第155回 ケーキのように分けられないから揉める
Update: 2023-06-08
Description
ある女性が亡くなりました。
資産はご自宅と現預金2,000万円。
自宅評価額は土地4,000万円、建物1,000万円。
合計7,000万円の財産を残されたということになります。
これをご自宅に一緒に住んでいたご主人と長女さん、家庭を持って
独立している長男さんの3人が相続することになりました。
法定相続分で考えるとお父様は3,500万円、
長男と長女は1,750万円ずつ受け取るということになります。
自宅はご主人と長女さんが住んでいらっしゃいますから、
「これを売って現金を作って分けましょう」・・・というわけには
いきませんよね。
「家族は仲良しだから大丈夫と思ってたのに、相続が発生すると揉めた」
ということはよくあることです。
その大きな要因は、
「財産はケーキのようにきれいに切り分けられない」。
つまり、今回の事例のような話しです。
だからこそ、事前にあらゆることを想定し、
2次相続までを見越した相続対策を考えることが
大変重要になります。
この事例、あなたならどんな遺産分割案を提案されますか?
今回は先にちょっと考えていただいてからお聞き(ご覧)に
なることをオススメします。
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