「前田大然、旗手怜央、稲村隼人、山田新を擁するセルティック、新指揮官は誰に？」　　スコティッシュ・プレミアシップのセルティックが混乱に陥っている。ブレンダン・ロジャーズ監督がクラブ首脳陣との不和を背景に現地10月27日に辞任し、後任人事が急務となった。ロジャーズは2023年の復帰後にリーグ連覇を重ねたが、補強や将来の契約更新を巡る不満が退任の理由となった。　アイルランドメディア『BreakingNews.ie』は、日本代表FW前田大然、MF旗手怜央、DF稲村隼翔、FW山田新を擁するセルティックの新監督候補を、UKのブックメーカー『Coral』の評価に基づいて整理した。　最有力はオッズ約1.8倍のアンジェ・ポステコグルー監督。セルティックで三冠を含む在任2年で6大会中5冠を獲得しており、サポーターの人気の高さが後押ししている。　続くのはオッズ約4倍のロビー・キーン監督で、現ハンガリー1部フェレンツバーロシュ指揮官だ。アイルランド代表歴代最多ゴール記録を持つ同監督は、英国での監督経験がなく未知数ながら注目を集めている。　3番手はオッズ約7倍でオーレ・グンナー・スールシャール監督。マンチェスター・ユナイテッドでの指揮経験を持つが、2014年にカーディフ・シティをプレミアリーグから降格させ、直近ではトルコのベシクタシュをUEFAカンファレンスリーグ・プレーオフで敗退に導いた後に解任された。　4番手は同率約9倍で2人。ショーン・マロニー監督はマルティン・オニール監督とセルティック暫定体制で30日のファルカーク戦へ臨むが、ヒバーニアンやウィガンで結果を残せず評価は分かれている。　もう一人は、現在ノルウェー1部ボデ／グリムトで成功を収めているヒェティル・クヌートセン監督だ。同監督は欧州での戦いぶりが高く評価されているが、現在UEFAチャンピオンズリーグ出場中の同クラブを離れる可能性は低いと見られている。　同メディアによると、コーラルのジョン・ヒル氏は「ポステコグルー監督のセルティック復帰に多くの支持が集まっている」と述べており、後任レースは同監督を中心に動いているのかもしれない。