Vol.18 富山県高岡市/梵鐘【三話】
Description
今回も富山県高岡市の名産、高岡銅器のお話しです。高岡銅器は、およそ400年前から、高岡市で作られている金属を加工してつくる工芸品の総称。名前に銅器とありますが、真鍮や青銅などの銅合金や、アルミ合金、錫、鉄、金、銀などの素材でも、ものづくりが行われています。
株式会社能作はそんな鋳物の製造を100年以上行ってきた老舗メーカー。創業当初は仏具や茶道具の製造から始まった能作さんですが、近年では、テーブルウエアやインテリア雑貨などにも幅を広げています。錫(すず)や真鍮で作られるテーブルウェアは、引き出物としても有名です。そして、2017年にオープンした新社屋には、工場とオフィス、ショップやカフェとイベントスペースを併設し、その佇まいは洗練されたおしゃれな商業施設のよう。
そんな能作さんの新規事業やコミュニケーション全般を指揮する能作千春さんにお話を伺いました。新社屋にかける思い、そのきっかけとなったのはとある親子の工場見学だったのだとか。そして最後は2022年に行った工芸産地を振り返ります。ぜひお聴きください。
https://story.nakagawa-masashichi.jp/240822
番組では職人さんに直接聞いてみたい質問や、ナビゲーターのふたりに対する質問も受け付けております。それ以外にも工芸にまつわるあらゆる疑問や、誰かにシェアしたいとっておきの工芸うんちくなども募集しておりますので、ぜひご参加ください。
詳しくはこちら:「工芸うんちく旅」特集ページ
https://story.nakagawa-masashichi.jp/240822
【次回予告】
次回、新年1発目は「福よ、来い!」という気持ちも込めて、招き猫について掘り下げます。招き猫の産地としても有名な愛知県瀬戸市。日本の焼き物の歴史を語る上で欠かすことのできない日本屈指の窯業地です。工芸うんちく旅で焼き物の産地を訪れるのは、佐賀県有田町に続き2か所目。どんな話が繰り広げられるのか、お楽しみに。
【ナビゲータープロフィール】
高倉泰(たかくらたいら)
中川政七商店による産地支援事業「合同展示会 大日本市」のディレクター・バイヤー。大学卒業後、店舗デザイン・設計の会社を経て、2014年に中川政七商店に入社。日本各地のつくり手と共に展示会やイベントを開催し、商品の仕入れ・販売・プロモーションに携わる。古いものや世界の民芸品が好きで、ならまちで築150年の古民家を改築し、 妻と2人の子どもと暮らす。山形県出身。日本酒ナビゲーター認定。ほとけ部主催。
引地海(ひきじかい)
Pomalo 株式会社 クリエイティブ・ディレクター。大学卒業後、広告代理店を経てフリーの編集者に。雑誌やWEBサイト、イベントの企画・制作・プロデュースを手がけ、2019年よりコンテンツ・エンジニアリング・カンパニー Pomalo(ポマーロ)に参加。11歳から17歳までをアメリカ・サンディエゴで過ごした帰国子女。2児のパパで、趣味はお弁当作りとキャンプ。
Instagram @kaihikiji
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工芸好きアラフォー男子ふたりが工芸の産地をめぐり、
採取してきたうんちくや小ネタを語り合う
中川政七商店ラヂオ「工芸うんちく旅」
うんちくクイズや職人さんへのQ&Aやプレゼントキャンペーンも。
さて次回は、どんな珍道中になるのでしょうか。
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中川政七商店公式オンラインショップには、日本の工芸をベースにつくった暮らしの道具が並んでおります。