🌸271:最後のひとつ、だれが食べる?「遠慮(えんりょ)のかたまり」?〈日本語聴解 Japanese Podcast〉
Description
🌸「5分でわかる日本語」は、日本語を勉強している人のためのPodcastです。
① 5分くらいで日本の文化や日常生活、日本語の文法や単語について簡単に説明します。② 中級者から上級者まで、特にJLPT N3くらいをがんばっている人に役立ちます。③ 短い時間で効果的に学べるので、忙しい人にもぴったりです。聞いてみてください♪
“Dive into Japanese in just 5 minutes” is a podcast for people learning Japanese.
① Each episode provides a brief and easy-to-understand explanation of Japanese culture, daily life, grammar, and vocabulary in about 5 minutes.② It is useful for intermediate to advanced learners. Especially helpful for those aiming for JLPT N3 level.③ Perfect for busy people who want to learn effectively in a short amount of time. Give it a listen!
【Kindle】https://jpnteachermiwa.my.canva.site/kindle
『読解「Dive into Japanese in just 5 minutes/5分でわかる日本語」with English transcripts for lower to upper intermediate learners』『読解「5分鐘搞懂日語/5分でわかる日本語」中級篇,附繁體中文翻譯』
『Beauty and the Beast/美女と野獣』『Aladdin and the Enchanted Lamp/アラジンと不思議なランプ』『The Little Mermaid/人魚姫』
【台本/Script】
みなさんは、友達と一緒に料理やおかしを食べていて、最後のひとつをだれも食べないこと、ありませんか?ないかもしれませんね。でも、日本ではよくあります。居酒屋でもよく見ます。今日は、そんなときに使われる、ちょっとおもしろい日本語「遠慮(えんりょ)のかたまり」という言葉を紹介します。そして、日本人の考え方がわかる「遠慮」という言葉についても説明していきます。ぜひ最後まで聞いてください!
こんにちは!今日は3月28日です。日本語の先生みわの「5分でわかる日本語」ポッドキャストへようこそ!このポッドキャストでは、JLPT N3くらいの日本語で、日本の文化や言葉について楽しく学んでいきます。
では、まず「遠慮のかたまり」についてです。「遠慮のかたまり」は、みんなで料理やおかしを食べていて、最後にひとつだけ残った食べ物のことです。日本では、自分よりも相手のことを大切にする気持ちが強いです。だから、「他の人が食べたいかもしれない。最後のひとつを自分が食べたら、わるいかな」と思って、だれも食べないことがよくあります。でも、最後に残ったひとつは、そのままだと捨てられてしまうかもしれないので、私はできるだけ食べるようにしていますよ。
この遠慮する気持ち、日本の独特な考えかもしれません。ここから、「遠慮(えんりょ)」という言葉について、3つの辞書の意味と、実際の使われ方を紹介します。
1つ目は、「積極的にしない」という意味です。たとえば、料理を出されて「遠慮なく食べてください」と言われたら、「どうぞ、たくさん食べてください」という意味になります。これは、辞書にある正しい意味です。でも、実際は、「遠慮なく食べてください」と言われても、やっぱり遠慮してしまう人が多いです。
2つ目は、「断る」という意味です。たとえば、「今日はちょっと具合がよくないので、お酒は遠慮します。」というと、「今日はお酒を飲みません」という意味になります。はっきり「飲みません」と言うよりも、やさしくて、ていねいな言い方です。周りの人たちから親切に誘われたけど、断らなければいけないときは、「遠慮します」と言うと、やさしく伝わります。
3つ目は、「〜しないでください」という注意の表現です。たとえば、美術館や博物館などで「撮影(さつえい)はご遠慮ください」と書かれていることがあります。「撮影」とは、写真をとることです。つまり、「写真をとらないでください」という意味です。この表現はやさしく聞こえますが、実は「絶対にしないでください」という強い意味があります。
今日は、「遠慮のかたまり」と「遠慮」という言葉の使い方を紹介しました。日本では、周りの人のことを考えて行動することが大切にされています。「遠慮」という言葉には、そんな日本の考え方がよく出ていますね。
では、ここで問題です!
「遠慮のかたまり」は、どんなときに使う言葉でしょうか?
1. たくさん食べ物が残っているとき
2. 最後にひとつだけ食べ物が残っているとき
3. 食べ物をぜんぶ一人で食べたとき
もう一度、問題を言います。答えは、「2. 最後にひとつだけ食べ物が残っているとき」 です!
今日のポッドキャストはここまでです。このポッドキャストは毎日お送りしています。聞き取りづらいと感じたら、速度を遅くして、簡単だと感じたら速度を速くして聞いてみてください。質問やリクエストがあれば、コメントで教えてください!そして、このポッドキャストの本がKindleから出ました。英語の訳と繁体字の訳がついている本です。興味のある方は、ぜひ読んでみてください。それではまた、明日もお会いしましょう。またね!
【自己紹介】
こんにちは!みわです。北海道に住んでいます。私はOnlineで日本語を教えている日本語の先生です。Xもしています。これからもこのPodcastを聞いてくれたら嬉しいです。質問やリクエストがあれば、コメントで教えてください!
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🌸100:10 0回目記念!みわの自己紹介〈日本語聴解Japanese Podcast〉
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