RIP TRIP通信 vol.58 【2025.10】Peru編
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RIP TRIP通信 vol.58 【2025.10】Peru編
10月はペルーです!
南米ペルーは、北部から南部まで、どのエリアでもコーヒー栽培が行われている生産国。
今回お届けする豆は、ペルー北部カハマルカ県の小規模な農家さんたちによるコーヒー。JAS認証の基準を満たした栽培方法を行っている3,500軒の農家さんたちのコーヒーを集めてつくられた地域ロットです。
ペルーでは、こうした認証を取得した豆が多いことも特徴。
隣国コロンビアがコーヒーのブランディングに成功してから、ペルーでも、より自国の「地域性」や「特性」を打ち出すよう、さまざまな取り組みを行ったそうです。
ヒロ山本さんとのPodcastでは、「地域性」が話題に。
これまで、生産者はただ素朴に栽培するだけで、そこに「売る」意識はあまりなかった。
売るのはバイヤーであり、バイヤーが価格を決めるため、農家さんが主体的に取り組むことはなかったといいます。
日本では、幼い頃から学校で農業や生産地域について学ぶ機会があり、
私たちのなかに自然に育まれている教育や知識が、商売をする上で役に立っているのだ。
近年、コーヒー産地でも、農家さんが主体的にコーヒーの品質を伝えるため、地域性や特性を出す努力を行っているそうです。
北から南、あらゆる地域でコーヒーが栽培されているペルーでは、バリエーションや幅広いニーズに応えられるよう、その選択肢を増やすことも可能です。
そう考えると、ペルーのどのエリアのどんな地域の豆か、注目しておくと、
今後、他の国のように、聞き馴染みのある地域ができるかもしれません。
今回のコーヒーは、おだやかな酸味とほど良いコクを持つ、バランスの取れた飲み心地。
ちょっと深煎りに仕上げています。
秋めいてきて、ますますコーヒーが美味しい季節。
甘いスイーツと合わせて、ぜひお楽しみください。