DiscoverHello,CULTURE. in Podcast第106回 映画『近畿地方のある場所について』徹底レビュー!
第106回 映画『近畿地方のある場所について』徹底レビュー!

第106回 映画『近畿地方のある場所について』徹底レビュー!

Update: 2025-08-14
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taikingとふじもと、2人の音楽マニアが送るポップカルチャー番組「Hello,CULTURE. in Podcast」今回は映画『近畿地方のある場所について』徹底レビュー! (8月11日収録)

「このホラーがすごい!2024年版」で第1位を獲得するなど大きな話題を呼んだ、背筋によるホラー小説「近畿地方のある場所について」を、「貞子VS伽椰子」「サユリ」の白石晃士監督が映画化!この夏大注目のフェイクドキュメンタリーホラーをホラーマニアのtaikingとホラー初心者のふじもとが徹底レビューします!

注意!本プログラムは『近畿地方のある場所について』のネタバレを含みます。

〜STORY〜

オカルト雑誌の編集者が行方不明になった。彼が消息を絶つ直前まで調べていたのは、幼女失踪事件や中学生の集団ヒステリー事件、都市伝説、心霊スポットでの動画配信騒動など、過去の未解決事件や怪現象の数々だった。同僚の編集部員・小沢悠生はオカルトライターの瀬野千紘とともに彼の行方を捜すうちに、それらの謎がすべて“近畿地方のある場所”につながっていることに気づく。真相を確かめようと、2人は何かに導かれるようにその場所へと向かうが、そこは決して見つけてはならない禁断の場所だった。(映画.comより引用)

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トークトピックス

『近畿地方のある場所について』はJホラーブームの到達点的作品!/ホラー特集はしたものの1回丸々ホラー映画特集は初めて/小説投稿サイト『カクヨム』時代から読んでいたふじもと/単行本・文庫本もそれぞれ予習したふたり/単行本から文庫本への変化/映画の設定に基づいて追記修正された文庫本/ホラー初心者のふじもとも大満足!/白石晃士監督ならではの手腕と小説→映像の置き換えの巧みさが光る作品/前半のファウンド・フッテージの圧倒的なクオリティ!/原作のような後味の悪さ、不可解さは小説ならではの味わい/前半の恐怖に対して乗り切れなかった後半/“どれもありそう”と思わせてくれる高クオリティなファウンド・フッテージ/ちょっと前の時代感とアングラ感が出せるニコ生という媒体/インスタライブだと恐怖感が出ない?/「見たら死ぬ動画」の嫌な感じの音/ニコ生「首吊り屋敷」の『ノロイ』感/『近畿地方のある場所について』の前半は『ノロイ』から強く影響を受けている?/昨今のJホラーの源流にある『ノロイ』/『近畿地方』は背筋原作モノでありながら白石晃士の集大成的作品?/机の中の写真の目が動くおぞましさ/女子中学生集団ヒステリーの動画の「ヤバいことが起きている」感/団地のおばあちゃんのシーンは小説版のほうが良かった?/団地で流行っている遊び「ましらさま」の底知れない気持ち悪さ/どう見ても「笑ってコラえて!」っぽすぎるロケシーン/ディテールの細かさが“ありそう”と思わせてくれる/「日本アニメ昔話」の作り込み/ホラー短編集のような前半/川口市の商店街で出てくる首の折れた男の子のビジュアルのエグさ/おかしくなってしまった小沢をビンタで除霊する菅野美穂/怪奇現象や霊的なものに物理攻撃が通用するというフェアさ/『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!』感が増していく後半/車で霊を轢いてしまうシーンはあっても、意図的に轢くシーンは他に例がない/白石晃士イズムを規模の大きいビッグバジェットで映像化してくれた喜び/ホラー映画マニアじゃない人も相当数いたそれぞれの劇場/エンドロールで大声でくっちゃべるなら出てってほしい/これまでにない幅広い層にリーチした『近畿地方のある場所について』/『コワすぎ!』的な方向へのアクセルの踏み方が急だった/『貞子VS伽椰子』はもうタイトルからふざけますという宣言をしている/ジャンルの入れ替わりを明確にしていた『サユリ』とそうじゃなかった『近畿地方』/『コワすぎ!』のエンタメに振り切ったホラー/白石晃士のフィルモグラフィを踏まえて/編集長の家に向かうシーンの『エクソシスト』感/“目が真っ黒”は白石晃士監督の好きなホラー描写/「多分ね、もう駄目なんだよ」は『ノロイ』の引用?/『ノロイ』の超能力少女が『近畿地方』に霊能力者として出ている?/『コワすぎ!』のメインキャラクターも『近畿地方』に登場している?/編集長の隠れ家は『オカルトの森へようこそ』にも登場する?/“白石ユニバース”として同じ世界線を共有する作品も/超怖かった『ノロイ』/現代はメディアの増加によってフェイクドキュメンタリーが作りやすい?/リアルすぎるLOFT PLUS ONEのトークイベントシーン/小説という形でフェイクドキュメンタリーを作り上げた背筋の凄み/カクヨムで様々投稿されてるフェイクドキュメンタリー形式のホラー作品/映画の入場特典で読むことができる書き下ろし短編によってジャンルそのものが変化する感覚がする/『“それ”がいる森』はな〜/ちゃんと筋が通っているからこそジャンルの変遷にも耐えうる/母の息子への狂信的な執着と母性を他者に望む有害な男性性の二面の気味悪さ/白石監督の問題意識を解決してくれる倫理観に安心できる/ホラー初心者にも見やすい良質なエンタメホラーとしておすすめ!/想像のつかない『8番出口』/安易なジャンプスケアには頼ってほしくない!

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