「J3降格の愛媛FC、アルトゥール・ヴィアナが退団へ「日本でも…」」　　J3降格が決まった愛媛FCは、2025シーズン終了後に一部の外国籍選手が退団する見込み。現在ブラジル1部クルゼイロECから期限付き移籍加入中のブラジル人FWアルトゥール・ヴィアナも、チームを去るという。　ブラジル『O TEMPO』は11月26日、クルゼイロの補強計画を特集。「2025シーズン終了後にレンタル先から復帰する選手」にアルトゥール・ヴィアナを挙げると、同選手について「クルゼイロの下部組織出身であるアルトゥールはトップチームへ昇格したが、出場機会は限られていた。今年は愛媛FCへ期限付き移籍したが、日本でも出場時間は少なかった」などと報道。J2リーグ戦で5試合の出場にとどまっているだけに、愛媛退団は必至とみられる。　現在21歳のアルトゥールは、2024年にグレミオの下部組織からクルゼイロへ移籍。加入1年目はＵ20チームの公式戦29試合の出場で11ゴールを挙げ、トップチームでも3試合に出場したが、筋肉系の負傷により離脱を余儀なくされていた。　愛媛FCへの期限付き移籍期間は2025年12月31日までとなっているが、クルゼイロの情報に詳しいサミュエル記者が1月24日に伝えたところによると、クルゼイロとの契約は2026年12月まで残っている模様。ただ、愛媛で結果を残せなかっただけに、クルゼイロ復帰後に2026シーズンの構想から外れ、再び他クラブへ期限付き移籍となる可能性も考えられる。　アルトゥールはブラジルでも日本でも十分な出場機会を得られず、キャリアの方向性を定めきれないままシーズンを終えようとしている。愛媛FCのJ3降格というクラブ事情も、日本での挑戦を難しいものにした要因と言えるだろう。　今後クルゼイロへ復帰したとしても、再び構想外となる可能性が指摘されるなか、21歳という若さを生かし、自らの価値を示せる新天地を見つけられるかが重要になる。結果を残せなかった悔しさを糧に、次のステップでどこまで成長を示せるかが、彼のキャリアを大きく左右することになりそうだ。