「アーセナル、サカが代表落選の危機？移籍報道に関して主力選手が言及」　　プレミアリーグのアーセナルは、ミケル・アルテタ監督の下で今2025/26シーズンここまで首位に立ち、代表ウィークを迎えた。リーグ戦が一時中断しても、ロンドン北部の名門をめぐる話題は尽きないようだ。　チーム内では新戦力の活躍に注目が集まる一方で、主力選手の去就や代表選考を巡る裏側もUKメディア『Mirror』が報じている。　同メディアによると、イングランド代表MFブカヨ・サカは、同代表チームへの復帰が危ぶまれていたという。ハムストリングの負傷から回復し、クラブではここ5試合で2ゴールを挙げていたものの、同国代表のトーマス・トゥヘル監督は「好調な選手を優先する」という方針を貫こうとしていた。　前回の代表戦でアーセナルのFWノニ・マドゥエケやラ・リーガのバルセロナのFWマーカス・ラッシュフォードが結果を残していたため、大きな変更を避ける意向だったとされる。しかし、マドゥエケがケガにより離脱したことで、サカが再び代表メンバー入りを果たした。トゥヘル監督は「もしマドゥエケが万全なら、サカを招集しなかった可能性もある」と語り、復帰が偶然の要素に左右されたことを明かした。　一方、アーセナルのベルギー代表MFレアンドロ・トロサールは、今2025年夏の移籍報道について言及した。トロサールは2025年8月に昇給を伴う新契約を締結し、残留を決断。　今シーズン序盤はケガの影響で出場機会が限られていたものの、直近8試合で2ゴール2アシストを記録し、アルテタ監督の信頼に応えているトロサール。同メディアによれば、トロサールは「移籍の噂は常にあるが、退団は選択肢ではなかった。アーセナルでの環境に満足している」と語り、残留の意思を強調しているという。　移籍報道を一蹴したトロサール、代表復帰の裏に微妙な駆け引きがあったサカ、アルテタ監督体制下のアーセナルは、選手層の厚みと競争力を増しながら、今シーズンの頂点を目指している。