界にはならないのではないかという気がしています。昔ながらに記憶して、そして記憶したものをマークシートでテストして点数を出すという試験を入試でいつまでやっているのでしょうか。そのやり方でこれから本当に変わっていく世の中に対応出来る人達が育つのだろうか。2つのキーワード「変わる」、「学ぶ」、そしてそれを「続ける」ということが、唯一私たちがこれから先のもう不可避的な大きな変化に耐えうる社会を作れるかどうかの分かれ道になると思います。
では、今日のまとめです。
世の中が大きく変わっていくということを前提としたときに、私達が一体何が出来るのかという問いを頂きました。非常にありふれた答えかもしれませんが、それは我々自身が変わっていく世の中に追従していくために我々自身が変わる、変わるために学ぶ、そして学ぶだけではなくて学び続けるということがとても大切になっていく、そんな時代が訪れていると思います。
「大きな転換期を迎えている今、私達はこれからの未来をどう生き抜くか」という共通のテーマでお話ししています。
将来についてすべてを語りうる専門家というのはおそらく世の中に一人もいないと思いますが、今日は、少し大風呂敷を広げて考えてみたいと思います。この5年・10年ほど「VUCA」と呼ばれるようになりました。一言で言えば、何が起きるかわからない時代です。例えば人工知能やロボットなどのテクノロジーの進歩により、世の中が激変すると喧伝されました。その一方で、AIが組み込まれたアプリケーションを我々はもう当たり前のようにスマホ上で使用し、それがない状態に耐えられないほど浸透しているという側面もあります。VUCAの次に我々が本当に予想しなかったことは、新型コロナウイルスの流行と、21世紀この時代になって1年以上大国が戦争しているというこの事実です。一方で、何が起きるかわからないこの時代の中で、今後起こることが、ほぼ確実にわかっていることは「気候変動」の問題です。30~50年前には地球温暖化が起きるかもしれないといわれていましたが、現在では、それは確実され、日本でも100年に1度の異常気象が毎年起きるようになってしまいました。例えば、今年は東京で日中外に出ると36度、37度と危険を感じる暑さです。理科の教科書に書いてあった百葉箱の中で測った温度が37℃ですから、東京の銀座で測ったらおそらく40℃を超えているはずです。そうすると、私たち人間の肉体としても環境に適合していかなければならなくなったわけです。これらをトータルで考えると、3年先、5年先、10年先というのは、この人類にとって何が起きるのかわかりにくい、もしくは私たちの想像を超えたことが何か起こってしまう時代になってしまったと言えると思います。
最後に戻ってくるのは何かというとダーウィンの話かもしれません。環境の変化に適応した人・生物だけが生き残ることができると考えると、気温のことだけを考えても、私たちの肉体はすでに徐々に変わっていっているのかもしれません。肉体だけではなく、変えられる部分は全て変えていかなければならないのかもしれません。例えば、AIが発展するのであれば、AIの発展に伴って私たちの能力も変えていかなければならないのかもしれません。世の中がどんどん複雑化し、今までのロジックでは戦争をおさめるロジックが作れないのであれば、私たちは、さらに人間に対する洞察を深めて、よい解決方法を見出せる人類の知を獲得しなければなりません。何か大きく物事が変わるということは、人間自身が大きく変わっていかなければいけないということだと思います。変わるとはどういうことかというと、「学ぶ」ということです。自分の考え方を変える、もしくは相手の考え方を変えてもらうためには、自分が学び、相手にも学んでもらい、そしてコミュニケーションのやり方を変え、そして出せる結論を変えていくことを積み重ねていくこと以外に、人類が本当に大きく変わっていく状況の中で、生き延びていく術はないのではないかと感じます。ある日突然「○○さん、考えを変えて下さい」と言われても、今まで20年、30年、40年、50年も培ってきた考え方のパターンや生活パターンは簡単には変えられるものではありません。だからこそ、日々の積み重ねが非常に大事になると思いますし、将来を見据えて子どもの頃から教育システムを変えていく、何を子どもに伝えていくのかを真面目に考え、抜本的に変えていかないと、よい世界にはならないのではないかという気がしています。昔ながらに記憶して、そして記憶したものをマークシートでテストして点数を出すという試験を入試でいつまでやっているのでしょうか。そのやり方でこれから本当に変わっていく世の中に対応出来る人達が育つのだろうか。2つのキーワード「変わる」、「学ぶ」、そしてそれを「続ける」ということが、唯一私たちがこれから先のもう不可避的な大きな変化に耐えうる社会を作れるかどうかの分かれ道になると思います。
では、今日のまとめです。
世の中が大きく変わっていくということを前提としたときに、私達が一体何が出来るのかという問いを頂きました。非常にありふれた答えかもしれませんが、それは我々自身が変わっていく世の中に追従していくために我々自身が変わる、変わるために学ぶ、そして学ぶだけではなくて学び続けるということがとても大切になっていく、そんな時代が訪れていると思います。
Comments
In Channel



