ep25-1 「不道徳教育講座」(三島由紀夫さん)
Description
25冊目に扱うのは、三島由紀夫さんの「不道徳教育講座」です。
ご存じの方も多いと思いますが、三島由紀夫さんは戦後の日本文学界を代表する小説家の一人です。
「金閣寺」や「潮騒」といった作品が有名ですね。
政治思想の点などで、三島さんを敬遠される方もいますが、今回の「不道徳教育講座」は、
週刊明星という女性向けの雑誌に掲載されていたエッセイなので、ユーモアにあふれており読みやすい作品です。
今年の3月に大江健三郎さん、坂本龍一さんが亡くなられましたが、
お二人のインタビュー記事で三島さんのことがよく出てくることもあり、粟野さんは三島さんに関心を持たれたそう。
坂本龍一さんのお父さんは、出版社の編集者で、当時三島さんの担当だったこともあり、
三島さんが亡くなった際に、坂本さんは三島さんの遺体と会わせてほしいと警察署に駆け込まれたエピソードがあります。
また、大江健三郎さんは、著書「あいまいな日本の私」で三島さんに言及されています。
さてさて、「不道徳教育講座」は69章のエッセイから構成されています。
(本当は70章だったが、暗殺をテーマにしたエッセイが書籍化された際には除かれたそう)その中から、
粟野さんが個人的に3つをピックアップしてくれました。
今回のキーワードとなる各章をご紹介。
・人の恩を忘れるべし
・キャッチフレーズ娘
・言葉の毒について
今回はこれらのキーワードを、過去に読書の時間で扱ってきた作品の内容と関連付けて粟野さんが解説されます。
詳しくは次回で説明しますね。
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