心配の先のばしノベーション(1661回)
Description
世界 150万部を突破し、39カ国語に翻訳され、世界中でベストセラーとなっている本書の著者ニック・トレントンさんの言葉に勇気を頂きました
曰く
"ライデン大学の心理学者アンケ・ヴェルスルイスが主導した実験(無作為化試験)は、心配事を完全に打ち消す必要はなく、単に「すぐには心配しない」と自分に言い聞かせるだけでも大きな効果が見込まれることを示した"
"この研究によれば、心配を先のばしにすると、自分と苦痛な思考との間に客観的な距離ができ、不安や考えすぎを減らす「メタ認知」の実践になる。"
"心理学者のエイドリアン・ウェルズは、2010年の「エクスペリメンタル・サイコロジー誌」に掲載された論文で、「メタ心配」(心配について心配すること)が深刻な全般性不安障害につながる可能性があると述べている。"
"「心配の先のばし」は「問題ない。好きなだけ心配していいし、禁止されているわけでもない。ただし、今は心配しないだけだ」と言い聞かせることで悪循環を避ける。
たったこれだけで、心配とメタ心配をやわらげる効果がある。"
ここから私は思いました
1、メタ心配のメタ認知
2、心配を解決せずに先に伸ばす
3、時間を味方につける
1、メタ心配のメタ認知
ついつい心配性の私にとって、どうやって心配をしないことができるようにするのかは、とても勉強になるお話でした
イノベーション活動においても、暗闇の中を一筋の光があると信じて進む道のりなので、とても参考になるなあと思いました
心配している自分を心配してしまう、メタ心配が、一つの要素となっているということに、目から鱗が落ちる思いでした。確かにそういうところ、多分にあるなあと思います
まず第一歩として、メタ心配が始まっているということを自分が客観的に認知すること、つまりメタ認知がとても大切かもしれないと思いました
2、心配を解決せずに先に伸ばす
夏休みの宿題は先延ばしにすることはたくさん経験してきたくせに、心配についてあれこれ考えて先延ばしにはしてない私だったなあと思います
実は、心配というのは、夏休みの宿題でやってた通り、先延ばしていいのだ、むしろ、先伸ばした方がいいのだ、ということは、私の得意分野じゃんかという思いと共に、目から鱗が落ちる思いでした。
決して無理に解決しようとするでもなく、心配したってしょうがないと突き放すわけでもなく、とりあえず先延ばしにしとく、というのは、誰にでもできそうで、しかも効果が絶対というのは、イノベーションだなあと思いました
3、時間を味方につける
何か時間を味方につけるというのが、実は心配への対処としては良いということなのかなあと感じました
特にメタ心配に関しては、実際には、心配をしている自分を心配している状態なので、その先の心配事にぶち当たるまでは、ある程度の時間があるということなのかもしれないなあと思いました
まずは、一旦、心配を先延ばしにしてみよう、と思うことで、少なくとも、メタ心配からは抜け出せる気がします。そしてほとんどがメタ心配が厄介ものなのだとすると、まずは、先延ばして、メタ心配を追いやってみる
すごく簡単で画期的なソリューションなのかもしれないなあと、ぜひとも自分でやってみようと、何か勇気を頂けたような、そんなお話でした
ということで、一言で言えば
心配の先のばしノベーション
先延ばし大王には、得意技じゃん、と思いました
そんな話をしています^ ^
参考:本: STOP OVERTHINKING 思考の無限ループを抜け出し、脳が冴える5つの習慣 著者 ニック・トレントン 訳 児島修 出版 ダイヤモンド社 2025年8月26日発行






















