Discover名古屋ではたらく社長のITニュースポッドキャストEp.755 Apple次期CEOは誰だ?──シリコンバレーで過熱する「ポスト・クック」レース(2025年12月11日配信)
Ep.755 Apple次期CEOは誰だ?──シリコンバレーで過熱する「ポスト・クック」レース(2025年12月11日配信)

Ep.755 Apple次期CEOは誰だ?──シリコンバレーで過熱する「ポスト・クック」レース(2025年12月11日配信)

Update: 2025-12-10
Share

Description

本日は2025年12月8日、月曜日です。今週のシリコンバレーにおいて、最新のAIモデル以上に人々の口端に上っている話題があります。それは「世界で最も価値ある企業の玉座に、次は誰が座るのか」という問いです。


提示されたThe Informationの記事や、Financial Timesなどの主要メディアの報道を統合すると、Apple社内でCEO継承計画(サクセッション・プランニング)がかつてないほど具体化し、加速していることが浮き彫りになってきました。


ティム・クック氏は2011年の就任以来、Appleを製造とサプライチェーンの巨人へと変貌させましたが、彼も今年で65歳を迎えました。一般的な企業の定年年齢に達したことで、投資家やシリコンバレーの関係者は「Xデー」が近いと見ています。


そこで「本命(Favorite)」として名前が挙がっているのが、ハードウェア部門を率いるジョン・ターナス氏(50歳)です。彼は2001年にAppleに入社し、iPadやAirPods、そしてMacの自社製チップ「Apple Silicon」への移行を成功させた立役者です。 Web上の分析によると、ターナス氏が推される理由は大きく3つあります。 第一に「若さ」です。クック氏がCEOに就任したのとちょうど同じ50歳という年齢は、今後10年以上の長期政権を担うのに理想的です。 第二に「プレゼンス」です。近年の製品発表イベントで、彼はクック氏に次ぐ頻度で登壇しており、Appleの「新しい顔」として意図的に露出が増やされています。 第三に「好感度」です。カリスマ性はジョブズに及びませんが、社内での人望が厚く、エンジニアリングと経営のバランス感覚に優れていると評価されています。


対抗馬としては、COOのジェフ・ウィリアムズ氏が挙げられますが、彼は「クック氏に似すぎている」上に年齢も近いため、あくまで短期的な「つなぎ」の役割に留まるとの見方が優勢です。また、ソフトウェア担当のクレイグ・フェデリギ氏も人気がありますが、AppleのDNAである「ハードウェア」のトップであるターナス氏の方が、よりCEOに近い位置にいるようです。


先ほどお伝えしたアラン・ダイ氏のデザイン部門トップ退社や、その他の幹部の流出も、この「世代交代」の前触れと捉えることができます。AIという新しい波が押し寄せる中、Appleは「オペレーションの天才」から「次なるビジョナリー」へとバトンを渡せるのか。その発表は、早ければ来年、2026年にも行われる可能性があります。


Comments 
In Channel
loading
00:00
00:00
x

0.5x

0.8x

1.0x

1.25x

1.5x

2.0x

3.0x

Sleep Timer

Off

End of Episode

5 Minutes

10 Minutes

15 Minutes

30 Minutes

45 Minutes

60 Minutes

120 Minutes

Ep.755 Apple次期CEOは誰だ?──シリコンバレーで過熱する「ポスト・クック」レース(2025年12月11日配信)

Ep.755 Apple次期CEOは誰だ?──シリコンバレーで過熱する「ポスト・クック」レース(2025年12月11日配信)

ikuo suzuki